このブログは,多くの受験生の方が司法書士試験に合格するために開設しました。
    平成26年度司法書士試験の分析(14)-午後の部第37問(商業登記法の記述式問題)
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     平成26年会社法等一部改正一問一答問題集
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     紹介記事は,こちらから。
     




    【夏のイベント等】

    7/21(月) 平成26年度本試験分析セミナー@渋谷校 16:30〜18:00

    本試験分析セミナー〔渋谷校〕インターネット(Ustream)での視聴はこちら
     本試験分析セミナーレジュメ(1)(2)のダウンロードはこちらから



    8/2(土) 平成27年度対策 会社法改正&記述式対策@小倉校 13:00〜14:30
    8/2(土) 平成27年度対策 会社法改正&記述式対策@福岡校 16:30〜18:00
    8/3(日) 平成27年度対策 会社法改正&記述式対策@熊本校 13:00〜14:30
    ※ 今年も九州遠征あります。今年は,九州と名古屋でしかやらない会社法改正&記述式問題対策です。お楽しみに。


    8/9(土) 中上級者のための合格の方法論@渋谷校 14:00〜15:30
    ※ ここから正式に始まる平成27年度司法書士試験対策。各科目の出題傾向と対策を説明させていただきます。

    8/10(日) 第1部 平成26年度本試験分析セミナー@梅田校 14:00〜14:45 
            第2部 中上級者のための合格の方法論@梅田校 14:45〜15:30
    ※ 今年も藤岡先生と一緒にガイダンスさせていただきます。僕は,第1部の担当です。

    8/24(日) 平成27年度対策 会社法改正&記述式対策@名古屋校 14:00〜15:30
    ※ 上記のとおり,会社法改正&記述式問題対策のガイダンスは,名古屋と九州でしかやりません。しかも,名古屋は,九州の後なので(同じ内容の4回目の講義です。),良い講義にしかならないはずです(笑)

     


     こんばんは。

     久しぶりに平成26年度司法書士試験の分析をやりましょう。

     また,結構久しぶりなまともな記事になります。

     


     平成26年度司法書士試験の商業登記法の記述式問題においては,久しぶりに,出題ミスがありました。

     その出題ミスとは,印鑑証明書の通数を計算するための情報の欠如です。

     僕は,あと少しすれば刊行される無敵の司法書士の中の商業登記法の記述式問題の解説において,1通又は4通という解答を示していますが(この通数は,僕が講義している予備校の解答例と同じです。),これ以外の通数でも正解としなければならないほど,問題文の作りとしてはずさんです。

     そうずさんなんです。一見。いや,一見というか,おそらく。

     すなわち,今でも拭えない疑念として,出題ミスと思わせておいて,「所要の記名・押印がされているもの」とされていることから届出印あり・必要な印鑑証明書はEの印鑑証明書1通という結論があります。

     でも,それは,今までの傾向からすれば,考えられないぐらいおかしなことなんです。

     その証拠を,僕の予備校における講義で実際に配布する資料を使いながら証明しましょう。


     【商業登記規則61条4項の印鑑証明書に関する情報】


     この資料から分かること,それは,「所要の記名・押印がされている」という情報は,毎年当たり前のように示されているのであって,届出印の有無はそこから追加される情報であるということ。

     僕が大好きな出題手法として,H25,H18の出題手法があります。具体的には,上記資料の「※3」をご確認ください。
     
     でも,この出題手法は,従前の代表取締役が退任しない平成26年度司法書士試験の問題では使えません。

     したがって,平成26年度司法書士試験においては,届出印の有無に関する情報が他に示されるはずだったのですが…。

     じゃあ,受験生としてどうすべきであったか?

     これは,僕が要求するレベルが高すぎるのかもしれませんが,


     受験生の方には,


     本試験の現場で,


     「試験委員,届出印に関する情報を忘れてるやん。」


     というツッコミを入れていただきたいと思います。


     このことは,現場で出題ミスに気付くということを意味しているため,上にも書きましたが,かなりレベルは高いです。

     
     でも,無駄な動揺(自分だけが印鑑証明書に関する情報を見落としているんじゃないか!?という動揺)を生じる方は,特に,ちゃんと過去の答案作成に当たっての注意事項を整理し,解答に生かすようにしていただければと思います。

