このブログは,多くの受験生の方が司法書士試験に合格するために開設しました。
    記述論⑥

     こんばんは。

     久しぶりの、記述論やります。今回で、一応最終回です。

     今までの内容をまとめておきます。

     1 答案構成用紙は使わない。
     2 不動産登記の記述式問題の登記記録の記録は先に見る。
     3 『論点』の意味
     4 論点検討作業と答案作成作業の分離
     5 論点喚起

     今回は、『6 時間配分』です。

     平成16年度の本試験以降、記述式問題は、事務処理能力を問う問題の出題が連続しています。

     ただ、事務処理能力と言っても、それは、単に嫌がらせ的に時間をかけさせる問題が出題されているだけです(例えば、『印鑑証明書(Xの印鑑証明書)』と記載させたり、1回目の申請と2回目の申請にあまり連続性がない2回申請問題を出題したり。)。

     ただし、平成20年の不動産登記法の記述式問題の点数が0点での合格者がいたせいか、平成21年度と平成22年度の不動産登記法の記述式問題においては、1回申請問題で、かつ、添付情報の記載が簡単(選択式)になっています。

     いずれにせよ、午後の部は、時間との戦いです。

     そこで、今回は、僕なりの時間配分について説明したいと思います。

    ① 択一式問題と記述式問題を解く順序

     択一式問題を先に解く人が多いと思います。

     でも、僕は、記述式問題から解く方でした。当時から、記述式問題を先に解くのは少数派でした。

     僕が記述式問題から解く理由は、万が一時間が足りなくなった場合に、マークなら適当にすることができるが、記述式問題は、『記述式』であるがゆえ、適当に書いても点数はもらえない。だったら、時間があるうちに、奇術式を解いてしまおう。

     という安易な考えからです。

     ですので、そういう事態にならなければ、どっちから解いても合格することができます。

     そう、大切なのは、どっちから解いても合格できるということです。

     一応択一式問題から解くということで良いと思うのですが、記述式問題から解いてもまったく問題はないという状態に自分を持っていくことができるか、それが大切です。

     3時間で、択一35問、記述2問です。それだけが受験生に与えられたルールです。

     自分は択一式からやらなければならないといって、自分を型にはめるようなことはしなくても良いです。

     もっともっと自由に問題を解きましょう。

     こんなことを言うのもなんですが、答練・模試の問題は難しいため、あまり時間配分の訓練になりません。

     そうであるなら、解く順序を変更する方が、よっぽど実戦的な訓練になります。一度お試し下さい。

    ② マーク作業の時間

     皆さんは、例えば、正しいものを選ぶ問題において、正しい設問で選択していること、正しい選択肢を選択していることを確認し、それを正しく、かつ、綺麗にマークする作業を35回することで、一体どれぐらいの時間がかかっているかご存知ですか?

     僕は病的に綺麗にマークするので(部屋は汚いくせに。)、10分かかっていました。

     多少の前後はあると思いますが、大体10分ぐらいかかります。

     そうすると、上記の『3時間で、択一35問、記述2問です。』というのは正確には誤りで、『2時間50分で、択一35問、記述2問』です。

     皆さんが思っている以上に、午後の部の時間との戦いが厳しいということを頭に置いておいて下さい。

    ③ 択一式の所要時間

     僕が受験生の頃は、

     択一は、1時間半
     記述も、1時間半

     かけることができました。

     が、今は、上記のとおり、事務処理能力が問われているため、そうではありません。

     あくまで僕の目安ですが、

     択一は、1時間(マーク、見直しを含む。)
     記述は、2時間

     でいくのが良いでしょう。

     僕は、記述を早く解くよりも、択一を早く解くことをお勧めします。

     記述の時間短縮には、限界があるということです。

     そんなことはないと思われるかもしれませんが、

     僕は、記述式問題を異常に丁寧に分析していますが、択一とは異なり、記述は、その傾向(特に不動産登記法に関しての出題形式に関する傾向)がつかみにくく、どういう問題が出題されないため、択一を早く解いてできるだけ記述に時間をかけることが望ましいと考えます。

