このブログは,多くの受験生の方が司法書士試験に合格するために開設しました。
    過去問解析講座(9)
    【講座等】
     7/7(日) 平成25年度司法書士筆記試験 記述式検討会@水道橋+USTREAM
     7/20(土) 本試験分析セミナー@渋谷 15時30分〜17時半
    ※ 他にも色々あるのですが,また今度詳細に説明させてください!




     こんばんは。

     今日は,僕が講義している予備校の全国公開模試第3回でした。

     後付け感満載ですが,今日の模試の課題は,本試験のタイムスケジュールに体を慣れさせるというもの。別に,択一式問題が難しいとか,記述式問題が時間内にできなかったとか,そういうことは,もうどうでも良い。というか,はじめからどうも良いこと。

     皆さん,勘違いしているのではないでしょうか?

     もちろん,予備校がその勘違いの原因になっていることは否めないので,皆さんだけが責められるいわれはないわけですが,それでも,勘違いしているでしょう。

     模試の出来なんて,合否とは無関係です。

     『でも,成績が良いと良い感じで仕上がっているのでは?』

     違います。それを,気休みといいます。

     いつもいうことですが,模試で全国1位の人が不合格になっても,それは特段不思議なことではないし,模試で午前午後20・記述式商業登記法は白紙の人が合格しても,これまた特段不思議なことではありません。

     模試とは,そういうものです。

     結局,合否を左右するもの。

     それは,本試験の現場における頑張り,いや,強さ,いえ,粘りです。

     最近こんな話しかしていないので,そろそろやめますが,本試験の現場が勝負です。この当たり前のことをしっかり覚えておいてください。

     今までの自分の勉強に自信が持てなかったり,後悔したりするのは自由ですが,本試験の現場での勝負には,絶対に負けないでください。

     誰との勝負か?

     周りの受験生との勝負だとか,自分との戦いだとか,そういうややこしい話は,この際なし!!!

     もうとにかく,現場で粘るだけです。

     目の前にある問題,既出・未出,既知・不知を判断して,組合せを最大限利用して,解き進める。

     僕の場合だと,問題解くときイメージするのは,

     解きぬける歓び

     BMWのパクリじゃないですよ!

     僕の語彙等では伝えるのが無理ですが,とにかく,

     解きぬける歓び

     


     まだやるかってツッコミは入りそうですが,

     普通に,まだやります,過去問解析講座。

     超直前期も過去問演習が大切ですからね。

     しかも,一緒に解析すれば,効果は計り知れません。
     
     □ 司法書士試験の過去問【平成21年度択一式試験】
              

     


    第15問 譲渡担保

     譲渡担保に関しては,毎年出題される論点に格上げされていますので,本問の判例のほか,過去に出題された判例(当然,H24のものは除きます。)もしっかり押さえておきましょう。未出の判例が気になるところだと思います。そういう受験生の方は,この記事にある最判平18.10.20をご確認ください(なお,リンク先の記事の中にあるリンクは,現在は無効です。)。あと,15問ウに関連して,この記事にある判例は,押さえておいても良いかもしれません。

    第16問 多数当事者の債権債務関係

     過去問によく出題されている絶対効・相対効の部分のご確認,宜しくお願いします。怖いのは,貸金等根保証契約ですが,今からこれをやるのは,出題可能性と内容の点からすれば,避けたいところです。そこで,ここは,思い切って,『貸金等根保証契約においては,極度額を必ず定め,かつ,書面に記載しなければ,貸金等根保証契約は無効となる。』ということだけでも,しっかり覚えておいてください。

    第17問 詐称代理人に対する弁済

     はい,判例の見解,第1説か第2説かどっち?