     
     あと,いつも僕がいう記述式問題の解法というのは,上記の資料の内容が頭に入っている状態です。


     こういう本試験の現場での役立ち度が高い情報は,ちゃんと解法として学ばないと,習得できません


     記述式問題をいっぱい解く,繰り返し解く,答案構成用紙を綺麗にまとめて問題文の概要を掴むなど,受験生の方は色々な記述式問題対策を行っているようですが,どのような対策を行うにしても,現代の記述式問題を確実に解くためには,解法の習得が欠かせないということを,改めてここで断言させてください。

     では,また。


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    【平成27年度司法書士試験対策】

     記述式問題の分析のアプローチ(1)

     平成26年度司法書士試験の分析(1)ー午後の部第15問ウ【追記あり】
     平成26年度司法書士試験の分析(2)ー午後の部第36問(不動産登記法の記述式問題)
     平成26年度司法書士試験の分析(3)ー全般【追記あり】【再追記あり】
     平成26年度司法書士試験の分析(4)ー全般
     平成26年度司法書士試験の分析(5)-【速報版】民法の過去問からの出題数
     平成26年度司法書士試験の分析(6)-午前の部第28問エ
     平成26年度司法書士試験の分析(7)-試験上の注意事項と携行品
     平成26年度司法書士試験の分析(8)-午後の部第7問ウ【追記あり】
     平成26年度司法書士試験の分析(9)-本試験分析セミナーのレジュメ作成等
     平成26年度司法書士試験の分析(10)-本試験の現場における比較問題対策
     平成26年度司法書士試験の分析(11)-午後の部第37問(商業登記法の記述式問題)
     平成26年度司法書士試験の分析(12)-本試験分析セミナーのレジュメ 
     平成26年度司法書士試験の分析(13)-午後の部第36問(不動産登記法の記述式問題)

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    平成26年度司法書士試験の分析(13)-午後の部第36問(不動産登記法の記述式問題)
    【夏のイベント等】

    7/21(月) 平成26年度本試験分析セミナー@渋谷校 16:30〜18:00
    ※ 同時中継もあります。
    ※ もうこのセミナーにて,平成26年度司法書士試験のことは良い意味で忘れ,平成27年度司法書士試験に向かって走り出しましょう。


    8/2(土) 平成27年度対策 会社法改正&記述式対策@小倉校 13:00〜14:30
    8/2(土) 平成27年度対策 会社法改正&記述式対策@福岡校 16:30〜18:00
    8/3(日) 平成27年度対策 会社法改正&記述式対策@熊本校 13:00〜14:30
    ※ 今年も九州遠征あります。今年は,九州と名古屋でしかやらない会社法改正&記述式問題対策です。お楽しみに。

    8/9(土) 中上級者のための合格の方法論@渋谷校 14:00〜15:30
    ※ ここから正式に始まる平成27年度司法書士試験対策。各科目の出題傾向と対策を説明させていただきます。

    8/10(日) 第1部 平成26年度本試験分析セミナー@梅田校 14:00〜14:45 
            第2部 中上級者のための合格の方法論@梅田校 14:45〜15:30
    ※ 今年も藤岡先生と一緒にガイダンスさせていただきます。僕は,第1部の担当です。

    8/24(日) 平成27年度対策 会社法改正&記述式対策@名古屋校 14:00〜15:30
    ※ 上記のとおり,会社法改正&記述式問題対策のガイダンスは,名古屋と九州でしかやりません。しかも,名古屋は,九州の後なので(同じ内容の4回目の講義です。),良い講義にしかならないはずです(笑)

     


     こんにちは。

     久しぶりに,平成26年度司法書士試験の分析です。

     今回は,不動産登記法の記述式問題において,あれ?と思ったところを示しておきます。

     1 Bは,横浜市に住所があった。
     2 平成15年4月1日,Bは,名古屋市に住所を移転した。
     3 平成26年5月23日,Bは,横浜市に住所を移転した。

     この記事にも書きましたが,住所移転をしたが登記記録上の住所に戻ったから名変がいらないという論点の出題です。

     でも,Bについての事情を,上記1から3に限らず問題全体で見ると,あれ?と思うところが出てきます。

     Bは,A株式会社とともに,平成20年1月7日に,株式会社Y銀行のために,抵当権を設定しています。

     ここで,Bの住所を確認しましょう。

     抵当権の設定の登記を申請した平成20年1月7日の時点で,

     Bの登記記録上の住所は横浜市ですが,現在の住所は名古屋市です。

     
     もう分かりますよね?

     Bは,名変しないで,どうやって抵当権を設定したのでしょうか?


     色々考えました。

     平成26年度の問題は,住所の移転の示し方が甘い。

     住所変更情報は,いつもなら住民票の写しであるところ,平成24年度においては「聴取内容+真実性の提示」で示されました。

     じゃあ,平成26年度は?

