このブログは,多くの受験生の方が司法書士試験に合格するために開設しました。
    続・「申請事項等」
    【新しい電子書籍】

     □ 法定相続情報証明制度の解説  NEW!!!
              DLmarketで購入 




    【夏のイベント】

    0 電話個別相談会

    【7月10日追記】
     枠が全て埋まりました。ご予約いただいた皆さん,どうもありがとうございます。
     お話しできるのを楽しみにしております。


     7/17(月・祝) 
     8/5(土) 
     8/18(金)  
     8/25(金)   

     

    1 2017年度本試験分析&2018年度本試験攻略法
     動画:  2017年度本試験分析会&2018年度本試験攻略法
     ※ 音声にご注意ください。

    2 平成29年度本試験分析と記述式問題の解法

      7/29(土) 11:00~12:30 TAC福岡校
      7/29(土) 16:00~17:30 TAC熊本校
      7/30(日) 13:00~14:30 TAC福山校  
      8/6(日) 13:30~15:00 TAC大分校
      8/9(水) 18:30~20:00 TAC名古屋校
      8/20(日) 13:00~14:30 TAC高松校
      9/3(日) 13:00~14:30 TAC金沢校



    3 中上級者のための合格の方法論
      8/5(土) 14:00~15:30 TAC渋谷校
      * 動画の配信をお待ちください。

    4 憲法・刑法の攻略法
      8/26(土) 17:30~18:30


    【担当講座】

    1 上級総合本科生 / 上級総合パック

    2 択一式対策講座【理論編】

    3 パーフェクト講座 憲法・刑法

    4 記述式対策講座

    5 重要先例 総Check講座

    6 択一式対策講座【実践編】


     リンク先をお読みいただくほか,コメント欄にて,何でもご質問ください。




       
     
     こんにちは。

     いつもお読みいただき,ありがとうございます。

     択一式試験の基準点も発表されましたし,改めて,今日から論点解説していきます。

     今回は,不動産登記法の記述式問題対策です。

     




     平成28年度司法書士試験の不動産登記法の記述式問題対策として,以下の記事を書きました。

     「申請事項等」(1)
     「申請事項等」(2)
     「申請事項等」(3・完)

     上記の記事は,必ずお読みいただきたいですが,内容をまとめると,次のとおりです。

     すなわち,平成28年度の不動産登記法の記述式問題によると,

     「申請事項等」とは,

     「登記記録の権利者その他の事項欄に記録される事項及び当該記録される事項に含まれない申請人

     をいいます。


     

    登記事項-登記の目的+申請人 = 申請事項等




     そのため,

     「債権者代位に関する事項」は,「申請事項等」として,答案用紙に記載しますが,「所有権の保存の登記を申請する場合における申請条項」や「登記識別情報を提供することができない理由」は,答案用紙に記載しないことになります。

     では,以上の点につき,平成29年度の不動産登記法の記述式問題ではどうだったでしょうか?


     「申請事項等」の定義は,平成28年度と同じです(問1参照)。

     しかし,「答案作成に当たっての注意事項」に,以下の記載があったため,「登記識別情報を提供することができない理由」は,答案用紙に記載する必要がありました。


    H29-pm36-chuui.jpg

     




     現代の司法書士試験は,申請すべき登記の判断が正確にできるだけでは,対応できません

     各記述式問題に用意されたルールに,徹底的に従う必要があります。

     平成29年度司法書士試験の不動産登記法の記述式問題においては,

     ・ 第1欄において遺産分割を登記原因とする持分の移転の登記を前提とする更正の登記をしたというミス,
     ・ 第2欄において住所変更を登記原因とする登記名義人の住所の変更の登記を省略したというミス

     のほか,

     「細かいミス」をしたという受験生の方が,例年よりも多いようです。

     僕も,正直,各記述式問題に用意されたルールに従う場面=答案作成作業というものを甘く考えていたかもしれません。

     2018年度における記述式問題対策を考えるに当たって,答案作成作業を重視した対策を行うこととしています。

     その第1弾として,夏の遠征講義においては,「答案作成上のポイント」をレジュメに掲載しています。


     では,また。 


     ↓ 2018年度司法書士試験の出題に影響がある論点解説に期待する皆さん,クリックお願いします!!!
     にほんブログ村 資格ブログ 司法書士試験へ
    にほんブログ村


    スポンサーサイト
    最近滑った話(2)
    【新しい電子書籍】

     □ 法定相続情報証明制度の解説  NEW!!!
              DLmarketで購入 




    【夏のイベント】

    0 電話個別相談会

    【7月10日追記】
     枠が全て埋まりました。ご予約いただいた皆さん,どうもありがとうございます。
     お話しできるのを楽しみにしております。


     7/17(月・祝) → 枠がなくなりました。
     8/5(土) → 枠がなくなりました。
     8/18(金) → 枠がなくなりました。 
     8/25(金) → 枠がなくなりました。  

     

    1 2017年度本試験分析&2018年度本試験攻略法
     動画:  2017年度本試験分析会&2018年度本試験攻略法
     ※ 音声にご注意ください。

    2 平成29年度本試験分析と記述式問題の解法

      7/29(土) 11:00~12:30 TAC福岡校
      7/29(土) 16:00~17:30 TAC熊本校
      7/30(日) 13:00~14:30 TAC福山校  
      8/6(日) 13:30~15:00 TAC大分校  初めてTAC大分校にお邪魔します。
      8/9(水) 18:30~20:00 TAC名古屋校
      8/20(日) 13:00~14:30 TAC高松校
      9/3(日) 13:00~14:30 TAC金沢校