     午後の部の択一は条件反射で解けるようにして、何とか2時間捻出して下さい。

     そこから、2時間のうち、50分は商業登記法に、1時間10分は不動産登記法に充てて下さい。

     これが合格のための黄金の時間配分です。

     嘘です。黄金の時間配分などありません。

     大切なのは、上記のとおり、『3時間(マーク作業を除くと、2時間50分)で、択一35問、記述2問です。』ということ。

     臨機応変に、問題に対応して、その場で適切な時間配分を設定し、3時間で全問解き切るということ強く意識して下さい。

     とは言っても、上記の黄金の時間配分で掲げた時間配分は、参考にしてみて下さい。かなり厳しい時間設定ですが、これが実現できれば、午後の部の科目の全般的な能力が高いことの現れだと思います。

     ところで、臨機応変に問題に対応した適切な時間配分を設定するためには、択一を先に解く場合でも、記述の問題を見ておく必要がありますが、これを嫌う受験生の方は多いのではないでしょうか?

     理由は、精神衛生上良くないから。

     僕の個人的な見解ですが、弱いです。そういう受験生の方は。

     僕からすれば、『一体どういう問題が出るんだろう?』と考えることの方が、先に問題を見て『どういう論点だったけな~?』って考えることよりも、ずっとずっと不安です。

     また、本気で合格する気で本試験で戦うのであれば(この場合、もう事前の準備がちゃんとできたかなんて関係ありません。本試験の現場における『本気』で問題ありません。)、精神衛生などという甘いこと言うべきではありません。

     記述に時間をかけたいなら、脳のどっかに記述の問題を記憶させてあげましょう。

     皆さんの意識していないところで、きっと脳は記述の問題への解答を導いてくれているはずです。

     もちろん、記述を先に見ると、択一がまったく手につかなくなる症候群の受験生の方は、先に記述の問題を見るべきではありません。

     でも、そんな症候群本当にあるのでしょうか?

     勝手に思い込みで自分をその症候群にすることは、いつも一緒に戦っている自分自身に失礼だと思います(いつかみたく、皆さん『自身』に代わって、皆さんに対して、僕は怒ります。『そんな症候群じゃねーよ!』)。

     この点も、一度模試などで試していただくと良いと思います。

     結構模試の話をしていますが、模試だけを受けまくるスタイルの方に一言。

     模試には、出題可能性の高い論点が多くあると思っているなら、それは、間違いです。予備校は、答練と模試を通して出題予想をしているので、模試だけで出題可能性の高い論点を押さえることは無理です。

     もし僕が言っていることが本当か知りたいなら、各予備校の何年分かの答練・模試のパンフレットを見て、模試だけでどれぐらいのズバリ的中があるかを調べてみて下さい。言っておきますが、僕は、この調査をした上で、講師をやっています。

     次に、仮に、模試に出題可能性の高い論点があるとしても、通常過去問を分析することにより導き出される出題可能性の高い論点は同じであるところ、各予備校が過去問を分析することにより作成した模試の問題は、出題される論点が似てしまいため、各予備校の模試を受ける意味がなくなります。

     前にお話ししましたが、模試なんて、僕が講義している予備校とLECさんのとを2、3回受ければ十分です。

     僕は予備校の人間ですが、その前に人間なので、予備校の模試戦略に煽られて模試を受けまくる受験生の方を見捨てることはできません。ちゃんと上記の点を理解した上で、受験する模試や回数を決定して下さい。

     以上のように、模試は論点的な意味ではあまり使えないので、解く順序を変えてみたり、ペースメーカーにするなどの使い方をするのが効率的です。

     長くなりましたが、独りよがりな『記述論』は以上で終わりです。

     最近は、もっぱら、記述式対策講座[理論編][実践編]の不動産登記法のレジュメを作成していますが、楽しいですよ、この作業。

     [理論編]では、全5回の講座なのに、レジュメが250ページぐらいになりそうで、講義をするときが心配でたまりませんが(だって、レジュメが多いのは歓迎される反面、消化不良感があるでしょ?)、

     姫野はこんなにも不動産登記法の記述式問題が大好きなんだということを早く伝えたい気持ちでいっぱいです。

     では、また。


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    記述論⑤
     こんばんは。

     久しぶりの、記述論やります。

     今までの内容をまとめておきます。

     1 答案構成用紙は使わない。
     2 不動産登記の記述式問題の登記記録の記録は先に見る。
     3 『論点』の意味
     4 論点検討作業と答案作成作業の分離