     第1説ですね。はい,この問題の演習と分析終わり。やるなら,H15に出題された債権の準占有者に対する弁済を題材とする問題です。

    第18問 同時履行

     同時履行の抗弁権は,H23にも出題されていますので,出題されないと思います(もし出題されたとして,今確認しないとその問題が解けないのかを考えてみてください。皆さんなら,解けるはずです。そういう論点は,もう確認しないのが鉄則です。)。

     H23の出題に目を移しますが,留置権は注意が必要です。2年連続の履歴もかつてはありますので。でも,ここでも上記と同じことを考えてみてください。平成25年度に留置権の問題が出題されたとして,テキストにもちゃんと掲載されていて,過去問の多く,それを今までに幾度となくやっているはずの留置権の論点,今この時期に確認しないと,間違えますか? 『いや,大丈夫な気がする。』と思った方,素晴らしい。でも,僕が褒める前に,皆さんが皆さん自身を褒めてください。

    第19問 注文者責任及び工作物責任

     不法行為の出題可能性は高いと思いますが,本問の責任を題材とする問題の出題可能性は低いです。

    第20問 認知

     本問の内容は,どうでも良いです。これは,今の時期に限りません。1回もやらなくて良い過去問です。

     重要なのは,認知を真正面から問う問題が,この第20問で止まっているということ。認知に関する過去問やるか,又はテキスト等の認知の部分を確認するか,どっちかお願いします。

    第21問 内縁

     第20問とほぼ同じことがいえます。ただし,第21問自体も重要です。内縁に関する未出の重要判例を挙げておいきましょうか?余裕がある方は,この記事にある内縁に関する最判平19.4.24を押さえておいてください。
     
    第22問 離婚

     ちゃんとやってください,お願いします。あんまり細かくいいませんが,H23が婚姻だから,次は離婚だ。

    第23問 相続財産

     第23問も,ちゃんとやっておいてください。

     ごめんなさい,長くなりました。以上で,H21の民法の解析は終わりです。




     いきなりですが,投票です。

     超直前期の記事の内容



     では,また。

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     こんばんは。

     続きをやりましょう。
     
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     今回は,第11問からです。

     


     第11問 他の土地を通行する権利

     本問で取り上げられている知識を押さえているのは当然として,過去に出題された公道に至るための他の土地の通行権の判例である最判昭37.10.30を押さえておきましょう。

     なお,前に取り上げた,通行地役権者が承役地の担保不動産競売による買受人に対し地役権設定登記のされていない通行地役権を主張することができる場合は,ちょっと新しすぎて出題されないでしょう。

     でも,僕は,中上級講座をメインで担当する講師として,こういうところまできちっと示すことができるブログが本当に大好きです。

     


     第12問 質権

     ちょっと昔までは,民法対策で質権は不要な時代もありましたが,近年は,重要な項目です。もっとも,質権の出題間隔は本試験1回分であり,平成24年度に出題されているので,今年度の出題可能性は低いと思います。

     ただね,質権の問題で間違うのは相当もったいないです。

     出題可能性は低いですが,このことをまったくやらないと捉えるのではなく,やるべきことを極端に絞るという風に使っていただければと思います。具体的には,テキスト読まないで過去問だけ,とか,その逆とかです。

     


     第13問 抵当権の効力の及ぶ範囲

     まず,平成21年度の合格者の方が,どの過去問やっていたからこの問題を解けたかを考えてみましょう。

     そう,H14-5です。

     そして,次にまたこの論点が出題されるかなどを考えてみる。どういうことかというと,抵当権の効力の及ぶ範囲は,付加一体物の論点のほか,分離物の論点があります。

     平成25年度は,どっちかといえば,分離物の方でしょう。

     じゃあ,平成25年度の合格者の方(皆さんのことです。)は,どの過去問をやっていたからこの問題を解けたかを想像してみましょう。

     そう,H16-9です。

     分かったら,このブログ読むの中断して,直ちに演習せよ。 

     


     第14問 法定地上権

     H21-14の後,H23-14に帰ってきた,THE 第14問(たまたまです。)。

     未出の判例がいくつかありますが(※),それが全部一度に出題されるとは考えられないので,過去問だけやっておきましょう。
    ※ 過去に紹介したものとしては,法定地上権に関する最新判例があります。僕自身,久しぶりにこの記事を読みましたが,案外まともなこと書いてますね,2007年の僕。

     そう,こういう頻出論点は,過去問が多い分,対策が非常に立てやすいのです。




     未出の条文,判例及び先例等は,必ず出題されます。

     それでも僕が,僕の講義を受講すれば余裕で合格できるとの宣言をするのは,未出の条文等だけで構成される問題はほとんど出題されないし,仮に出題されたとして,その問題が合否を左右する問題になるわけがないからです。