    3 中上級者のための合格の方法論
      8/5(土) 14:00~15:30 TAC渋谷校

    4 憲法・刑法の攻略法
      8/26(土) 17:30~18:30


    【担当講座】

    1 上級総合本科生 / 上級総合パック

    2 択一式対策講座【理論編】

    3 パーフェクト講座 憲法・刑法

    4 記述式対策講座

    5 重要先例 総Check講座

    6 択一式対策講座【実践編】


     リンク先をお読みいただくほか,コメント欄にて,何でもご質問ください。




       
     
     
     こんばんは。

     いつもお読みいただき,ありがとうございます。






     昨日の記事へのクリックありがとうございました。

     昨日の記事: 最近滑った話

     皆さんの「講師の滑り文句」への関心の高さに驚きました笑。

     なぜか知っていた,土屋太鳳さん主演の「兄に愛されすぎて困ってます」(音声注意)を投下したのですが,世代的にも,内容的にも,まったく伝わりませんでした。

     ちなみに,僕も,映画の内容は,よく知りません…。

     知っているのは,平27.9.2民二363号の内容です。


    【平27.9.2民二363号】

     被相続人の妻及び妹としての相続人の資格を併有する申請人が,相続を証する情報として,戸(除)籍の謄本及び相続放棄申述受理証明書のほか,配偶者(妻)としての相続の放棄をしたことを確認することができる相続放棄申述書の謄本及び妹としては相続の放棄をしていない旨記載された印鑑証明書付きの上申書を提供してされた相続による所有権の移転の登記の申請は,受理して差し支えない(平27.9.2民二363号)。

     


     なぜ,被相続人が妹と婚姻できたかについて,念のために明らかにしておきます。

     相続関係は,次のとおりです。
     ※ 汚い手書きでごめんなさい。 

    IMG_4098.jpg


     兄妹である二人には,血縁関係がありませんでした。


     もう少し,平27.9.2民二363号の解説をして良いですか?

     皆さんが覚えるべきルールは,次のとおりです。


     通常,ある人が相続人の資格を併有する場合,一方の資格に基づく相続放棄は,他方の資格にも及びます
     もし,ある資格に基づいてだけ相続放棄をし,他方の資格については相続放棄しない場合には,その旨をちゃんと明らかにする必要があります。



     
     そのため,平27.9.2民二363号が発出された今でも,次の2件の先例は,変更されていないことに注意する必要があります。

     いずれも,未出であり,最新先例の方が先に出題されてしまったパターンです。

     

    ⒜ 次順位の弟としても身分を有する養子が相続の放棄をした場合には,第1順位である被相続人の子としての相続権と次順位である兄弟としての相続権も放棄したものとなる(昭32.1.10民事甲31号)。

    ⒝ 被相続人の長女が兄弟である二男を養子とし,長女が被相続人よりも先に死亡していた場合には,二男の相続の放棄は,子としての相続権も,長女の代襲相続人としての相続権も放棄したものとなる(昭41.2.21民事三172号)。


     

     では,また。

     
    ↓ 他の新しい登記先例も気になる皆さん,クリックお願いします!!!
     にほんブログ村 資格ブログ 司法書士試験へ
    にほんブログ村

      
    最近滑った話(1)
    【新しい電子書籍】

     □ 法定相続情報証明制度の解説  NEW!!!
              DLmarketで購入 




    【夏のイベント】

    0 電話個別相談会

    【7月10日追記】
     枠が全て埋まりました。ご予約いただいた皆さん,どうもありがとうございます。
     お話しできるのを楽しみにしております。


     7/17(月・祝) → 枠がなくなりました。
     8/5(土) → 枠がなくなりました。
     8/18(金) → 枠がなくなりました。 
     8/25(金) → 枠がなくなりました。  

     

    1 2017年度本試験分析&2018年度本試験攻略法
     動画:  2017年度本試験分析会&2018年度本試験攻略法
     ※ 音声にご注意ください。

    2 平成29年度本試験分析と記述式問題の解法

      7/29(土) 11:00~12:30 TAC福岡校
      7/29(土) 16:00~17:30 TAC熊本校
      7/30(日) 13:00~14:30 TAC福山校  
      8/6(日) 13:30~15:00 TAC大分校  初めてTAC大分校にお邪魔します。
      8/9(水) 18:30~20:00 TAC名古屋校
      8/20(日) 13:00~14:30 TAC高松校
      9/3(日) 13:00~14:30 TAC金沢校



    3 中上級者のための合格の方法論
      8/5(土) 14:00~15:30 TAC渋谷校

    4 憲法・刑法の攻略法
      8/26(土) 17:30~18:30


    【担当講座】

    1 上級総合本科生 / 上級総合パック

    2 択一式対策講座【理論編】

    3 パーフェクト講座 憲法・刑法

    4 記述式対策講座

    5 重要先例 総Check講座

    6 択一式対策講座【実践編】


     リンク先をお読みいただくほか,コメント欄にて,何でもご質問ください。




        

     こんばんは。

     もう今晩は遅いので,最近僕が「滑った話」をしましょう。

     スキーの話でも,スノボの話でもないですよ。

     




     平成29年度午後の部第19問エは,次のとおりです。


    【平成29年度午後の部第19問エ】

     甲不動産の所有権の登記名義人Aに相続が生じた場合に,甲不動産について申請する登記に関して,Bは,Aの唯一の相続人として,配偶者及び妹としての相続人の資格を併有していたが,配偶者としては相続を放棄し,妹としては相続を放棄しなかった場合において,Bは,その旨を明らかにした添付情報を提供して,相続を登記原因とするAからBへの所有権の移転の登記を申請することができる。