     今回は、『5 論点喚起』です。

     前にも書いたことがありますが(でも、自分で自分のブログは読まないので、未確認です。)、記述式問題を解いていく際には、必ず、論点を喚起する必要があります。

     論点は、いくつかの要素に分けられ、それが問題文の至るところに配置されています。

     そのため、問題文を読む際に、その要素を見て、できるだけ論点の全体像を喚起しておけば、論点に気付かず失点していまうことなどなくなります。

     具体的にいうと、次のとおりです。

    <不動産登記法>

     ・ 登記記録の記録を見て、既に相続登記がされている場合、その相続登記は、(広い意味で)修正される可能性が高いです。これは、前所有権登記名義人の所有権の取得原因をあえて相続とする必要はないのにわざわざそうしているということから喚起しておくべき事項です。

     ・ 登記記録の記録を見て、前所有権登記名義人の所有権の取得日が古い(平成初めとか昭和とか)と、取得時効の成否が問題となる。

     ・ 登記記録の記録の乙区に設定されている抵当権の本数が多いと、順位の変更が問題となり得る。

     ・ 登記記録の記録の乙区に持分上の抵当権が設定されている場合には、及ぼす変更の登記が問題となり得る。

    <商業登記法>

     ・ 登記事項証明書に貸借対照表の電磁的開示のURLが登記されていれば、問題中で、公告方法が電子公告となり、そのURLが職権抹消されるという論点が出題されている可能性が高い。

     ・ 発行可能株式総数と発行済株式の総数が近いと、問題中で、発行可能株式総数を増加する定款の変更をして、募集株式の発行を行う可能性が高い。

     と、思いつくままに書きましたが、実際は、もっともっとあります。

     仮に、上記のような事項を『論点喚起事項』と呼ぶとすると、それをできるだけ多く事前に押さえておいた方が合格するんだと、僕は思っています。

     別に自慢でも何でもないですが、僕は、講師なので、当然、皆さんよりも論点喚起事項は非常に多いです。

     だから、記述式問題で論点を見落として間違うことはほぼありません(ただ、僕の場合、モデルノートの著者であるにもかかわらず、申請情報又は申請書への記載方法をど忘れすることが結構あります。
    )。

     僕が初めて答練を受講したのは、平成13年ですが、それ以来、平成14年に合格し、その直後に講師になってからずっと、僕が講義している予備校の答練の記述式問題は全部解きましたし、他の予備校の問題も結構解いています。その中で思うことは、論点喚起事項が多いと、問題を解くのが楽です。

     別に記述式問題だからといって構える必要はないんだ。難しくない、簡単だ。

     そう思っています。

     もっとも、受講生の皆さんにそれを伝え、理解していただくことは、非常に難しいことです。

     特に、記述式問題で失敗して不合格となっている受講生の方に伝えることは格段に難しいです。

     それを頑張って伝え、理解していただくことが僕の使命であると改めて決意し、僕は、今から記述式対策講座[理論編]不動産登記法のレジュメを作ります。

     今回は、我ながら中途半端な内容になってしまいました。ごめんなさい。

     最後にもう一言だけ。

     記述式問題には、論点の要素が配置されています。その要素を再構築して論点を作り上げることが、記述式問題を解くということです。

     そして、論点の要素を再構築するためには、要素を見た際に、その要素を論点の要素とする論点をできるだけ喚起しておく必要があります。

     これがうまくできれば、論点の読取能力は十分だということになります。

     問題ごとにハラハラドキドキして、ギャンブルのように、論点に気付くことができるかを一か八かで試すような勉強はもうやめましょう。

     問題は、意図的に、つまり、論点に気付けるように作られています(要は、論点のイカサマです。)。←これが論点の要素の配置です。

     だから、配置されている要素から考え得る論点を喚起しておけば、確実に論点に気付けるようになります。

     皆さんは、記述式問題は、ギャンブルじゃない、イカサマだ!というように考えて、記述式対策を行って下さい。

     次回は、とりあえずの最終回、『6 時間配分』についてです。

     では、また。


    記述論④
     こんにちは。

     記述論,シリーズ化できそうです。

     今までの内容をまとめておきます。

     1 答案構成用紙は使わない。
     2 不動産登記の記述式問題の登記記録の記録は先に見る。
     3 『論点』の意味

     今回は、

     『論点検討作業と答案作成作業の分離』

     です。

     


     人間は、色々なことを同時に行うと、ミスを生じさせやすい。ですよね?