     択一式対策講座【実践】の受講生の皆さんは,できるだけ早く講義を受講して,あとはそのレジュメをとにかく繰り返してください。

     例えば,

     まずは,図表+設問全部で1回目。

     次に,間違った設問だけで2回目。

     次に,更に間違った設問だけで3回目。

     最後に,図表だけで4回目。

     設問も重要ですが,それは,図表の知識のイメージ化のためである部分が大きいです。

     したがって,何回か設問解いたら,あとは,図表の読込み(=問題化して暗記)です。

     なお,受講生の皆さんは,過去問集を使った過去問演習は不要です。それは,やり過ぎです。レジュメにやっておくべき過去問はすべて掲載しています。

     では,また。

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    過去問解析講座(7)

     こんばんは。

     いきなりですが,めっちゃごめんなさい。

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     今,過去問分析講座(7)を書こうとして気が付いたのですが,(6)において宿題出してました…。

     早速解答を発表します。

     以下の数字のない数式におけるAからDまでに適切な語句を挿入して,数字のない数式を完成させなさい。

     A + 未成年者 + 承認 = 法定代理人による取消し可
     B + 未成年者 + 承認 = 法定代理人による取消し可
     A +  C   + 承認 = Dによる取消し不可
     B +  C   + 承認 = Dによる取消し可 



     どうせ覚えるならセットでというせこい考えと,4個で1個と捉えておかないと出題事項がずらされたときに対応できなくなるという危機感から出題しました。

     模範解答は,次のとおりです。あくまで「模範」ですので,同趣旨なら正解です。
     
     A:時効完成前
     B:時効完成後 ※時効完成後の「承認」は,時効の利益の放棄の問題であることにご注意を。
     C:被保佐人 ※被保佐人は,未成年者と異なり,中断事由を生じさせる「承認」を単独で可です。
     D:保佐人

     いかがでしたでしょうか?

     


     第6問:割賦払の金銭債権の消滅時効の起算点

     平成16年に知識問題として初出題された判例が推論問題化されたものです。

     このように,かつて知識問題として出題された判例が次に推論問題として出題されるものや,またはその逆のパターンが結構ありますので,過去問で判例を勉強する際には,解説かテキストで理由等を押さえておくことが望ましいです。

     なお,推論問題については,そもそも出題されるのかということから解き方まで色々話したいことがあります。ただ,そんな議論をいつやるのか?今じゃないでしょうって思うので,僕が平成25年度に推論問題は出題されると考えていることだけお伝えしておきます。あと,もう1点。推論問題は,特に予備校の答練等の方が難しいので必要以上に怖がる必要はないこともお伝えしておきます。

     で,第6問ですが,再度推論で出題される可能性が高い論点でもないので,判例の見解とその理由だけご確認ください。

     


     第7問:取得時効

     出題間隔的には,まだ出題されない気もします。消滅時効が総則で,取得時効は占有の規定と絡めて物権でとなるわけですが,僕としては,占有の部分は果実とか損害賠償の話の方が出題されやすいと思うので,取得時効はどうかなと思います。

     ということで,この問題は,さっと解いて正誤と理由をご確認ください。

     ちなみに,僕が好きなのは,設問オ。

     これって,他主が自主に変わるが,変わるのは相続開始後の占有なのであって被相続人の占有は他主のままであり5年間では取得時効は成立しないよって問題ですが,よく考えられています。

     分析事項としては,相続人が他主占有が自主占有に転じたことを主張する場合における,所有の意思の立証責任やその内容を確認しておくことですね。そう,平成8年の判例です。←調子乗ってリンク貼ってますが,時間がある方に限り,ご自身のテキストでご確認ください。
     



     第8問:遺産分割と登記

     ザ・不要な過去問。

     しばらく出題されないでしょうから,遺産分割と登記に関する判例の見解を確認することだけでOK。

     余裕があれば,相続放棄の登記に関する判例の見解を思い出し,更に余裕があれば,遺言と登記までフォローしておきましょう。ただし,余裕がなくても,この判例だけは絶対覚えておきましょう。お願いします。

     


     第9問 立木の物権変動

     この問題とその他何問かある立木の物権変動に関する問題を一応やっておきましょう。

     分析事項はありません。とにかく,事例と結論を覚えるのみです。




     第10問:回復期間中の所有権の帰属

     出題された平成21年度本試験の現場で,僕は,少し怒りを覚えた出題。

     今更この所有権の帰属を出題してどうするのか?