     平成29年度午後の部第19問エは,比較的新しい登記先例である平27.9.2民二363号を題材とするものであり,僕としては,「特徴のある登記先例」であるため,新しい登記先例だからといって毛嫌いせず,積極的に覚えておく方が良いと考えています。


    【平27.9.2民二363号】

     被相続人の妻及び妹としての相続人の資格を併有する申請人が,相続を証する情報として,戸(除)籍の謄本及び相続放棄申述受理証明書のほか,配偶者(妻)としての相続の放棄をしたことを確認することができる相続放棄申述書の謄本及び妹としては相続の放棄をしていない旨記載された印鑑証明書付きの上申書を提供してされた相続による所有権の移転の登記の申請は,受理して差し支えない(平27.9.2民二363号)。




     「特徴のある登記先例」といえるのは,この部分ですよね。


     「被相続人の及びとしての相続人の資格を併有する申請人

     
     【平27.9.2民二363号】を知っている人は,この部分を見ればすぐに「あの登記先例だっ!」と分かる反面,知らない人は,


     「えっ!?配偶者と妹の資格?何で妹と結婚できんの!?


     となってしまいます。


     そんな話を「2017年度本試験分析会&2018年度本試験攻略法」(音声にご注意ください。)ではしたのですが,先日,TAC梅田校において同じ講義をした際,


     余計な一言が,教室を凍り付かせました。


     まあ,滑ることに慣れている僕は,凍った時間を0.1秒ぐらいに抑えましたが,あの時の「寒さ」は,しっかり記憶しております。


     以後,気を付けます。

     それにしても,時事ネタを織り交ぜるのは,難しいです。←これ,またやる気やでっ!


     その「余計な一言」は,以下のバナーをクリックすると,知ることができます。
     にほんブログ村 資格ブログ 司法書士試験へ
    にほんブログ村
       290327kaitou.jpg

    不動産登記法の添付情報に関するルール
    【新しい電子書籍】


    □ 民法の重要判例(平成10年-平成28年)  NEW!!!
              DLmarketで購入

    □ 司法書士試験の過去問【平成28年度択一式試験】  NEW!!!
              DLmarketで購入

    □  平成29年度対策 司法書士試験の過去問【会社法及び商法】(平成18年度以降) NEW!!!
    □  平成29年度対策 司法書士試験の過去問【商業登記法】(平成18年度以降) NEW!!!
    □  平成29年度対策 司法書士試験の過去問【憲法】 NEW!!!

    □ 記述式過去問集【不動産登記法】(昭和57年度~平成9年度) 
              DLmarketで購入
     この電子書籍については,こちらの記事をご参照ください。
     
    □ 平成29年度司法書士試験対策 事実関係に関する補足・答案作成に当たっての注意事項集
              DLmarketで購入
     この電子書籍については,こちらの記事をご参照ください。

    □ 株主リスト関係改正の解説 Ver.2.0
              DLmarketで購入
     株主リスト及び附属書類に関する商業登記規則の改正を完全解説。法務省発表の書式例・記載例も収録。Ver.2.0においては,平28.6.23民商99号にも対応させ,更に,申請書への記載方法を示しています。
     Ver.1.0をご購入いただいた皆さん,株主リスト関係改正の解説【補足】をダウンロードしていただき,併せてお使いください。

    □ 株主リスト関係通達完全対応問題集
              DLmarketで購入 
     株主リスト及び附属書類に関する商業登記規則の改正についての登記先例をベースに一問一答問題集化。
     








     【平成29年度司法書士試験 解答速報会】  
    2017kaitousokuhou.jpg
    * クリックすると,特設ページに移動します。




     
      
     こんばんは。

     心の底から,応援しています。

     だからこそ,本試験2日前でも,論点解説です。





     
     と,その前に。





     mysteryさん,僕は,まだ悩んでるよ。

     見つからない!
     会社法の前科: 会社法・商業登記法のここが分からない!【随時更新】
     





     以下,汎用性が高い不動産登記法の添付情報のルールです。

     本試験までに確認しておきましょう。


     所有権の登記名義人が登記義務者となる登記を申請する場合は,当該登記が抵当権についての債務者の変更の登記であるときを除き,印鑑証明書の添付が必要である。




     基本的過ぎですか?

     じゃあ,これは,どうでしょう?


     氏名又は名称及び住所のいずれかに変更が生じた現在の所有権の登記名義人が申請人(登記権利者・登記義務者)となる登記を申請する場合は,当該登記が地番変更を伴わない行政区画の変更であるときを除き,前提登記としての表示の変更の登記が必要である。




     これも,基本的ですか?


     じゃあ,本気の2個です。


    1 私文書+印鑑証明書≒公文書
    2 単独申請+公文書≒共同申請



     
     以下,簡単に説明します。


    1 私文書+印鑑証明書≒公文書



     私文書を添付する場合,公文書と同じぐらいの真正を担保するため,作成後3か月以内であることを要しない印鑑証明書の添付が求められています。
     
     明確に登記先例等が存在するのは,遺産分割協議書特別受益証明書相続分譲渡証書仮登記権利者が単独で仮登記を申請素する場合の仮登記義務者の承諾書等ですが,それ以外の添付情報についても当てはまるルールです。


    2 単独申請+公文書≒共同申請



     単独申請の登記の登記原因証明情報は,公文書となることが多いというルールです。

     例えば,名変登記判決による登記等ですが,所有権の保存の登記や根抵当権者が元本の確定請求をしたいことによる元本の確定の登記を根抵当権者が単独で申請する場合等のように,例外も存在することには注意が必要です。
     





     皆さん,今どんな気持ちですか?