     事実関係における住所変更情報のみ。注意事項にも真実性の提示はなし。

     そうだ。住所移転は,嘘だ。

     いやいや,それを言ってしまうと,元本の確定とか売買とか,そういうのも全部嘘になる。

     じゃあ,こういうのはどう?

     住所とは,住民登録しているところをいうのでない。

     住所とは,各人の生活の本拠です(民法22条)。

     とすると,Bの名古屋市とか横浜市に住所移転をした旨の事実関係は,生活の本拠が変わったという事実を示すだけで,そもそも名変の話ではなかったのだ。


     いやいやいやいや。


     やっぱり,試験委員は,問題作成のプロではない。
     
     記述式問題を1か月ぐらいで2問作る程度なので,作り込むことはできますが,でも,やっぱり甘い。

     どうせ,元の住所に戻ったから登記名義人の住所の変更の登記を要しないって論点を思いついて嬉しかったのでしょうが,論点を思いついて浮かれないでいただきたい。

     これは,いつも受講生の方にいっていることでもあります。

     論点を思いついた瞬間が,最も不合格になる可能性が高まる時。
     
     
     油断大敵です。解答時はもちろんのこと,問題作成時にも。


     では,また。


     ↓ この点に気付かなかった皆さん,クリックお願いします!この点を現場で気付いていたら,気付けることは素晴らしいのに,動揺して問題が解けなくなる可能性があります。だから,今日の話は,出題ミスでないようで,解答に影響を与える可能性がある分,出題ミスといえるわけです。
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    【平成27年度司法書士試験対策】
     平成26年度司法書士試験の分析(1)ー午後の部第15問ウ【追記あり】
     平成26年度司法書士試験の分析(2)ー午後の部第36問(不動産登記法の記述式問題)
     平成26年度司法書士試験の分析(3)ー全般【追記あり】【再追記あり】
     平成26年度司法書士試験の分析(4)ー全般
     平成26年度司法書士試験の分析(5)-【速報版】民法の過去問からの出題数
     平成26年度司法書士試験の分析(6)-午前の部第28問エ
     平成26年度司法書士試験の分析(7)-試験上の注意事項と携行品
     平成26年度司法書士試験の分析(8)-午後の部第7問ウ【追記あり】
     平成26年度司法書士試験の分析(9)-本試験分析セミナーのレジュメ作成等
     平成26年度司法書士試験の分析(10)-本試験の現場における比較問題対策
     平成26年度司法書士試験の分析(11)-午後の部第37問(商業登記法の記述式問題)
     平成26年度司法書士試験の分析(12)-本試験分析セミナーのレジュメ 

    平成26年度司法書士試験の分析(12)-本試験分析セミナーのレジュメ

     こんばんは。

     今日は,やっと平成26年度本試験分析セミナー@渋谷校 16:30〜18:00で使うレジュメが完成しました。
    honshikenbunseki.png


     平成26年度司法書士試験の分析(1)ー午後の部第15問ウ【追記あり】
     平成26年度司法書士試験の分析(2)ー午後の部第36問(不動産登記法の記述式問題)
     平成26年度司法書士試験の分析(3)ー全般【追記あり】【再追記あり】
     平成26年度司法書士試験の分析(4)ー全般
     平成26年度司法書士試験の分析(5)-【速報版】民法の過去問からの出題数
     平成26年度司法書士試験の分析(6)-午前の部第28問エ
     平成26年度司法書士試験の分析(7)-試験上の注意事項と携行品
     平成26年度司法書士試験の分析(8)-午後の部第7問ウ【追記あり】
     平成26年度司法書士試験の分析(9)-本試験分析セミナーのレジュメ作成等
     平成26年度司法書士試験の分析(10)-本試験の現場における比較問題対策
     平成26年度司法書士試験の分析(11)-午後の部第37問(商業登記法の記述式問題)




     内容としては,

     1 平成26年度司法書士試験のデータ
     2 基準点予想
     3 過去問のみで解くことができる問題数(具体的な過去問番号を含みます。) 
     4 各科目の出題傾向と対策(平成27年度司法書士試験の出題予想)
     5 重要な設問を取り上げた特別検討事項


     などであり,平成27年度司法書士試験に狙いを定めたものとなっています。

     特に,平成27年度司法書士試験の出題予想は,注目。

     実際,昨年度の本試験分析セミナー(平成26年度司法書士試験に狙いを定めたもの)で使用したレジュメでは,平成26年度司法書士試験におけるズバリ的中判例がいくつもあります。