     でも,これが試験委員が好きな最新外し。それは良いとして,この問題はもう解かなくて良いので,即時取得全般とこの判例を押さえておきましょう。我ながら,完璧な対策です笑




     何か過去問を解くよりも,出題予想を絡めた分析の話になってきていますが,大丈夫ですか?

     ただ,分かっていただきたいのは,過去問という素材でも,適切なナビゲーション(ごめんなさい,僕の解説のことを指してまーす!)があれば,華やかな教材になるということです。

     そう,華やかな教材。絶対,ゼミにした方が良いと思うんですけどね~。いつか実現させてみます。

     


     そうそう,先日,松本先生から,記述の推測採点基準をお送りいただきました。
     
     その内容に,正直,僕はひきました。

     まさか採点前答案と点数でここまでの分析ができるとは思っていなかった。

     松本先生,ありがとう。講義で言わない宣言,破棄して良いですか笑?
     


       
     では,また。  

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     こんばんは。

     過去問解析講座(6)は,平成21年度の民法の問題に突入です。

     □ 司法書士試験の過去問【平成21年度択一式試験】
              

     第4問:条件及び期限

     これは,平成24年度に,平成22年度・平成23年度の2回の本試験における沈黙を経て出題。出題間隔としては早すぎる出題であり,平成24年度対策として,条件及び期限の論点の出題を予想することは,かなり難しいことでした。

     でも,平成25年度としては,簡単。出題されないでしょう。

     こういう平成24年度に出題あり,かつ,毎年出題された実績もないという論点は,ばっさり切っていかないと,いつまで経っても終わらないので,皆さんも,ちゃんと覚悟を決めてください。

     第5問:時効の中断

     再度の出題も予想されるし,発展的な内容も出題される可能性がある,つまり解析が重要となる問題です。

     まず,ア。

     未成年者には管理の能力がないので,単独で承認はできず,法定代理人はその承認を取り消すことができます(大判昭13.2.4)。

     この知識の特定には,未成年者承認というキーワードが必要となります。これが,再度の出題に備えるってこと,つまり,抽象化であるわけですが,この2個のキーワードさえ覚えていれば,再度の出題や発展事項に対応できすか?

     ここは重要なので,宿題にしましょう。

     といいつつ,宿題の提示が難しい。今すぐにでも分析事項をいいたいのですが,それをいってしまうと,この企画の意味がなくなるので…どうしようかな~…と1分迷って,以下のような問題にしました。


     以下の数字のない数式におけるAからDまでに適切な語句を挿入して,数字のない数式を完成させなさい。

     A + 未成年者 + 承認 = 法定代理人による取消し可
     B + 未成年者 + 承認 = 法定代理人による取消し可
     A +  C   + 承認 = Dによる取消し不可
     B +  C   + 承認 = Dによる取消し可 






     感覚のズレという問題は,何事にもあるわけですが,皆さんにとって今最も重要な感覚のズレは,答練の問題を本試験の問題と捉えてしまうという感覚のズレです。

     答練の問題と本試験の問題,明らかに違っています。

     でも,予備校は悪くない。

     なぜ悪くないのは機会があれば話すとして,答練の問題を本試験の問題と捉えてしまう感覚が,結構多くの受験生の方にはあります。

     しかも,焦りが重なり,本試験が近くなるにつれ,その感覚のズレは大きくなる。

     そのズレを補正するのが,過去問演習と分析です。 
     
     普通,このズレがいかに合格への障害となっていたかを合格してから知ることになります。

     でも,それでは遅い。皆さんは,今気付いて,今年に合格するんです。

     答練の問題は,本試験の問題じゃない。

     こういう当たり前すぎることを何度も自分に言い聞かせるのも,答練や模試が多く実施されるこの時期の皆さん自身の課題です。

     では,また。

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    過去問解析講座(5)