     僕はメンタルに自信がないので,そんな僕のメンタルトークは,皆さんに届かない可能性が高い…。

     一ついえることは,『受験生の方のほぼ全てが「準備不足」だと感じている。』ということです。

     どれだけ勉強をしていたとしても,です。

     だから,これまでのご自身の姿勢を後悔したり,悔やんだりする必要はありません。

     そんなことをしたって,時間は戻ってきません。

     そうであるなら,前を向きましょう。


     残りの時間で,設定した課題をひたすらこなす。
     現場では,解ける問題をどんどん解く。



     このシンプルな作業を,いかに冷静に行うことができるかです。

     少数派が合格できる試験です。

     みんなと同じように,焦って,不安になって,後悔していてはダメです。

     無理にでも,少数派思考になってください。

     焦ってない!不安じゃない!緊張してない!後悔してない!

     落ち着こう。

     僕が落ち着きたい時に聴く大好きな曲です。





     に,西野カナの曲とちゃうんかえっ!!!と思った受験生の皆さん。


     …。


     めちゃええツッコミやわ。


     では,また明日。

     僕は,明日は,夕方か夜から東京に移動するので,新幹線とかホテルで更新します。


     きっと寝られへんねやろ?付き合えや!
     眠れない方は,覗きに来てくださいね。


     ↓ いつも最後までお読みいただき本当にありがとうございます!応援クリックよろしくお願いします!!前を向いて頑張る皆さん,クリックお願いしますっ!!!
    にほんブログ村 資格ブログ 司法書士試験へ
    にほんブログ村

    相続分の譲渡があった場合の登記手続
    【新しい電子書籍】


    □ 民法の重要判例(平成10年-平成28年)  NEW!!!
              DLmarketで購入

    □ 司法書士試験の過去問【平成28年度択一式試験】  NEW!!!
              DLmarketで購入

    □  平成29年度対策 司法書士試験の過去問【会社法及び商法】(平成18年度以降) NEW!!!
    □  平成29年度対策 司法書士試験の過去問【商業登記法】(平成18年度以降) NEW!!!
    □  平成29年度対策 司法書士試験の過去問【憲法】 NEW!!!

    □ 記述式過去問集【不動産登記法】(昭和57年度~平成9年度) 
              DLmarketで購入
     この電子書籍については,こちらの記事をご参照ください。
     
    □ 平成29年度司法書士試験対策 事実関係に関する補足・答案作成に当たっての注意事項集
              DLmarketで購入
     この電子書籍については,こちらの記事をご参照ください。

    □ 株主リスト関係改正の解説 Ver.2.0
              DLmarketで購入
     株主リスト及び附属書類に関する商業登記規則の改正を完全解説。法務省発表の書式例・記載例も収録。Ver.2.0においては,平28.6.23民商99号にも対応させ,更に,申請書への記載方法を示しています。
     Ver.1.0をご購入いただいた皆さん,株主リスト関係改正の解説【補足】をダウンロードしていただき,併せてお使いください。

    □ 株主リスト関係通達完全対応問題集
              DLmarketで購入 
     株主リスト及び附属書類に関する商業登記規則の改正についての登記先例をベースに一問一答問題集化。
     








     【平成29年度司法書士試験 解答速報会】  
    2017kaitousokuhou.jpg
    * クリックすると,特設ページに移動します。




     
     
     こんばんは。

     昨日夢を見ました。

     平成29年度の不動産登記法の記述式問題で,「相続分の譲渡」の論点が出題されていました。

     朝起きたら,本当に微妙な気持ちになりました…。

     正夢になるかは分かりませんが,「相続分の譲渡」の論点は,択一式問題で平成15年度以来出題されていませんので,出題可能性は高いと考えます。

     では,超々直前期の論点解説です。


     「相続分の譲渡があった場合の登記手続


     注意点を二つ挙げておきます。


     まず,一つ目の注意点。

     登記原因は,無償の場合は「相続分の贈与」,有償の場合は「相続分の売買」です(登記研究506号P148)。

     相続分の「譲渡」ではないので,ご注意ください。

     参考: 「譲渡」が含まれる登記原因


     次に,二つ目の注意点。

     僕は,「相続分の譲渡」の論点が出題される場合には,相続登記「」に,「第三者」に対して相続分の譲渡がされ,「遺産分割」が行われると考えています。

     おそらく,ほとんどの予備校関係者も同じだと思います。

     そこで,登記手続のポイント。

     上記の出題パターンにおいて,遺産分割の結果,「第三者」が取得した場合,登記の申請件数は,次の「3件」です。起こったことを,いちいち登記にすれば良いです。


     1/3 相続登記
     2/3 相続分譲渡登記
     3/3 遺産分割登記




     これに対して,上記の出題パターンにおいて,遺産分割の結果,「相続人」が取得した場合,登記の申請件数は,次の「1件」です。
     
     1/1 相続登記
     ※ 相続分の譲渡や遺産分割の事実は,登記原因証明情報の内容で証明します。


     以上です。
     
     
     ところで,不動産登記法の添付情報に関する鉄板ルール,知りたくない?


     では,また。


     ↓ いつも最後までお読みいただき本当にありがとうございます!応援クリックよろしくお願いします!!不動産登記法の添付情報に関する鉄板ルールが知りたい皆さん,クリックお願いしますっ!!!
    にほんブログ村 資格ブログ 司法書士試験へ
    にほんブログ村

     
    「申請事項等」(3・完)
    【新しい電子書籍】


    □ 民法の重要判例(平成10年-平成28年)  NEW!!!
              DLmarketで購入

    □ 司法書士試験の過去問【平成28年度択一式試験】  NEW!!!
              DLmarketで購入

    □  平成29年度対策 司法書士試験の過去問【会社法及び商法】(平成18年度以降) NEW!!!
    □  平成29年度対策 司法書士試験の過去問【商業登記法】(平成18年度以降) NEW!!!
    □  平成29年度対策 司法書士試験の過去問【憲法】 NEW!!!