     なので、記述式問題においては、

     『論点検討作業』と『答案構成作業』を分離させるべきです。

     この分離を行うことにより、ミスも防げるし、なんといっても、時間の短縮につながります。

     今『時間短縮』という話が出てきましたが、具体的な時間短縮の話は、次々回にお話しします。

     以下、不動産登記法の記述式問題を前提とします。

     不動産登記法の記述式問題は、

     問題文導入部
     問い
     答案作成上の注意事項
     登記記録の記録
     事実関係に係る別紙又は文章

     で構成されています。

     そして、問題文は、上記の順序で構成されているため、その順序どおり読み進めて行く受験生の方が多いと思います。

     しかし、申請すべき登記を抽出する作業(これが、論点検討作業です。)と答案用紙に問いに答える形で記入していく作業(これが、答案作成作業です。)とは、まったく別の思考で行うものであるため、同時に行う必要はなく、また、事実上、同時に行うことも無理です。

     そして、論点検討作業と答案作成作業が別のものである以上、問題文を読む際にも、論点検討作業のために読む部分と答案作成作業のために読む部分とを分離することが効率的です。

     ここでいう『効率的』というのは、ミスも生じないし、時間の短縮にもつながるという意味です。

     具体的には、以下のような読み方をすべきです。

     まず、問いの部分。

     問いの部分には、○○に関する登記を第1欄に書きなさいなどというように、細かい指示がされていますが、これは、申請すべき登記の全部が抽出された後でないと分からないことですから、論点検討作業の段階では、読みません(又は、斜め読みする程度に目を通す。)。

     ただし、申請代理不可事項を指摘させる問題や、瑕疵がある別紙を指摘させる問題というように、論点検討作業に影響がある問いがそこにある場合には、頭に置いておきます。

     次に、答案作成上の注意事項。

     答案作成上の注意事項の部分は、まさに答案を作成するために注意すべき事項が記載されているわけで、答案作成作業において利用するものですので、これも、論点検討作業の段階では、読みません(又は、斜め読みする程度に目を通します。)。

     続いて、登記記録の記録や別紙又は文章を検討していきます。

     そして、それが終われば、問題用紙の余白にでも、

     不動産ごとに、申請すべき登記の全部を列挙します。ここでは、登記の目的と原因ぐらいを書いておけば良いと思います。

     以上で、論点検討作業が終わります。

     続いて、答案作成作業です。

     まずは、どの欄に何を書くのかを確定します。

     申請すべき登記の全部が列挙されていますので、問いの部分を参照しながら、各登記の登記の目的の横に『第3欄』というように、解答欄の振分けを行います。

     次に、答案作成上の注意事項を参照しながら、答案用紙に記入していきます。

     以上が、論点検討作業と答案作成作業を分離するということです。

     『何だそんなものか?』と思われるかもしれません。

     でも、僕は、上記の論点検討作業と答案作成作業の分離は、かなりレベルの高い作業です。

     僕は、合格してからこの作業を行うようになりました(※)。

     ※ 合格してから行うようになったのは、僕が合格した平成14年度の記述式問題では、こんな作業を行わなくても点数が取れたからです。

     この作業を完全に習得すれば、答案作成作業も含めて45分ぐらいでできるようになります(※)。

     ※ ただし、この作業だけではなく、『論点喚起』という方法を併用する必要があります。これについては、次回お話しします。

     もしこの作業を使おうと思う方は、できるだけ早く導入して下さい。

     具体的には、問題を解く際に、『これは、答案作成段階で使用する情報』とか、『これは、論点検討段階で使用する情報』というように、問題文の分類を行ってみて下さい。

     問題文の分類を行うということは、問題文を始めから終わりまで全部読むということですが、上記の作業には、『問題文慣れ』がどうしても必要ですので、地道に頑張りましょう。