     こんばんは。

     では,予告どおり,過去問解析講座を始めますよ。

    □ 司法書士試験の過去問【平成21年度択一式試験】
              




     第1問は,外国人の人権に関する問題。

     内容としては,文言説と性質説との対立,入国の自由,地方参政権が問われています。

     内容的には難しくないため,かっこ内に正確に語句を選択できるかが勝負な問題です。

     まず,同じ内容が知識問題で出題された場合に備えましょう。具体的には,マクリーン事件(最大判昭53.10.4)と最判平7.2.28を理解して暗記しましょう。

     次に,小さい分析としては,外国人に関するその他の人権(出国の自由,再入国の自由,在留の自由,国政選挙の選挙権・被選挙権,社会権,政治活動の自由,指紋押捺の不強制等)をしっかり押さえておきましょう。特に,公務就任権に関する最大判平17.1.26は外せません。

     大きい分析としては,本問の問題意識を利用すること。すなわち,本問は,広くいえば『人権享有主体性』を問うものですから,外国人以外で人権享有主体性が問題となるもの,特に『法人』と『公務員』に関する判例を広く押さえておくことが重要となります。




     第2問は,公務員の選挙に関する問題です。

     再度の出題に備えて,取り上げられている判例を理解・暗記するのは当然です。中でも,設問イの題材である最大判平17.9.14は法令違憲判決ですので,重要度は高いです。ただ,誰でも知っている判例なのに問い方が(受験生の方にとって)ひどいって話は,この記事をご確認ください。

     分析も簡単です。第1問と異なり,問題意識を利用するなどといった大きな分析をする必要はなく,公務員の選挙関係のその他の判例を押さえておくことが分析です。




     第3問は,最高裁判所規則と法律との関係に関する問題です。

     この論点は,H16-am2に議院規則と国会法との関係が問われたときから出題が予想されたものでした。

     じゃあ,次はどうなんだ!?ってことですが,順番どおりで次は議院規則と国会法との関係ってことにはならないでしょう。再度出題される可能性は低く,また,知識問題対策をしておくような論点でもないので,こういう論点は,推論を解く訓練をして放置で良いです。この問題やるんだったら,平成25年度対策 憲法の出題実績と重要論点の項目の列挙に掲げられている論点を題材とする答練等の問題を演習する方が絶対良いです。

     H16の憲法の話が出たのでついでに指摘しておきますと,H16-am3の公共の福祉による基本的人権の制約については,再度出題される可能性は高いと,僕は考えています。H18-am1の解散権の所在についても,同様です。




     という感じで解析していきますので,宜しくお願いします。

     明日は,平成21年度の民法の解析です。

     では,また。

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    過去問解析講座(4)


     こんばんは。

     さて,そろそろ過去問解析講座を本格的に開始しましょう。

     時期を問わず,過去問を中心とする勉強が大切です。

     ガイダンス等でいつもいうことですが,法務省は,かつて筆記試験問題の持ち帰りを認めるに当たり,今まで認めなかった理由の一つとして,その性質上,過去に出題した試験問題との重複が避けられないことを挙げています。

     直前期,今までの勉強とこれからの勉強,前者につき後悔が,後者につき不安・迷い・焦りが生じているのではないでしょうか?

     でもね,本当に大切なことは,過去問を理解し,暗記し,分析することです。突き詰めると,ここに至ります。答練や模試なんて合否に関係ないって話を講師が自信を持ってするのは,結局は,過去問の理解が合否を決定することを知っているからです。少なくとも僕はそう。

     まずは,決めよう,過去問中心にすると。

     そうすれば,過去問は未来問となり,皆さんを合格させる。

     明日から,平成21年度の問題を使って過去問解析講座やります。

    □ 司法書士試験の過去問【平成21年度択一式試験】
              

     科目は?