    □ 記述式過去問集【不動産登記法】(昭和57年度~平成9年度) 
              DLmarketで購入
     この電子書籍については,こちらの記事をご参照ください。
     
    □ 平成29年度司法書士試験対策 事実関係に関する補足・答案作成に当たっての注意事項集
              DLmarketで購入
     この電子書籍については,こちらの記事をご参照ください。

    □ 株主リスト関係改正の解説 Ver.2.0
              DLmarketで購入
     株主リスト及び附属書類に関する商業登記規則の改正を完全解説。法務省発表の書式例・記載例も収録。Ver.2.0においては,平28.6.23民商99号にも対応させ,更に,申請書への記載方法を示しています。
     Ver.1.0をご購入いただいた皆さん,株主リスト関係改正の解説【補足】をダウンロードしていただき,併せてお使いください。

    □ 株主リスト関係通達完全対応問題集
              DLmarketで購入 
     株主リスト及び附属書類に関する商業登記規則の改正についての登記先例をベースに一問一答問題集化。
     








     こんばんは。

     続きをやりましょう。
     

     「申請事項等」(1)
     「申請事項等」(2)


     前回は,【問題】を出題して終わりました。


    【問題】

     以下の事項は,「申請事項等」として,答案用紙に記載しなければならないか。
    1 債権者代位に関する事項
    2 所有権の保存の登記を申請する場合における申請条項
    3 登記識別情報を提供することができない理由

     

     
     解答は,次のとおりです。


     1 記載要
     2 記載不要
     3 記載不要




     解答のポイントは,「申請事項等」の意義を正確に理解することです。

     では,「申請事項等」の意義を見ていきましょう。

     
     平成28年度の問題によると,「申請事項等」とは,

     「登記記録の権利者その他の事項欄に記録される事項及び当該記録される事項に含まれない申請人

     をいいます。

     ややこしいですよね。

     簡単にいうと,こんな感じ。

     登記の目的以外の登記事項申請人が,「申請事項等」です。

     これでも,分かりにくい?

     じゃあ,これで。
     
     

     登記事項-登記の目的+申請人 = 申請事項等




     もうお気付きだと思いますが,「申請事項等」の最大の問題点は,「ほぼ登記事項のくせに,「申請」という言葉が使われている」点です。

     したがって,上記【問題】における「2 所有権の保存の登記を申請する場合における申請条項」や「3 登記識別情報を提供することができない理由」という,申請情報の内容であるが登記事項ではないものは,「申請事項等」ではないため,答案用紙には記載しないということになります。


     僕は,この「申請事項等」という用語は,平成29年度を含めて2年は出題されると考えていますが,上記のとおり,結構微妙な表現なので,本試験の現場では,念のためその意義を確認するようにしてください。

     以上,かなり実践的な不動産登記法の記述式問題対策でした。


     では,また。
     

     ↓ いつも最後までお読みいただき本当にありがとうございます!応援クリックよろしくお願いします!!予備校は「申請事項等」という用語を本試験の意義と同じ意義でしか使いませんから,注意が必要ですクリックお願いします!!!
    にほんブログ村 資格ブログ 司法書士試験へ
    にほんブログ村

    「申請事項等」(2)
    【新しい電子書籍】


    □ 民法の重要判例(平成10年-平成28年)  NEW!!!
              DLmarketで購入

    □ 司法書士試験の過去問【平成28年度択一式試験】  NEW!!!
              DLmarketで購入

    □  平成29年度対策 司法書士試験の過去問【会社法及び商法】(平成18年度以降) NEW!!!
    □  平成29年度対策 司法書士試験の過去問【商業登記法】(平成18年度以降) NEW!!!
    □  平成29年度対策 司法書士試験の過去問【憲法】 NEW!!!

    □ 記述式過去問集【不動産登記法】(昭和57年度~平成9年度) 
              DLmarketで購入
     この電子書籍については,こちらの記事をご参照ください。
     
    □ 平成29年度司法書士試験対策 事実関係に関する補足・答案作成に当たっての注意事項集
              DLmarketで購入
     この電子書籍については,こちらの記事をご参照ください。

    □ 株主リスト関係改正の解説 Ver.2.0
              DLmarketで購入
     株主リスト及び附属書類に関する商業登記規則の改正を完全解説。法務省発表の書式例・記載例も収録。Ver.2.0においては,平28.6.23民商99号にも対応させ,更に,申請書への記載方法を示しています。
     Ver.1.0をご購入いただいた皆さん,株主リスト関係改正の解説【補足】をダウンロードしていただき,併せてお使いください。

    □ 株主リスト関係通達完全対応問題集
              DLmarketで購入 
     株主リスト及び附属書類に関する商業登記規則の改正についての登記先例をベースに一問一答問題集化。
     








     こんばんは。

     昨日は,超直前期なのに,ネタブログで失礼しました。

     記事の最後に「今日で終わります…。」と書きましたが,実は,まだあるねんよ。ふふふ。

     憲法判例のうち著名事件名付のものを,ダジャレ芸人動画で絞り込む作業。

     贅沢やわ~。


     


     
     続きをやりましょう。
     

     「申請事項等」(1)


     前回書いたとおり,近年は,「登記の目的」等の項目が初めから記載されている答案用紙が使用されています。

     ところで,不動産登記法の記述式問題に関しては,数年ごとに出題形式の一部が変更されています。


     例えば,「添付情報欄の出題方式」という記事に書いたとおり,添付情報一覧から選択させる問題は平成25年度から平成28年度まで出題されていますが,平成28年度には,ただ選択させるだけではなく,特定添付情報につきその「作成者」を特定させる問題が出題されています。