     平成27年度司法書士試験における合格を確実にしたい受験生の方,平成27年度はいっちょ姫野に賭けるかと思っている皆さん,いや賭けるか価値があるかを見極めようかなって皆さん,気分転換や試験から離れたいけど離れられず,でも勉強する気にはなれない皆さん,ぜひぜひ渋谷校にお越しください。

     また,渋谷校のライブ映像がインターネット上で生中継されますので,ぜひご視聴ください。レジュメもダウンロードできるようですが,現時点では,できません(まだ事務局に送っていません。)。

     最後に。

     僕の受講生の皆さん。

     渋谷校に集合できますか?

     「報告をしないといけない」なんて思わないでください。あれだけ時間を共有した仲です。久しぶりに僕の講義でも聴いて,何でもいいんで,ちょっとだけ話をしましょう。

     もちろん,21日に限りません。これから講義も増えるので,ご都合の良い日に何でもご相談ください(僕も,渋谷校で講義の日をアップするようにします。)。

     なお,つい最近も書きましたが,平成26年度の結果がどうなるか分からない受験生の方で,かつ,受験を続けるのであれば,奨学生選抜試験を受験して,受講料割引券をゲットしておくことをお勧めします。
    shougakukin.png

     では,また。


     ↓ 「これだけブログで分析内容を明らかにして,講義でまだ話すことがあるの?」と思った皆さん,クリックお願いします!!ありますよ~もう何十時間も平成26年度司法書士試験の問題と向き合っているわけですから。
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    平成26年度司法書士試験の分析(3)ー全般【追記あり】【再追記あり】
     こんにちは。

     今回は,ネタばれなしですが,僕の不満が爆発!


     平成26年度司法書士試験の分析(1)ー午後の部第15問【追記あり】
     平成26年度司法書士試験の分析(2)ー午後の部第36問(不動産登記法の記述式問題)

     憲法の推論問題の不出題。

    【再追記】
     用益権に関する登記,登録免許税,仮登記の不出題。
     不動産登記法の記述式問題で用益権を出題したから,択一式問題として用益権を出題しない。いやいや,そんなバランスの取り方ないで!
     じゃあ,何で信託に関する登記は,択一式問題と記述式問題の両方で出題すんねんって話やから。


     持分会社に関する登記,外国会社に関する登記,一般社団・財団法人法に関する登記の不出題。
     株式会社から合同会社への組織変更の出題。
    【追記】
     商業登記法の記述式問題で持分会社を出題したから,択一式問題として持分会社を出題しない。いやいや,そんなバランスの取り方ないで!


     見事な予備校はずし。

     でも,

     商法は出題するんかいっ!!!

        
     ↓ 出題予想事項のうち,ここで当てないとってとこで外されると,腹立ちます。俺(私)も同じだという皆さん,クリックお願いします!!!
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    平成26年度司法書士試験の分析(11)-午後の部第37問(商業登記法の記述式問題)

     こんばんは。

     もう本試験から1週間経過したとは…驚きです。

     ずっと分析を続けていますが,まだまだ時間がかかりそうです。
     

     平成26年度司法書士試験の分析(1)ー午後の部第15問ウ【追記あり】
     平成26年度司法書士試験の分析(2)ー午後の部第36問(不動産登記法の記述式問題)
     平成26年度司法書士試験の分析(3)ー全般【追記あり】
     平成26年度司法書士試験の分析(4)ー全般
     平成26年度司法書士試験の分析(5)-【速報版】民法の過去問からの出題数
     平成26年度司法書士試験の分析(6)-午前の部第28問エ
     平成26年度司法書士試験の分析(7)-試験上の注意事項と携行品
     平成26年度司法書士試験の分析(8)-午後の部第7問ウ【追記あり】
     平成26年度司法書士試験の分析(9)-本試験分析セミナーのレジュメ作成等
     平成26年度司法書士試験の分析(10)-本試験の現場における比較問題対策



     平成26年度の商業登記法の記述式問題は,前半が代表権付与,後半が株式会社の組織変更による合同会社の設立がメインテーマでした。

     後半の組織変更による合同会社の設立の登記については,択一式問題対策の延長にあるものとして,登記事項と添付書面をいかに正確に挙げることができるかが勝負だと思います。

     予備校の解答例を見て,「あれを書いていない。この添付書面忘れた。」など,ポロポロとミスが発覚し,想像以上の減点をおそれているのではないかと思いますが,全部完璧に書ける受験生の方は少なく,ミスをするのが普通ですから,あまり気にしないようにしましょう。