     ある程度問題文の分類ができるようになれば、次に、上記の方法を使っていきます。

     初めは、問題文を全部読まないということに恐怖感を覚えるかもしれません。

     でも、大丈夫です。

     論点検討作業において、答案作成段階における情報なんて使いませんし、使えません。

     むしろ、形式的な面(答案作成作業)を捨て、実質的な面(論点検討作業)にいきなり向かい合える分、集中できると思います。

     以上です。

     では、また。

    <予告>
     
     5 論点喚起
     6 時間短縮
      
     
    記述式問題における『論点』

     こんばんは。

     毎日更新の目標がもう昨日で達成できなくなってました。

     遊んでいるわけではなく、まだ記述式対策講座[理論編]の商業登記法のレジュメを作成していたからです。

     平成14年に合格してからも、毎年入手できる記述式問題は全部解いていますが、何問も解く中で生まれてくる感覚的なものを形にしたい。

     そう思って思いつくままに、レジュメを作成しています。

     いつもは、全体の構成を考え、丁寧な項目を立ててから作っていますが、今回は、初めてそういう作業をせずに、思いつくままに、作っています。




     先日書いた僕の記述式論の続きを書いてみます。

     先日書いた記事は、かなり僕の性格というか好みが出ていますが、今回は、結構真面目です。

     今回のテーマは、「記述式問題における『論点』」です。 




     いつも講義で言っていることですが、

     記述式問題は、『問題文あっての論点』ではなく、『論点あっての問題文』です。

     そのため、『論点』は、それを構成する『要素』に分解され、問題文の各所に配置されています。

     そして、記述式問題を解くに当たっては、その分解され配置されている論点を再構成し、論点を作り上げる作業であるといえます。

     僕は、記述式問題を、このような性質のものと捉え、レジュメを作成するに当たっては、論点の概要だけを示すだけではなく、『この論点が出題された場合に、最も気付きにくい問題文は、このような問題文である』というように、いわゆる出題パターンを示すこととしています。

     僕が言うにもなんですが、これが本当にめんどくさい作業です。

     なぜなら、論点の説明のために、記述式問題を作っているようなもんですから。

     でも、そういうレジュメが受験界には絶対必要です。

     択一式対策に、インプットとアウトプットがあるように、記述式対策にも、インプットとアウトプットがあるはずです。

     それを知ってか知らないかは分かりませんが、予備校は、記述式対策=アウトプットとして、演習の講座だけを設定し、その問題数の多さを自慢していたように思います。

     僕は、そういう予備校の現状を、潰します。

     これまでも、旧姫野クルゼにおいて、インプットを重視した記述式対策を行っていましたが、まだまだ予備校の現状を潰すには不十分でした。

     でも、来年開講する記述式対策講座では、それを必ず潰します。

     話を戻します。

     出題パターンまで含めた論点の理解があれば、闇雲に演習をしなくても、落ちない答案どころか、満点又はそれに近い答案を作成することができます。

     僕は、そういう考え方なので、基本的に、同じ記述式問題を繰り返し解く意味はないと考えています。

     記述式問題って、択一式問題とは異なり、初見が凄く大切です。

     なぜなら、初見で論点を発見できないということは、出題パターンを意識して論点を押さえていないことになるからです。

     解答例や解説を見て、論点やそれが分解された要素、配置まで知った上で再度その問題を解いても、もう二度と論点を発見する訓練にならないのです。

     皆さんの記述式対策は、どうですか?

     記述式で不合格になった方は、『問題をもっと解かなければ!』と思っていませんか?

     僕の経験からすれば、厳しい言い方ですが、それは、また不合格になる受験生の考え方ですよ。

     何も僕の講座を受講しないと合格できないと言っているわけではありません。

     記述式問題における『論点』の意味をちゃんと理解して欲しいんです。

     例えば、商業登記法の択一式の過去問を演習する場合には、申請書を作成してみるだけではなく、記述式化しましょう。

     その『論点』を構成する『要素』がどのように問題文に『配置』されているのか?

