このブログは,多くの受験生の方が司法書士試験に合格するために開設しました。
    過去問の新しい分析事項(2)
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     詳しくは,この記事をお読みください。



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     参考: 紹介記事である「平成27年商業登記規則改正通達完全対応問題集」をお読みください。


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    □ 平成28年度対策 司法書士試験の過去問【会社法及び商法】(平成18年度以降)
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     こんばんは。

     更新遅くなってごめんなさい。


     昨日の記事の続きです。


      昨日の記事: 過去問の新しい分析事項(1)


     今日1時間ぐらいかけて,分析の対象となる過去問をひたすら集める作業を行いました。

     あとは,分析作業です。


     



     今日の作業において,平成12年度の民法の問題を出題順に見る機会があったのですが,改めて,平成12年度の民法の問題の厳しさを確認しました。

     皆さんの中にも,「平成12年度の民法の問題は,推論問題が多く,難しい。」という印象がある方が多いと思いますが,僕の言う「厳しさ」は,それだけではありません。


     以下,問題番号と内容を示しつつ,平成12年度の民法の問題を見ていきましょう。

     よろしければ,以下の電子書籍もご利用ください。
     

    司法書士試験の過去問【平成12年度択一式試験】
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     第1問

     憲法がまだ試験科目になっていないため,いきなり民法からスタートです。

     現在とは異なり,民法の出題数は22問,刑法の出題数は4問です。

     第1問は,取り消すことができる行為の追認を題材とする対話問題です。形式は,組合せ問題です。

     平穏なスタートです。

     第2問
     
     第2問は,仮差押えによる時効中断の効力を題材とする推論問題です。形式は,組合せ問題です。

     第3問

     第2問の推論問題の検討を終えた受験生を待つのは,第3問・代理を題材とする知識問題です。

     知識問題ですが,単純正誤問題です。既に組合せ問題が主流であったため,単純正誤問題だということで,少し厳しいです。

     第4問

     第4問は,民法94条2項の第三者と転得者の保護を題材とする推論問題です。

     第2問に続き,2問目の推論問題ですが,実は,出題形式が個数問題です。推論問題である個数問題は,非常に厳しいです。

     第5問

     例年は,総則の次は物権が出題されますが,平成12年度は,総則の次に債権が出題されました。

     第5問は,差押えと相殺を題材とする推論問題です。出題形式は,組合せ問題です。

     ここまで,5問中3問が推論問題ですから,非常に厳しいですし,差押えと相殺の論点は,当時は答練等で取り上げられることもほとんどない論点でしたので(伝聞情報です。),かなり厳しいです。

     第6問

     続く第6問も,被害者の生命侵害による財産的損害の賠償請求権の相続を題材とする推論問題です。出題形式は組合せ問題ですが,ここまで6問中4問が推論問題ですよ。

     第7問

     やっと知識問題です。債権者代位権を題材としています。出題形式は,組合せ問題です。

     第8問

     次も,知識問題かつ組合せ問題です。

     でも,内容が厳しい。借地権の対抗力を題材としていします。

     第9問

     第9問は,僕もそうなんですが,問題見た瞬間に解答は「5」だと分かってしまうぐらい強烈な印象がある,取得時効と登記を題材とする推論問題です。出題形式は,単純正誤問題です。

     余談ですが,この問題には,僕も受験生の頃に苦しめられました。内容そのものではなく,日本語の意味に苦しんだのですが,今は克服しています(当たり前ですけど。)。

     第10問

     やっとまともなテーマである共有を題材とする知識問題です。

     でも,出題形式は,個数問題です。厳しい。

     第11問

     今ではこういう形式の問題も何度が出題されていますが,当時は珍しかったです。

     取得時効の成否に関する問題。内容は難しくないものの,単純正誤問題です。

     第12問

     推論問題は,忘れた頃にやってくる。ってか。

     占有改定と即時取得を題材とする推論問題です。出題形式は,組合せ問題です。

     第13問

     立木と明認方法を題材とする知識問題です。出題形式は,組合せ問題です。

     それほど難しくはありませんが,明認方法を題材としているのに,「消失事例」が出題されていないので,少し解き難いです。

     第14問

     当時の出題は,非常に珍しかった,物上代位を題材とする問題。

     しかも,推論問題かつ単純正誤問題です。厳しいです。

     第15問

     現在の抵当建物使用者の引渡しの猶予の制度の前身である短期賃借権の問題です。

     こういう問題を確実に取ってもあまり意味がないぐらい他の問題が厳しい年度でした。

     第16問

     おなじみの法定地上権の問題です。知識問題ですが,単純正誤問題ですので,少し厳しいです。

     第17問

     これも当時は珍しかった譲渡担保を題材とする推論問題です。

     論理の一貫性を問うという珍しい出題形式なのですが,判例の見解をつなげても正解が出ないなど,かなり厳しい問題です。

     第18問

     やっと親族・相続だと思ったら,第18問はいわゆる「相続させる趣旨」の遺言の解釈を題材とする組合せ問題です(形式的には単純正誤問題ですが,実質的には組合せ問題です。)。

     第19問 

     相続の放棄を題材とする知識問題です。他に問題からすると,オアシスみたいな問題でしょう。

     第20問

     オアシス問題は,2問連続出題されることはないようです。

     あまり難しくないように見える準正等を題材とする第20問は,「禁断の出題」です。

     「禁断の出題」については,以下の記事をお読みください。

      参考: 続・禁断の出題

     第21問

     当時は珍しい遺留分減殺を題材とする推論問題です。出題形式は組合せ問題ですが,未出の判例のオンパレードです。厳しい。

     第22問

     オアシス問題のようで,当時はマイナーな論点であった親権又は未成年者の後見を題材とする知識問題です。


     



     以上のように,とにかく推論問題が多く,また,既出の論点については個数問題や単純正誤問題で出題するなど,厳しいとしか言いようがないのが,平成12年度の民法の問題です(ちなみに,他の科目も厳しいですよ。)。


     僕が受験生の頃にアルバイトをしていた司法書士事務所の僕の教育係をしていただいた先生は,平成12年度に合格された方でしたが,平成12年度の本試験後,「俺は一体1この年間何をやっていたんだ…。また不合格か…。」と思ったそうです。


     なお,平成28年度の問題が,平成12年の問題のようになることはないでしょう。

      参考: 直前期に効く言葉


     ただ,基準点は下げてくると思います。


    yonayonaH12.jpg


     以上のように,夜な夜な過去問の分析をして,僕の一日は終わります。

     …。

     画像から読み取りにくいので言っておきますと,ビールの名称は「よなよなエール」です。

     …。




     では,また。
      

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