     これに対して,前半は,例年どおりの傾向。

     すなわち,まだ会社法や商業登記法の択一式問題でも出題しないところを先に記述式問題で出題するという傾向です。

     出題されたのは,これでもかという代表権付与。

     まず,取締役会を廃止したことによる代表権付与。
     次に,取締役として選任されたら,自動的に代表取締役。

     僕は,代表権付与については,ブログ内容に飽きられるの覚悟で,何度も何度もブログで説明してきました。


     特に,商業登記法の記述式問題の答案用紙とこの記事引用している記事をご確認ください。

     平成27年度の商業登記法の記述式問題の論点も,ブログで当てよう!!!




     平成26年度の商業登記法の記述式問題で悔しい思いをした皆さん。 

     具体的な勉強を開始しなくても,敗因を分析することは可能です。

     いつもいうことですが,平成26年度の商業登記法の記述式問題で悔しい思いをした皆さんのほとんどは,商業登記法の記述式問題が苦手なわけではない。むしろ,得意かもしれません。

     登記不可事項を攻略せよ【解説編】という記事にも書いていますが,

     あと残り45分で,商業登記法の記述式問題を解かなければならないという状態で,誰が満足な点数取れるのでしょう?

     精神的に(焦りなど),論点的に,体力的に(腕力を含む。),すべてが絶望的な状況です。
     
     もちろん,諦めたらゲームセットですし,あと45分でも頑張って書かなければならないですよ。

     でも,なぜ残り45分で商業登記法の記述式問題という絶望的な状況になるまで放置したのか?

     そのミスの原因を探ること,いや,探るというか気付くことが,最初の敗因分析です。

     敗因は,とてもシンプルです。

     択一式問題か,不動産登記法の記述式問題に時間をかけすぎたのです。

     具体的には,

     不動産登記法の記述式問題が1時間以内に終わった場合は,択一式問題に時間をかけすぎであり,
     不動産登記法の記述式問題が1時間を超えて終わった場合は,超えた分だけ不動産登記法の記述式問題に時間をかけすぎです。

     おそらく前者が多いと思います。

     なぜ,択一式問題に1時間を超えて時間がかかったのか?

     知識が少ないから? 知識が正確ではないから?

     そういうのもありますが,多くの受験生の方に当てはまるのは,全設問(肢)検討解答を出すのに不必要な設問の検討をしたことです。

     改めてここで宣言しておきます。


     全設問(肢)検討や解答を出すのに不必要な設問の検討は,だ。
     全設問(肢)検討や解答を出すのに不必要な設問の検討は,記述式問題をしっかり解いた後にやるべきだ。
     まだ択一式問題が続き,記述式問題が丸々残っている中でする全設問(肢)検討や解答を出すのに不必要な設問の検討なんて,贅沢すぎる。とんだ,時間切れセレブだ。


     いつもいうことですが,択一式問題対策が,最強の記述式問題対策です。
    ※ 一応いっておきますが,択一式問題の過去問をやりましょうって意味じゃないですよ。

     換言すれば,現場における最強の記述式問題は,時間をかけることです。 

     まずは,ここをしっかり納得して記述式問題対策を再開してください。

     厳しいようですが,ここに気付かないで「毎日商業登記法の記述式問題を1問」なんてことやってたら,ダメです。そこまで商業登記法の記述式問題の訓練をしていても,本試験の現場における,あの精神状態,あのレベルの択一式問題,あのレベルの不動産登記法の記述式問題が終わった後の45分での商業登記法の記述式問題への対抗は,なかなか難しいです。

     上記を納得したら,次に,本格的に商業登記法の記述式問題対策に入りましょう。

     その対策とは,出題された論点を確認し,その出題手法を探り,それに対する解法を確立することです。

     この部分は,またおいおい説明していきますが,記述式問題に不安を感じている方,もう自分で勉強方法なんて考えたくない,どういう論点が出題されるのか知りたい,解法も自分で生み出すのではなく真似したいという方は,来週の月曜日に僕が講義している予備校で実施される奨学生選抜試験を受験して,記述式対策講座をご受講ください。

     そうすれば,毎日のブログチェックも不要になりますよ(笑)

     では,また。


     ↓ 奨学生選抜試験に何が出題されるかが知りたい皆さん,クリックお願いします! ごめんなさい,管轄外であり,まったく知らされておりません。誰や?役立たずっていうたんは?
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    平成26年度司法書士試験の分析(10)-本試験の現場における比較問題対策