     ちなみに,これを踏まえての「平成29年度の不動産登記法の記述式問題の添付情報の出題方式」の予想をしているのが,以下の記事です。

     平成29年度の不動産登記法の記述式問題の添付情報の出題方式

     話を戻します。

     平成28年度も,「登記の目的」等の項目が初めから記載されている答案用紙が使用されていますが,実は,上記の添付情報に関する出題形式の変更以外にも,変更がありました。

     それが,答案用紙に記載する申請情報の内容に関する「申請事項等」という出題手法です。

     
     いきなりですが,ここで問題です。

     
    【問題】

     以下の事項は,「申請事項等」として,答案用紙に記載しなければならないか。
    1 債権者代位に関する事項
    2 所有権の保存の登記を申請する場合における申請条項
    3 登記識別情報を提供することができない理由 





     上記【問題】の解答は,以下のバナーをクリックすると,見ることができます。
     にほんブログ村 資格ブログ 司法書士試験へ
    にほんブログ村
       290327kaitou.jpg


      では,また明日。

    「申請事項等」(1)
    【新しい電子書籍】


    □ 民法の重要判例(平成10年-平成28年)  NEW!!!
              DLmarketで購入

    □ 司法書士試験の過去問【平成28年度択一式試験】  NEW!!!
              DLmarketで購入

    □  平成29年度対策 司法書士試験の過去問【会社法及び商法】(平成18年度以降) NEW!!!
    □  平成29年度対策 司法書士試験の過去問【商業登記法】(平成18年度以降) NEW!!!
    □  平成29年度対策 司法書士試験の過去問【憲法】 NEW!!!

    □ 記述式過去問集【不動産登記法】(昭和57年度~平成9年度) 
              DLmarketで購入
     この電子書籍については,こちらの記事をご参照ください。
     
    □ 平成29年度司法書士試験対策 事実関係に関する補足・答案作成に当たっての注意事項集
              DLmarketで購入
     この電子書籍については,こちらの記事をご参照ください。

    □ 株主リスト関係改正の解説 Ver.2.0
              DLmarketで購入
     株主リスト及び附属書類に関する商業登記規則の改正を完全解説。法務省発表の書式例・記載例も収録。Ver.2.0においては,平28.6.23民商99号にも対応させ,更に,申請書への記載方法を示しています。
     Ver.1.0をご購入いただいた皆さん,株主リスト関係改正の解説【補足】をダウンロードしていただき,併せてお使いください。

    □ 株主リスト関係通達完全対応問題集
              DLmarketで購入 
     株主リスト及び附属書類に関する商業登記規則の改正についての登記先例をベースに一問一答問題集化。
     







     
     こんばんは。

     今回から数回,不動産登記法の記述式問題の話をしましょう。

     テーマは,「申請事項等」です。






     不動産登記法の記述式問題の出題の中心は,「申請情報の作成」です。

     具体的には,申請書に記載する事項の一部を答案用紙に記載します。

     ここで,答案用紙には,二つのタイプがあります。


     1 「登記の目的」等の項目を自分で書く答案用紙
     2 「登記の目的」等の項目が初めから記載されている答案用紙




     どちらのタイプの答案用紙が多いかというと,「登記の目的」等の項目が初めから記載されている答案用紙であり,近年の本試験や答練・模試の答案用紙をイメージしてください。

     一方,「登記の目的」等の項目を自分で書く答案用紙は,近年でいえば,平成15年度から平成17年度平成19年度に用いられています。

     「登記の目的」等の項目を自分で書く答案用紙で出題する出題者側のメリットとしては,自分で項目を書く分時間をかけさせることのほか,申請件数を隠すことができるというものがあります。

     平成15年度においては,以下のような指示がありました。


     数件の登記申請が必要な場合には,第1欄及び第2欄をそれぞれ申請件数に応じて実線で区切り,申請する登記の順を適宜の方法により明記した上で記載しなさい。

     


     また,「登記の目的」等の項目を受験生に考えさせることができるというメリットもあります。

     平成16年度においては,以下のような指示がありました。


    (3) 事実関係5の(1)の契約に基づく権利変動に関する登記申請書の記載事項のうち,「不動産の表示」,「代理人の表示」,「登記所の表示」及び「申請年月日」を除いた事項を,第36問答案用紙の第3欄に記載しなさい。




     ちなみに,平成17年度は,上記平成15年度の指示と平成16年度指示の両方がありました。


     ところで,前記のとおり,「登記の目的」等の項目を自分で書く答案用紙が使用されたのは,平成15年度から平成17年度のほか,平成19年度ですが,その前年度である平成18年度は,「登記の目的」等の項目が初めから記載されている答案用紙です。

     分かりにくいと思うので,並べてみます。


     平成15年度~平成17年度:「登記の目的」等の項目を自分で書く答案用紙
     平成18年度:「登記の目的」等の項目が初めから記載されている答案用紙
     平成19年度:「登記の目的」等の項目を自分で書く答案用紙
     平成20年度~平成28年度:「登記の目的」等の項目が初めから記載されている答案用紙




     ここで,問題です。

     なぜ,平成19年度の試験委員は,「登記の目的」等の項目を自分で書く答案用紙にしたのでしょうか?