     それを逐一考える作業をするだけで、皆さんの記述式問題を解く能力は格段に向上します。

     長くなりましたが、今回は、これぐらいで。

     では、また。

     僕の記述論が好評であれば、次のテーマ、『論点検討作業と答案作成作業の分離』を書こうと思います。


    記述式試験の問題の現場での思考

     こんばんは。

     やる気をそがれる出来事から数時間、ようやくまともに仕事ができる状態になりました。

     まあ、それはどうでも良いとして。
     
     平成22年度司法書士試験のための最後の記述式試験の話をしましょう。

     択一式試験の問題だったら、その問題の多くが組合せ問題であることから、知らない知識でも組合せを使って正解を導くことができます。

     これに対して、記述式試験の問題は、その名のとおり、記述式であるわけですから、択一式試験の問題を解くようにはいきません。

     この点を見ると、択一式試験の問題の方が記述式試験のそれよりも解きやすいわけですが、実は、記述式試験の問題でしか使えないこともあるんです。

     それは、


     『常識』


     です。

     『常識』といっても、一般常識とかそういうものではなくて、あくまで司法書士試験の記述式試験の問題の中における『常識』です。

     例えば、問題を解いていて、自分が思いついた申請すべき登記を眺めている場合に、

     それらの登記を申請することが、『常識』かどうかということ、総合的に考えて下さい。

     すなわち、今まで記述式試験の問題を解いた皆さんの経験を最大限に生かし、『あり得るけど無理な登記申請になっていないか?』ということを、答案用紙に記載する前に必ず確認して下さい。

     本試験の記述式試験の問題は、出題ミスはあるものの、近年に限ってみれば、流れや答案用紙記載事項はオーソドックスなものであり、突飛な申請をする問題は出題されていません。

     言い方を変えると、普通の受験生が普通に考えて普通に書くような答案を意識的に作って下さい。

     ここでいう普通の受験生は、成績が普通の受験生という意味ではありません。

     いつもいうことですが、司法書士試験の合格率を見れば、他の受験生が解ける問題だけを解けても、合格することはできません。

     他の受験生が解けない問題が解けて合格できる試験が司法書士試験です。

     だから、ここでいう普通の受験生は、例えば、択一式試験において教授と対話をする学生のように、司法書士試験で求められる知識が備わった人を想定して下さい。

     そのような人が自分自身だと想定して、『あり得るけど無理な登記申請になっていないか?』を確認します。

     例えば、やたらと申請件数が多くなっていないか?

     自分が把握している論点が少な過ぎないか?

     同じような事項を答案用紙に書いていないか?(例えば、不動産登記法の問題でいうと、あの答案用紙に、登記の抹消の申請情報を2つ書くことはないでしょう。)

     答案用紙に空欄の大きさに対して、書こうとしていることが多すぎないか?

     逆に、答案用紙の空欄の大きさに対して、書こうとしていることが少なすぎないか?

     などなど。

     言葉では表現しづらいところがあって、これを読んでいる受験生の方も意味が分からないかもしれませんが、

     頑張って別の表現をすると、

     『独りよがりな答案になっていないか?』

     ということです。
     
     これを確認するだけで、合格をぐっと近くにすることができると思います。

     本番では、必ずやって下さいね。

     では、また。


    麗しき記述式問題対策⑤(最終回)

     こんばんは☆

     今日は,とても良い天気だったので,駆けぬける歓び号に安物の『盗撮防止装置』を付けました(笑)
    麗しき記述式問題対策④
     こんばんは☆

     もっとペースを上げて更新しなければなりませんね(笑)
    麗しき記述式問題対策③
     こんばんは☆

     今日は,わけあって,豪華なディナーの予感…(笑)

     それにしても,ALPINAは,カッコ良い…☆

    photo02.jpg


    index.jpg


     (以上,ALPINAのHPより)


    麗しき記述式問題対策②
     こんばんは☆

     蒸し暑いですね~。

     最近,『野菜生活100』をローテンションを組んで飲んでいますが,一番嫌な日が,『緑の野菜』の日…。

     たくあんの汁を飲んでいるみたいだ…。
    麗しき記述式問題対策①
     こんばんは☆
     
     麗しき記述式問題対策開講でございます。