     こんにちは。

     今回は,本試験の現場における比較問題対策です。

     平成26年度司法書士試験の分析(1)ー午後の部第15問ウ【追記あり】
     平成26年度司法書士試験の分析(2)ー午後の部第36問(不動産登記法の記述式問題)
     平成26年度司法書士試験の分析(3)ー全般【追記あり】
     平成26年度司法書士試験の分析(4)ー全般
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     平成26年度司法書士試験の分析(6)-午前の部第28問エ
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     平成26年度司法書士試験の分析(8)-午後の部第7問ウ【追記あり】
     平成26年度司法書士試験の分析(9)-本試験分析セミナーのレジュメ作成等



     ある論点を勉強している場合においては,比較の視点が重要です。

     比較事項を意識すれば,違いが浮き彫りになったりして,より良い記憶に資するでしょう。

     でも,ここで述べたいのは,現場における比較。

     演習系の講義でいうことなんですが,比較問題は,比較しないで解くべきです。

     もちろん,ブログにも書いたことがあります。

     コッチガスキダカラ

     で,この考え方を平成26年度で使うとどうなるのか?

     使える問題は,午前の部第10問(用益物権),第16問(債権者代位権と詐害行為取消権),第17問(債権譲渡と債権者の交替による更改)です。

     余裕がある方は,ぜひ演習してみてください。

     演習すると分かること。

     それは,第10問と第17問については,前半に誤っている部分がなく,また,第16問についても,基本的に前半は正しいが,設問ウと設問オだけは前半が誤っているということ。

     これが何を意味するのか?

     試験委員は,比較問題を比較させる意図で出題していない。
     一見比較問題に見えても,どちらかを問う明確な意図が存在するということ。


     まあ,それでも,比較問題においては得意な方で正解が出せるかを検討するのがセオリーではあります。

     ここは,まだまだ分析が必要ですね。とりあえず,過去問から全部の比較問題引っ張り出して,作問者の意図を探ってみますね。

     では,また。
     

     ↓ そんなに途方もない作業をするのか!?と思った皆さん,クリックお願いします!!!こういう分析も受講生の方に確実な合格をしてもらうために必要です。大丈夫です,僕がやるんで。全方位司法書士試験対策@僕が講義する予備校&姫野司法書士試験研究所
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    平成26年度司法書士試験の分析(9)-本試験分析セミナーのレジュメ作成等

     おはようございます。

     ここ数日は,7/21(月)に実施される平成26年度本試験分析セミナー@渋谷校 16:30〜18:00で使用する資料続きに没頭しています。


     平成26年度司法書士試験の分析(1)ー午後の部第15問ウ【追記あり】
     平成26年度司法書士試験の分析(2)ー午後の部第36問(不動産登記法の記述式問題)
     平成26年度司法書士試験の分析(3)ー全般【追記あり】
     平成26年度司法書士試験の分析(4)ー全般
     平成26年度司法書士試験の分析(5)-【速報版】民法の過去問からの出題数
     平成26年度司法書士試験の分析(6)-午前の部第28問エ
     平成26年度司法書士試験の分析(7)-試験上の注意事項と携行品
     平成26年度司法書士試験の分析(8)-午後の部第7問ウ【追記あり】




     1 択一式問題を過去問の知識のみで何問解くことができたのか?
     2 択一式対策講座【理論編】のレジュメで何問解くことができたのか?

     
    などを詳細に分析しながらの資料作成です。

     7/21(月)に実施される平成26年度本試験分析セミナー@渋谷校 16:30〜18:00においては,上記の結果を明らかにしますが,一般的にいわれる午前の部は難しかったという結果の裏付け午前の部の基準点は昨年度比-3点で済むのでしょうか?)に加えて,午後の部についても簡単とはいえないというデータを公表できると思います。

     7/21(月)は,本試験分析セミナーの前の時間帯に奨学生選抜試験が実施されます。
     まだ自己採点をしていない受験生の方や,まだ合格できないかもしれない現実を受け止めたくない受験生の方もいらっしゃるとは思いますが,一応受験しておき,受講料割引券をゲットしておくことをお勧めします。
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     ところで,皆さんは,平成26年度司法書士試験の記述式問題についてどのような感想をお持ちでしょうか?

