このブログは,多くの受験生の方が司法書士試験に合格するために開設しました。
    一発合格者に学ぶ(1)
    【無料公開講座】

     記述式対策講座 商業登記法
     場所 僕が講義している予備校の渋谷校
     日時 第1回 2月23日(土) 10時~13時
         第2回 2月23日(土) 14時~17時
     僕の解法と論点は,あなただけのものです。



     こんばんは@渋谷です。

     今日は,本日ご質問いただいて回答した事項をさっき弁当食べながら改めてまとめた話をします。

     1発合格者は,通常,2年目以上の受験生の方(中上級者)と比べて,知識量は圧倒的に少ないです。

     にもかかわらず,毎年一定数の1発合格者が出ます。

     素朴な疑問として,なぜなのか?って思いますよね?

     もちろん,良い意味での運の面もあるわけですが,それだけじゃないことは,平成24年度の1位合格者の方が1発合格者であることからも明らかです。

     では,なぜ1発合格できたのかについての,実質的な理由を考えてみます。

     一見,知識の正確さと思われるかもしれません。僕も講義において,単純な暗記事項について『1発合格を目指す受験生はこの程度は正確に暗記していますよ!』って可愛い脅しをかけることはありません(全然可愛くない。)。

     でも,僕は,そんなに正確ではないかなと。少なくとも,正確さだけで1発合格を説明できる程度には正確ではないはずです。

     むしろ,1発合格を支えているのは,知識の少なさにあると思います。

     知識が少ないのに1発合格できる。

     この矛盾してそうな文章に,すごい重要なことが示されています。

     本試験のある問題を取り上げると,そこには,既出事項と未出事項が混ざって出題されています(既出事項ばかりの問題は1発合格を狙う人でも余裕で取れるはずなので,除外します。)。

     そういう問題に対処するに当たって,中上級者は,自分の頭の中にある知識につき,それが既出であるか未出であるかを区別せずに適用し,正解を導こうとします。

     これに対して,1発合格者は,その少ない既出事項の知識をなんとか適用して正解を導こうとします。

     1発合格者は,少ない知識を必死に適用するのに対し,中上級者は,(言い方は悪いですが)その知識量の豊富さに陶酔し,蚊を殺すのにマシンガンを持ち出すかのごとく,目についた設問をどんどん捌いていきます。

     これが,正答率を下げる結果に結びついているわけではないか,と僕は思うわけです。

     例えば,H24-pm17-1に次のような設問があります。

     相続を登記原因とし,胎児を登記名義人とする所有権の移転の登記をした場合において,その胎児が生きて生まれたときは,出生を登記原因としてその氏名の変更の登記の申請をすることができる。



     この設問は,厳密にいえば,明らかに誤りで,胎児のときに登記した氏名のみならず,住所も仮のものなので,氏名と住所の変更の登記を申請することになります。

     でもね,その『住所の変更もする』という知識,当該設問の解答に必要ですか?

     もちろん,必要な問題もありますが,この問題では,他にもっと誤りと判断すべき設問があるため,不要な知識になりました。

     1発合格者の方の多くは,上記の迷いすらなかったはずです(※)。
    ※ この迷いの無さが命取りになることもあり。ただあまりなし。

     素直に,ただただ少ない既出事項の知識を必死に適用することにより正解を導いていたはずです。

     中上級者の皆さん,ここから,大切なことを吸収してください。

     知識が『ある』ということと,それを適切な場面で適切に適用できるかは別の問題です。

     何度もテキスト読んで,何問も問題解いても,答練・模試で良い成績取っても,このことをちゃんと理解しないと,確実な合格はできません。

     これから本試験までの間,中上級者の皆さんがするべきことは,知識を入れる,正確にする作業はもちろんのこと,知識の適切適用の訓練もしておく必要があります。

     知識は多いに越したことはないのです。でも,知識の多さが自分の首を絞めることがあります。

     知識が多く,適切適用もできる力,それをこれから身につけていきましょう。

     大丈夫です。この知識の適切適用の力は,特に答練を受講しているときに『ある工夫』をすることにより,ちゃんと身につきます。

     『ある工夫』については,明日話すことにしましょう。というか,上記に答えはあるわけですが,僕は禅問答なんて好きではないので,明日ばしっと答え書きます笑 『じゃあ今日書けよ!』ってツッコミに対する回答は,下で行います。

     なお,僕たちの択一式対策講座【演習編】でも,この知識の適切適用の力の要請面には細心の注意を払っています。なぜなら,それが確実な合格の鍵を握っていると,分かっているからです。

     なおなお,上記の話は,択一式問題でいえることです。記述式問題には当てはまりません。




     今日はね,別に出題したい問題があります。

     テーマは,究極の横断的整理。問題文はいたってシンプル。
     

     二重の◯◯又は二段の◯◯に挿入される司法書士試験の合格に必要な語句を,可能な限り挙げなさい。



     では,また。


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