     
     平成19年度の試験委員がについては,「登記の目的」等の項目を自分で書く答案用紙にした理由は,以下のバナーをクリックすると,見ることができます。
     にほんブログ村 資格ブログ 司法書士試験へ
    にほんブログ村
       290327kaitou.jpg


     ここまで読んで,「なぜそんな過去の本試験の答案用紙の話をしているのだ?」と思った受験生の方がいらっしゃると思います。


     違いますよ。


     僕は,現代の司法書士試験の答案用紙の話をしています。

    共同相続登記後に相続の放棄があった場合に申請する登記(2・完)
    【新しい電子書籍】


    □ 民法の重要判例(平成10年-平成28年)  NEW!!!
              DLmarketで購入

    □ 司法書士試験の過去問【平成28年度択一式試験】  NEW!!!
              DLmarketで購入

    □  平成29年度対策 司法書士試験の過去問【会社法及び商法】(平成18年度以降) NEW!!!
    □  平成29年度対策 司法書士試験の過去問【商業登記法】(平成18年度以降) NEW!!!
    □  平成29年度対策 司法書士試験の過去問【憲法】 NEW!!!

    □ 記述式過去問集【不動産登記法】(昭和57年度~平成9年度) 
              DLmarketで購入
     この電子書籍については,こちらの記事をご参照ください。
     
    □ 平成29年度司法書士試験対策 事実関係に関する補足・答案作成に当たっての注意事項集
              DLmarketで購入
     この電子書籍については,こちらの記事をご参照ください。

    □ 株主リスト関係改正の解説 Ver.2.0
              DLmarketで購入
     株主リスト及び附属書類に関する商業登記規則の改正を完全解説。法務省発表の書式例・記載例も収録。Ver.2.0においては,平28.6.23民商99号にも対応させ,更に,申請書への記載方法を示しています。
     Ver.1.0をご購入いただいた皆さん,株主リスト関係改正の解説【補足】をダウンロードしていただき,併せてお使いください。

    □ 株主リスト関係通達完全対応問題集
              DLmarketで購入 
     株主リスト及び附属書類に関する商業登記規則の改正についての登記先例をベースに一問一答問題集化。
     







     
     こんばんは。

     続きをやりましょう。

     共同相続登記後に相続の放棄があった場合に申請する登記(1)

     
     『登記原因を「相続の放棄」とする持分の移転の登記を申請すべき』とする昭26.12.4民事甲2268号を出題すべきでない理由。


     それは,昭和37年の民法の一部改正により,昭26.12.4民事甲2268号が適用される事案がなくなっているからです。

     以下,説明します。


     昭和37年の民法の一部改正の民法939条は,次のとおりです。


    旧民法939条 数人の相続人がある場合において,その一人が放棄したときは,その相続分は,他の相続人の相続分に応じてこれに帰属する。




     このように,共同相続人の一人が相続の放棄をした場合には,その相続分が「承継」されることを前提として,共同相続登記後に相続の放棄があった場合に申請する登記が「移転の登記」とされていたのです。


     これに対して,昭和37年の民法の一部改正の民法939条は,次のとおりです。


    民法939条 相続の放棄をした者は,その相続に関しては,初めから相続人とならなかったものとみなす。




     このように,相続の放棄には遡及効があることを前提として,共同相続登記後に相続の放棄があった場合に申請する登記は「更正の登記」とされています。

     少し事例は違いますが,同じ考え方を採る先例を根拠として示しておきます。
     

     債権者代位により,A,B及びCの共同相続登記がされたところ,その登記前に,その共同相続人全員が相続放棄をしたため,第2順位のDが相続することとなった場合において,D名義の相続登記をするには,その前提として,A,B及びCとDとの共同申請によって,A,B及びC名義の相続登記の抹消を申請しなければならない(昭52.4.15民三2379号)。



     
     昭26.12.4民事甲2268号と同じ考え方であれば,A,B及びCからDに対する「相続の放棄」を登記原因とする共有者全員持分全部移転の登記を申請することになりますが,法務省は,相続の放棄に遡及効が認められることを前提として,共同相続登記の抹消を申請するべきとしています。

     
     ということで,昭26.12.4民事甲2268号は,物騒な言い方をして申し訳ありませんが,「死んだ先例」であり,試験で出題することは絶対に許されません

     
     では,なぜ試験委員の先生は,出題したのか?


     上記の内容を知らなかったからだと思います。


     僕ごときの予備校講師がここまで解説できるということは,元ネタがちゃんとあって,それが,登記研究に連載されている「実務の視点」であり,上記の内容が掲載されたのは,登記研究823号(平成28年9月号)です。

     つまり,昭26.12.4民事甲2268号を題材とする問題が出題された平成27年より後に刊行された登記研究に掲載されていたわけです。

     ということで,平成27年度において出題したことは,仕方がなかった…


     とは,言えません!!!


     「相続の放棄」を登記原因とする持分の移転の登記が申請できるなどという先例を,何の調査もなく出題するのは(ちょっとでも調査されていれば出題されなかったはずです。),やっぱりおかしいです。


     ということで,受験生の皆さん。


     平成27年度午後の部第25問エについてあれこれ悩むのは,時間の無駄です。


    【平成27年度午後の部第25問エ】

     甲土地の所有権の登記名義人であるAには,配偶者B並びに子C及びDがおり,Cには子Eがいる場合において,Aが死亡して相続が開始した。
     AからB,C及びDへの相続を登記原因とする所有権の移転の登記がされた後,Bの相続の放棄の申述が受理された場合,B,C及びDは,Bが作成した相続の放棄を証する書面を提供して,BからC及びDへの相続の放棄を登記原因とするBの持分の移転の登記を申請することができる。




     先の記事にもコメントをいただいていますが,今回の記事によりご納得いただけたかと思います。

     
     