     現時点での僕の感想は,例年どおりなのですが,平成26年度司法書士試験の記述式問題を現場で体験して,

     「どうやったらこんな問題を解くことができるようになるのか?」と不安になったり,

     また,対策として

     「毎日記述式問題を1問ずつ解こう!」と考えたり,

     そんな状態に陥っていないか心配です。

     まだ平成26年度司法書士試験が終わったばかりですが(試験が実施されただけで,ほぼ終わっていないというのが正確なところです。),いち早く平成27年度司法書士試験の記述式問題対策の企画を始めたいと思います。

     受験者数が減少する中,このような良い意味での挑発的な出題をしてきた法務省に対して,いかに挑むのか?
     一緒に考えていきましょう。

      では,また。

    【お知らせ】
     平成27年度司法書士試験の記述式問題対策の話が出たので先にお知らせしておきますと,僕の今年度の記述式対策講座のライブ担当は,渋谷校のみとなっております。今年度は,スケジュール調整に成功し,やる気満々の藤岡先生が担当されますので,どうぞ宜しくお願いします。
     記述式対策講座の詳細については,また書かせてください。


     ↓ 平成27年度司法書士試験に向けて,記述式問題対策を再検討する皆さん,クリックお願いします!!!まだ早すぎるかもしれませんが(笑)
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    平成26年度司法書士試験の分析(8)-午後の部第7問ウ【追記あり】
     おはようございます。

     ようやく平成26年度司法書士試験の択一式問題の過去問からの出題数や択一式対策講座【理論編】のテキストからの出題数などの分析が終わりました。

     今日は,それらの情報に基づいて,本試験分析セミナーのレジュメを作成します。

     平成26年度司法書士試験の分析(1)ー午後の部第15問ウ【追記あり】
     平成26年度司法書士試験の分析(2)ー午後の部第36問(不動産登記法の記述式問題)
     平成26年度司法書士試験の分析(3)ー全般【追記あり】
     平成26年度司法書士試験の分析(4)ー全般
     平成26年度司法書士試験の分析(5)-【速報版】民法の過去問からの出題数
     平成26年度司法書士試験の分析(6)-午前の部第28問エ
     平成26年度司法書士試験の分析(7)-試験上の注意事項と携行品



     今回は,3個目の疑義出題がテーマです。
     
     ちなみに,1個目が午後の部第15問ウ,2個目が午前の部第28問エです。


    【午後の部第7問ウ】

     債務者は,第三者異議の訴えを提起することができない。




     本試験の現場では,僕は何も考えずに「○」と判断し,正解を2としました。

     でも,ちゃんと文献を当たっていくと,債務者も第三者異議の訴えを提起することができるようです。

     色々な文献にその趣旨が書かれているのですが,僕が最も愛用している,民事執行法の立案担当者が書いた同法の解説によると,

     第三者異議の訴えを提起できる者として,


    (引用ここから)

     特定物引渡執行で債務名義において表示された物と違うものに強制執行がされている場合も,債務者がそのような執行を容認しなければならない理由がありませんので債務者は第三者異議の訴えを提起することができると一般には解されています。もちろん,この場合には,債務者は執行異議の申立てによっても救済されますが,判断の困難な事案も予測されますので,執行異議の方法による解決ができるからといって,訴えを認めないでいいとするわけにはいきません


    (引用ここまで) ただし,下線・太字は,姫野が挿入した。

     たしかに,金銭債権の強制執行の場面だと,債務者に第三者異議の訴えを認めるのはおかしい気がしますが,特定物引渡執行で債務名義において表示された物と違うものに強制執行がされている場面を考えると,納得できますね。

     この設問の正解が×となると,第7問の正解が1となり,問題全体の解答に影響を与えるという意味においては,重要な設問です。


     では,また。

    【追記】

     この問題について,山本先生のブログにて説明がされています。

     山本先生のブログ:択一解答の変更
     
     あと,僕が講義する予備校の解答も,「1又は2」となることが予定されています。
     
     僕しか挙げていない午後の部第15問ウについても,山本先生の意見が聞いてみたいなー。


     
     ↓ 1が正解であって欲しい皆さん,クリックお願いします!今の僕の中では,正解は1です。
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    平成26年度司法書士試験の分析(7)-試験上の注意事項と携行品

     こんにちは。

     今回は,試験上の注意事項と携行品について。

     平成26年度司法書士試験の分析(1)ー午後の部第15問【追記あり】
     平成26年度司法書士試験の分析(2)ー午後の部第36問(不動産登記法の記述式問題)
     平成26年度司法書士試験の分析(3)ー全般【追記あり】
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     平成26年度司法書士試験の分析(6)-午前の部第28問エ

     試験上の注意事項については,例年になく携帯電話の取扱いが厳しかったことが印象的でした。

     「机の上に出して改めて確認してください」ならまだ分かりますが,

     「電源切っていても,アラームがなる場合がありますので…」→そんな機能を備えた携帯電話があるんですね。

     「鞄を持ってきておらず,鞄に入れることができない場合は…」→そんな人のことまで心配してあげるなんて…。

     とか,そんなことを思いながら,試験開始になり,ふと持ち込んだペットボトルを見ると,

     「550mlに増量」

     …。

     やばくない?

