このブログは,多くの受験生の方が司法書士試験に合格するために開設しました。
    過去問解析講座(5)

     こんばんは。

     では,予告どおり,過去問解析講座を始めますよ。

    □ 司法書士試験の過去問【平成21年度択一式試験】
              




     第1問は,外国人の人権に関する問題。

     内容としては,文言説と性質説との対立,入国の自由,地方参政権が問われています。

     内容的には難しくないため,かっこ内に正確に語句を選択できるかが勝負な問題です。

     まず,同じ内容が知識問題で出題された場合に備えましょう。具体的には,マクリーン事件(最大判昭53.10.4)と最判平7.2.28を理解して暗記しましょう。

     次に,小さい分析としては,外国人に関するその他の人権(出国の自由,再入国の自由,在留の自由,国政選挙の選挙権・被選挙権,社会権,政治活動の自由,指紋押捺の不強制等)をしっかり押さえておきましょう。特に,公務就任権に関する最大判平17.1.26は外せません。

     大きい分析としては,本問の問題意識を利用すること。すなわち,本問は,広くいえば『人権享有主体性』を問うものですから,外国人以外で人権享有主体性が問題となるもの,特に『法人』と『公務員』に関する判例を広く押さえておくことが重要となります。




     第2問は,公務員の選挙に関する問題です。

     再度の出題に備えて,取り上げられている判例を理解・暗記するのは当然です。中でも,設問イの題材である最大判平17.9.14は法令違憲判決ですので,重要度は高いです。ただ,誰でも知っている判例なのに問い方が(受験生の方にとって)ひどいって話は,この記事をご確認ください。

     分析も簡単です。第1問と異なり,問題意識を利用するなどといった大きな分析をする必要はなく,公務員の選挙関係のその他の判例を押さえておくことが分析です。




     第3問は,最高裁判所規則と法律との関係に関する問題です。

     この論点は,H16-am2に議院規則と国会法との関係が問われたときから出題が予想されたものでした。

     じゃあ,次はどうなんだ!?ってことですが,順番どおりで次は議院規則と国会法との関係ってことにはならないでしょう。再度出題される可能性は低く,また,知識問題対策をしておくような論点でもないので,こういう論点は,推論を解く訓練をして放置で良いです。この問題やるんだったら,平成25年度対策 憲法の出題実績と重要論点の項目の列挙に掲げられている論点を題材とする答練等の問題を演習する方が絶対良いです。

     H16の憲法の話が出たのでついでに指摘しておきますと,H16-am3の公共の福祉による基本的人権の制約については,再度出題される可能性は高いと,僕は考えています。H18-am1の解散権の所在についても,同様です。




     という感じで解析していきますので,宜しくお願いします。

     明日は,平成21年度の民法の解析です。

     では,また。

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