     民法からじゃありません。午前の部第1問,憲法からやります。

     あと,結構宿題というか,指示というか,命令を出します笑 これやって!あれ確認して!とか。これ,僕が仮に直前期に過去問解析講座ってゼミ?担当していたとすれば,必ずゼミ生の方にやっていただくことなので,無理のない範囲でやってください。

     では,また。明日正式開講です。

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    過去問解析講座(3)

     こんばんは。

     過去問解析講座(3)を始めます。

     前回の最後には,設問を抽象化する問題を出題しました。

     設問の抽象化とは,次に同一の判例等を題材とする問題が出題された場合に,その問題を見て,『あっ,過去問にあった!』ということを思い出すとともに(思い出すだけでは×),正誤の判断を正確にすることができるようにするために行う作業です。

     例えば,『代理』と『着服』という2つの用語から,皆さんはどういう設問が出題されているのか分かりますよね?分からない方は,基礎講座受講し直すか,竹下先生のデュープロか,山本先生のオートマかを読んでください。

     抽象化ってのは,そういうことです。

     過去に何度も出題されている判例等であれば,それらの出題を比較することにより,『この判例が出題される場合は,この用語は必ず使用されるんだな!』ってことが分かりますから,抽象化はし易いです。

     これに対して,一度しか出題されていない判例等になると,出題者によって表現が大幅に異なることがあるため,過去に出題があるのに失点してしまうってことが普通にあります。

     なお,失点の原因は,抽象化ができていないことももちろんですが,膨大な過去問の知識量に押し潰されている可能性もあることをお忘れなく。そのため,過去問を繰り返し演習しており,過去問集では王様(前回参照)という方は,抽象化にだけ集中できるので,有利です。(あまりいないとは思いますが)このブログをなぜか読んでいる初学者の方は,まずは,当該過去問集で正解できるよう(当たり前ですが,選択肢は使用しないこと。全問個数問題として解答してください。),テキストと過去問集を繰り返してください。絶対的な勉強量は,必要です。

     では,前回の答え合わせをしましょう。

    【設問1】(H19-10-ア)
     共有者の一人が共有者間の協議に基づかないで農地である共有地を造成して宅地にする工事を行っている場合には,他の共有者は,当該共有者に対して,当該工事の差止めを請求することができる。

    【設問2】(H17-10-エ)
     Aが勝手に甲土地の宅地造成工事のために甲土地に土砂を搬入したとしても,Aは,自己の持分に基づき,甲土地全体を使用収益する権原を有しているから,Cは,Aに対し,自己の持分権に基づく妨害排除請求権を行使して,甲土地上に搬入された土砂の撤去を請求することはできない。



     上記の設問は,いずれも最判平10.3.24を題材とするものです。

     抽象化すれば,『共有』と『宅地造成』です。この2つの用語を見ることにより,脳内検索を行い,最判平10.3.24を思い出す必要があります。

     ところで,最判平10.3.24が一番言いたいことを明らかにしている設問は,上記の設問のうちいずれでしょうか?

     それは,【設問2】の方です。最判平10.3.24は,共有者の一部が勝手に農地を宅地に造成使用としている場合,他の共有者は,その差止めに加えて,原状回復も可能としているからです。そうすると,最判平10.3.24を題材とする問題でも,差止めの方を出題する設問と,それに加えて原状回復の方を出題する設問がありますので,ちゃんと区別した上で押さえておく必要があります。本試験では,対話問題におけるアホな学生が,教授に『勝手に農地を宅地にした場合,どんな請求ができますか?』って問われたことに対し,『差止め請求は可能ですが,原状回復請求はできません。』って回答した場合,ちゃんと区別して覚えておかないと,ひっかかってしまいますから。つまり,上記【設問1】と【設問2】は,【設問1】が平成19年度の出題で新しいものの,重要なのは平成17年の出題である【設問2】の方ということです。

     もう一つ,ところで。

     最判平10.3.24の実際の事案が,上記設問における農地宅地事例であったわけですが,最判平10.3.24は,当ては目をする前に,一般的なことを述べています。以下に引用します。

     

     共有者の一部が他の共有者の同意を得ることなく共有物を物理的に損傷しあるいはこれを改変するなど共有物に変更を加える行為をしている場合には,他の共有者は,各自の共有持分権に基づいて,右行為の全部の禁止を求めることができるだけでなく,共有物を原状に復することが不能であるなどの特段の事情がある場合を除き,右行為により生じた結果を除去して共有物を原状に復させることを求めることもできると解するのが相当である。

     

     何のために引用したか分かりますか?