     500ml以下じゃないとダメだった気が…。

     ここで退出させられたら,僕が講義している予備校の解答速報会はどうなるの…。そういえば,初めてペットボトルの持込みが認められた年の会場で,1リットルのペットボトルを持ち込んだ人がいたのですが,何と,「鞄にしまってください。」ではなく,「500ml以下のものを買ってきてください。」と注意されていました(笑)

     いやいや,そんな笑い話をしている場合じゃない。

     焦った気持ちで午前の部を終え,法務省HPにアクセスし,受験案内を確認すると,書かれていました。



     約500ml以下のもの。


     その瞬間,僕は思いました。


     午後の部も行ける。と。
     解答速報会,頑張れる。と。


     それぐらい安堵しました。

     
     これ何の話?


     では,また。
     
     
     ↓ 550mlは約500mlなのか!?と思った皆さん,クリックお願いします!!そうそう,例年「不正行為とみなし…」といっていたのが,「不正行為があったものとし…」に変わったところも気になりました。
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    平成26年度司法書士試験の分析(6)-午前の部第28問エ

     こんばんは。

     今回は,疑義がある出題について。でも,疑義ではなく,意図の可能性も…。

     平成26年度司法書士試験の分析(1)ー午後の部第15問【追記あり】
     平成26年度司法書士試験の分析(2)ー午後の部第36問(不動産登記法の記述式問題)
     平成26年度司法書士試験の分析(3)ー全般
     平成26年度司法書士試験の分析(4)ー全般
     平成26年度司法書士試験の分析(5)-【速報版】民法の過去問からの出題数

     まずは,問題文を掲げておきます。

     共同相続人が当該株式についての権利を行使する者を定めていない場合において,共同相続人全員が株主総会における議決権を共同して行使するときは,会社の側からその議決権の行使を認めることができる。



     この設問は,以下の判例を題材とするものであると考えられます。

     株式が数人の共有に属する場合において,株主の権利を行使すべき者の指定及び会社に対する通知を欠くときは,共有者全員が議決権を共同して行使する場合を除き,会社の側から議決権の行使を認めることはできない(最判平11.12.14)。



     何だ?ただの判例の要旨を題材とする問題じゃないか?
     何が疑義だ! 何が意図だ!
     
     という声が聞こえてきそうですが…。

     実は,上記の判例,先例としての価値を失ったと解されています。

     どういうことか?

     会社法106条は,次のように規定しています。

     (共有者による権利の行使)
    第106条  株式が2以上の者の共有に属するときは,共有者は,当該株式についての権利を行使する者1人を定め,株式会社に対し,その者の氏名又は名称を通知しなければ,当該株式についての権利を行使することができない。ただし,株式会社が当該権利を行使することに同意した場合は,この限りでない。



     「会社の同意」という言葉が上記判例と会社法106条ただし書の両方にあるため,同じことをいっているようにもみえますが,違います。

     会社法106条ただし書は,上記の判例の「共有者全員が議決権を共同して行使する場合を除き,会社の側から議決権の行使を認めることは許されない」という結論を否定するものであり,株式会社が同意をすれば,共有者の一部だけでも権利を行使することができるということを明らかにしたものです。

     と説明するのは,会社法の立案担当者であった葉玉先生です。

     共有株式と議決権の行使

     ということは,共同して行使しないと会社の側からその議決権の行使を認めることができないというこ記述の第28問エは,誤りということになります。



     あれ?エも誤りということは,正解が増えるのでは?と期待した皆さん。


     ごめんなさい。
     

     仮にエが誤りであると,誤っているものはアウエになるところ,組合せとしては2のアウしかありません。 



     ここで,ある疑念が。



     試験委員は,誤っているものを問う問題で,わざと誤っている設問を3個用意し,でも組合せは1個しかないという出題を意図したのでは…?

     
     考えすぎですね。


     また,エは,立案担当者の当時の説明を知らない試験委員が上記の判例をそのままネタにして出題したのでしょう。


     では,また。
        
     
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