このブログは,多くの受験生の方が司法書士試験に合格するために開設しました。
    憲法の対策(2)

     こんばんは。

     今日は,梅田で書籍調査してました。探していたのは,「ウォーキング・デッドみたいな本の書き方」です(そんな本は存在しません。)。

     3時間ぐらいかけて2軒の本屋をうろついた結果,法律とは関係のない本を2冊買いました。




     1 推論問題対策
     2 判例趣旨問題対策


     
     1の推論問題対策については,昨日の記事をご参照ください。

     今回(最終回)は,2の判例趣旨問題対策です。




     多くの受験生の方は,憲法対策の大変さを推論問題対策と勘違いしているのかもしれませんが,僕は,判例趣旨問題対策の方が大変だと思っています。

     判例趣旨問題といえば,その典型は,民法であり,民法の判例趣旨問題は,基本的に,判例の要旨(※)を覚えていて,それを問題に当てはめることができれは,得点することができます。
    ※ ここでいう『判例の要旨』とは,単に『判例の概要』という意味ではなく,最高裁判所の『判例委員会』が決定したものです(これを読んでみてはいかがでしょう?)。

     具体例見ますか?

     まず,H24-am13-オ。

    H24-am13-オ


     次に,H24-am13-オの題材である最判平14.3.28の判例要旨。

    H24-am13-オ2



     ね,ほぼ一緒でしょ? なお,事例問題になると,当てはめ作業が必要となることにご注意ください。

     では,憲法の判例趣旨問題はどうでしょう? 

     近年の憲法の判例趣旨問題は,やっかいです。

     それは,判例の要旨(結論)の部分を覚えるだけでは対応することが難しいからです。

     以下は,H21-am2-イ

    H21-am2-イ

     題材は,あの法令違憲判決である最大判平17.9.14です。

     当時の受験生としては,在外国民の選挙権を認めない公職選挙法の規定が違憲とされた判例があると覚えているはずですから,H21-am2-イの文末の『…違憲とはいえない。』を見て,『あれ?おかしいぞ。これは誤りだな。』と,そう判断したでしょう。

     しかし,H21-am2-イは,正しいです。

     なぜかというと,H21-am2-イは,最大判平17.9.14の結論部分ではなく,結論に至る理論の部分を題材として作成されているからです。

     とても,やっかいです,こんな出題。

     そのほかのやっかいな出題としては,

      H24-am1-ア(森林法共有林事件:財産権の保障の意義)
      H22-am2-ア(津地鎮祭事件:政教分離の意義)
      H22-am2-ウ(津地鎮祭事件:「宗教的活動」の意義)
      H22-am2-エ(箕面忠魂碑事件:「宗教上の組織若しくは団体」の意義)

     があります。

     また,合憲性判断基準を問うものとして(これが最新の出題傾向), 

      H24-1-イ(森林法共有林事件)
      H23-1-オ(帆足計事件)

     があります。
     
     以上は,ただでさえ長文の憲法判例の判決文において,狙われる(出題される)対象が広いため,対策を立てるのがめっちゃ難しいです。

     では,どうするか?

     どっかのブログに,憲法の基本書を読めって書いてありましたが笑,基本書にはそれほど判決文が引用されていないため,憲法の基本書を読む力と時間があり,かつ,それを合格に必要な作業であると信じるの受験生の方は,基本書よりも,憲法の判例百選を読みましょう。って,そんな受験生はいませんね。



     対策としては,まず,あまり気にしないで,判例の結論を覚えることが大切。これは,多くの合格者がやることなので,絶対外せない作業です。

     次に,判決文がテキスト等で紹介されておらず,かつ,他の科目の対策に余裕がある方は,以下の書籍等により,判例六法+αな部分を習得しておくと良いと思います。



     これで,対策は終わり。

     憲法と刑法については,手を広げないことばかりが主張されますが,現在は,今までより少しは手を広げないと点数が取れない傾向に変化しています。その変化への最大限の対策が,上記の対策です。

     憲法がやっかいなのは,司法試験の受験生だった方を除いて,みんな共通です。

     でも,他の受験生と同じように,単に憲法をやっかいなものとして捉えてそれで終わりでは,確実な合格は見えてきません。

     皆さんは,決して受験生の多数派についてはいけません。

     出題傾向を踏まえた上で,合格者の多数派につくべきです。

     やっかいな状態を受け入れて,できる限りの対策をする。これが,確実に合格するための直前期の方法論です。




     相次ぐ高裁の違憲判決や選挙無効判決を見て,最高裁がどのような判決をするのか,めっちゃ楽しみです。

     無難に『違憲だが,国会も色々と大変だろうから選挙は泣きの1回で有効としておくよ判決』をするのかもしれませんが,そういう最高裁に対して,『最低裁』,すなわち『最低裁判所』という風刺をしてみては面白いのではないかと考えてみて,どうせだったら,これをブログの企画のタイトルにして,民法等の最高裁の判例において,不利益な結論を受けた立場の人々による最高裁判例批判を書いてみようと思ったりしましたが,僕たちは,ある意味,判例を説明することで飯を食っている立場なのに笑,『最低裁判所』なんて冗談でも失礼な気がしてきたので,やっぱりやめることにしました。

     では,また。

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