     そう,この最判平10.3.24という重要判例は,過去に何度も農地宅地事例で出題されているものの,必ずしも農地宅地事例で出題されるとは限らないということです。

     そうすると,上記の『共有』と『宅地造成』というキーワードも当然押さえておく必要はありますが,それにとどまらず,『勝手に変更事例』においても,差止め+原状回復を請求することができるということも押さえておく必要があります。

     一見,誰でも使用する過去問集を中心に置く勉強であり,地味で,誰でもやるものであるがゆえ効果が薄そうな感じがある過去問解析。本当は,とても深く,完璧な過去問解析があれば(そもそもそれが存在するのか分かりませんが,僕はそれを目指しています。),確実に合格することができます。

     過去問は,何が(論点),どういう風に(形式)出題されるかが隠された宝庫です。いえ,隠されてもおらず,受験生の方がちゃんと見ていないだけです。

     受験生の方がちゃんと見ていないって話に関連する話,ちょっとして良いですか?

     受験生の方がする,マークミス。

     本試験の問題の導入部をよく見てください。『正しいものの組合せ』とかそういう部分,ちゃんとゴシック体になっていますよね?めっちゃ親切じゃないですか?にもかかわらず,正しいものと誤っているものの選択を間違う?2と3を取り違えてマークした?  あり得ませんし,救いようがありませんね。

     そんなしょうもないことで落とされてはダメです。ちゃんとマークしてください。この部分は,まさに皆さん自身の問題であり,僕たち予備校関係者がどんな手段を使っても,治せないところです。治すのは簡単です。見直せば良いんです。しかもその見直しは,内容の見直しではなく,マークミスの有無だけの確認です。単に『見直す』のではなく,まず『マークミスの有無の確認』,次に『内容の見直し』というように,見直しのやり方というか内容というか順序についても,一度考えてみてください。

     話を戻します。

     が,今回で抽象化の話は終わり。で良いですか?

     大体の内容が分かれば,あとは実践のみです。

     具体的な問題(前回予告したとおり,平成21年度前後の問題から)を検討していこうと思いますが,いかがでしょう?

     賛成の方は,記事の最後の『拍手』でもしてやってください。

     では,また。 
     
    【過去問解析講座】
     過去問解析講座【ガイダンス】
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     過去問解析講座(2)


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    過去問解析講座(2)

     おはようございます。

     過去問解析講座(2),始めます。

     過去問解析講座【ガイダンス】
     過去問解析講座(1)

     まず,前回の確認。

     過去問を演習する意義は,次の本試験において過去問と同一の論点・知識を問う問題が出題された場合に,過去問と同一であるがゆえに,スピーディかつ正確に,解答することになります。

     その上で,平成24年度の問題のうち,過去問の知識だけで解ける問題を示しました。

     前回は真正面から書きませんでしたが,前回掲げた【平成24年度の問題のうち,過去問の知識だけで解ける問題】の中に正解できなかったものがある場合,それは,『過去問がちゃんとできていない証拠』です。厳しい言い方ですが,こういうところに過去問がちゃんとできているかどうかの基準をもってこないと,他に判断基準がありませんから,我慢してください。

     大丈夫です。何とかなります。まだまだ時間はありますから。むしろ,今から本試験までの時間ぐらいが,合格にはちょうど良いです。話はそれますが,オリンピック選手の凄さは,その身体能力もそうなんですが,4年に1回のチャンスに自身を最高の状態に持ってくるという点にあると思います。もし司法書士試験が4年に1回しか実施されなかったとすると,その調整は,非常に難しくなるでしょう。これは,3年に1回でも,2年に1回でも同じです。1年に1回であることは,チャンスです。丁寧に丁寧に皆さん自身を仕上げていきましょう。

     では,今回の内容です。

     実は,この過去問解析講座は,実際の講座としてもやったことがないので,過去問に関する情報をできるだけ多く提供するということ以外,その運営,というかどういう順序で記事を書いていくかは,手探りの状態です笑

     で,何を書こうかと考えていて思いついたのが,やはり,実践的な過去問解析を示すことです。具体的には,平成21年度の過去問の解析を一緒に行うことです。なぜ平成21年と思われるかもしれませんが,理由は簡単で,過去問と同一の論点・知識は,3回の本試験を経て出題されることが多いからです。平成25年度を基準とすると,平成24年,平成23年,平成22年度が3回の本試験ですから,平成21年度から解析していきましょうってことです。

     ただ,その前にもう少し過去問解析自体についての理解が必要かなとも思いますので,結局,上記の平成21年度の過去問の解析は予告ということにしまして,前回の続きである,ピンとくる状態にどうやってなるのかって話をしようと思います。

     ピンとくる状態。もっとかっこ良い表現ありませんかね…?まあ,それは良いとして,皆さん,考えましたか?なぜ,本試験で出題されている過去問の知識に気付かないのか?あれだけやった過去問演習に意味はなかったのか?