     平成29年度における確実な合格のため,相続登記を題材とする問題への対策をしっかりやっておきましょう。

     「相続登記の論点の中のどれ?」を訊かれると難しいですが,「相続分の譲渡」は,択一式でも記述式でも出題可能性が高いといわれています。
     

     では,また。


     ↓ いつも最後までお読みいただき本当にありがとうございます!応援クリックよろしくお願いします!!明日も論点解説を希望する皆さん,クリックお願いします!!!
    にほんブログ村 資格ブログ 司法書士試験へ
    にほんブログ村

    共同相続登記後に相続の放棄があった場合に申請する登記(1)
    【新しい電子書籍】


    □ 民法の重要判例(平成10年-平成28年)  NEW!!!
              DLmarketで購入

    □ 司法書士試験の過去問【平成28年度択一式試験】  NEW!!!
              DLmarketで購入

    □  平成29年度対策 司法書士試験の過去問【会社法及び商法】(平成18年度以降) NEW!!!
    □  平成29年度対策 司法書士試験の過去問【商業登記法】(平成18年度以降) NEW!!!
    □  平成29年度対策 司法書士試験の過去問【憲法】 NEW!!!

    □ 記述式過去問集【不動産登記法】(昭和57年度~平成9年度) 
              DLmarketで購入
     この電子書籍については,こちらの記事をご参照ください。
     
    □ 平成29年度司法書士試験対策 事実関係に関する補足・答案作成に当たっての注意事項集
              DLmarketで購入
     この電子書籍については,こちらの記事をご参照ください。

    □ 株主リスト関係改正の解説 Ver.2.0
              DLmarketで購入
     株主リスト及び附属書類に関する商業登記規則の改正を完全解説。法務省発表の書式例・記載例も収録。Ver.2.0においては,平28.6.23民商99号にも対応させ,更に,申請書への記載方法を示しています。
     Ver.1.0をご購入いただいた皆さん,株主リスト関係改正の解説【補足】をダウンロードしていただき,併せてお使いください。

    □ 株主リスト関係通達完全対応問題集
              DLmarketで購入 
     株主リスト及び附属書類に関する商業登記規則の改正についての登記先例をベースに一問一答問題集化。
     







     
     こんばんは。

     昨日予告したとおり,今回は,僕が,めちゃくちゃ怒っていることについて書かせてください。

     なぜ怒っているのかを先に言いますと,多くの受験生の方を混乱させているからです。

     怒りの発端となった出題を振り返りましょう。

     
    H27-pm25.jpg


    【平成27年度午後の部第25問エ】

     甲土地の所有権の登記名義人であるAには,配偶者B並びに子C及びDがおり,Cには子Eがいる場合において,Aが死亡して相続が開始した。
     AからB,C及びDへの相続を登記原因とする所有権の移転の登記がされた後,Bの相続の放棄の申述が受理された場合,B,C及びDは,Bが作成した相続の放棄を証する書面を提供して,BからC及びDへの相続の放棄を登記原因とするBの持分の移転の登記を申請することができる。

     


     法務省が発表した本問の正解から導かれる本設問の正誤は,「正しい」です。

     根拠として考えられるのは,昭26.12.4民事甲2268号です。


     せっかくですから,昭26.12.4民事甲2268号を確認しましょう。


     昭和26年8月24日,東京法務局長が,法務省民事局長に対して,以下のように照会しました。


     共同相続人中の1人が民法第915条の規定により相続放棄の手続中に、耕地整理登記令第8条の2の規定により整理施行者が共同相続人に代わり、共同相続人全部のために相続に因る所有権移転の登記をしたが、その後共同相続人中の1人が相続の放棄をしたことを証する書面を添附して、先きになされた相続に因る所有権移転の登記の更正の登記を申請してきた場合受理してさしつかえないでしようか、目下差しかかつた事件もありますので、至急何分の御回示を煩わしたく御願いいたします。




     簡単にいうと,「共同相続登記後に相続の放棄があった場合に申請すべき登記は,更正の登記ですよね?」という照会です。

     これに対して,法務省民事局長は,東京法務局長に対して,以下のように回答し,また,全国の(地方)法務局長に対して,以下のように通達しました。

     

     受理すべきでないと考える。

     なお、この場合には、登記原因を「相続の放棄」とし、持分の移転の登記を申請すべきものと考える。




     この『「相続の放棄」を登記原因とする持分の移転の登記を申請すべき』という部分が,平成27年度午後の部第25問エの根拠となる部分です。


     恥ずかしながら,僕は,昭26.12.4民事甲2268号を知りませんでした。

     そのため,平成27年度本試験の現場において,平成27年度午後の部第25問を落としました。


     平成27年度司法書士試験(11)-午後の部第25問エの正誤
     ※ 組合せをフル活用する解法を使用すると間違うことが避けられない問題が存在することを示す良いサンプルだと思います。ぜひお読みください。


     上記のリンク先の記事にも書きましたが,昭26.12.4民事甲2268号は,出題するべきではありません

     古いとか,細かいとか,そういう理由ではありません。

     その理由は,次回書くことにしましょう。


     ちなみに,上記の東京法務局長は,昭和26年8月24日付けの照会において,「目下差しかかつた事件もありますので、至急何分の御回示を煩わしたく御願いいたします。」と,焦っている感を出していますが,法務省民事局長が回答等をしたのは,昭和26年12月4日ですから,東京法務局長は,めちゃ怒ってたんとちゃうかな~?

     …。


     では,また明日。


     ↓ いつも最後までお読みいただき本当にありがとうございます!応援クリックよろしくお願いします!!『「相続の放棄」を登記原因とする持分の移転の登記』に納得できない皆さん,クリックお願いします!!!
    にほんブログ村 資格ブログ 司法書士試験へ
    にほんブログ村