     なぜ気付かないのかは簡単で,覚えていないからです。
     過去問演習に意味がなかったかといえば,それはあり得ない。

     一見,矛盾するようですが,そんなことはありません。

     過去問演習に意味はあるが,覚えていないという状態は,多くの受験生の方に見受けられる現象です。

     過去問演習を繰り返せば,解答を覚えてしまうようにもなるわけで,当該過去問集を演習する上で,皆さんはキング又はクイーンです。

     でも,そのキング又はクイーン状態は,皆さんの過去問集という国の中でいえることであって,他の国,これが本試験ですね,その他の国においては,とても威張れる状態にないわけです。

     そこで,皆さんは,他の国である本試験でも威張れる(解ける)ように,皆さんの過去問集だけに収まらない実力を付ける必要があります。

     これが,『本当に覚える。』という作業です。イコール,ピンとくる状態になるための作業です。

     では,答えを明かしましょう。

     ピンとくる状態になるための作業は,抽象化です。

     過去問について,問題ごとあるいは設問ごとに,究極の抽象化を行い,本試験の現場においてそれを事例等に当てはめます。

     一緒にやってみましょう。

     以下の2つの設問を抽象化してください。

    【設問1】(H19-10-ア)
     共有者の一人が共有者間の協議に基づかないで農地である共有地を造成して宅地にする工事を行っている場合には,他の共有者は,当該共有者に対して,当該工事の差止めを請求することができる。

    【設問2】(H17-10-エ)
     Aが勝手に甲土地の宅地造成工事のために甲土地に土砂を搬入したとしても,Aは,自己の持分に基づき,甲土地全体を使用収益する権原を有しているから,Cは,Aに対し,自己の持分権に基づく妨害排除請求権を行使して,甲土地上に搬入された土砂の撤去を請求することはできない。



     解答というか検討は,次回に行います。

     では,また。

    過去問解析講座(1)
     こんばんは。

     過去問解析講座(1),始めます。

     過去問解析講座【ガイダンス】

     過去問解析講座(1)の内容は,過去問を解くこと(演習)について考えることです。

     過去問を解くことにより,どういう論点・知識が,どういう形で出題されるのかが分かります。

     そして,次の司法書士試験には,過去問の中の論点・知識が一定の割合で出題されますから,そのときに確実に得点することができるようにしておく必要があります。だから,繰り返し同じ問題の演習を続けるわけです。

     既に同じ知識・論点が2回以上出題されている場合には,いわゆる『形を変えて出題される』の具体的な意味が分かりやすいと思います。これに対して,まだある論点・知識が1回しか出題されていない場合には,その論点・知識の内容を押さえるほかに,どんな形に変わり得るかという点も考えておく必要があります。

     以上,難しい言い方をしましたが,要は,過去問を演習し,その論点・知識を理解・暗記しておいて,本試験の現場において,過去問と同一の論点・知識が出題された場合に,ピンと来る状態,『あ,これあの過去問と同じだっ!』って状態にしておくことが重要となります。

     では,どうやって,そのピンと来る状態を作り上げれば良いのでしょうか?

     特に,今年の本試験において,択一式問題の基準点に満たなかった場合において,過去問の知識だけで解ける問題(以下を参照。過去問の知識を類推して解ける問題は含みません。)を落とした受験生の方は,必ず,どうすればピントくる状態になれるのかっていうのを真剣に考えてください。

    【平成24年度の問題のうち,過去問の知識だけで解ける問題】
     民 法 H24-6・7・9・10・12・14・15・17・18・19・21・22・23
     刑 法 H24-24
     民訴法 H24-1・2・4
     民保法 H24-6
     供託法 H24-10
     不登法 H24-15・16・17・18・19・20・22・23・24・26
     商登法 H24-33

     以上,過去問解析講座(1)でした。

     では,また。