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こんばんは。
本試験分析セミナーの補足説明(2)です。
択一式問題に関しても,記述式問題に関しても,説明したいことがあるのですが,今回は,記述式問題に関して。
講義では,最後のパートであるがゆえ,駆け足になってしまった部分です。
収録講義でもライブ講義でも,一切触れることができなかったこと。
それは,皆さんの1年間の記述式問題対策に効果があったかについてです。
平成25年度司法書士試験の不動産登記法の記述式問題において,遺贈の登記の前提となる登記名義人の住所の変更の登記の申請を忘れてしまったり,相続を登記原因とする抵当権の債務者の変更の登記の申請をしてしまった皆さん,問題,難しかったですか?
1年間,散々登記名義人の表示の変更の登記に注意するということを念頭に記述式問題を解いていたはずです。
また,1年間,散々不動産登記法の記述式問題の過去問は重要だと言われ続けて,記述式問題対策を行なっていたはずです。
じゃあ,何で現場でできなかったのでしょうか?
原因は色々あると思いますが,僕は,ちゃんとした解法が確立しておらず,普段から記述式問題を行き当たりばったりで解いていた,すなわち,記述式問題を博打にしていたことが原因ではないかと考えています。
この部分は,いずれちゃんと書きますが,択一式問題対策も含め,答練を複数の予備校で受講するなどのアウトプット重視,いえアプトプット偏重の対策に,いかに効果がないのかを検証する必要があります。
もちろん,複数の予備校の答練を受講し,それで本試験でも高得点で,あとは合格発表待ちということであれば何ら問題はないわけですが,皆さん,周りの受験生の方で,答練の成績は良いのに本試験がさっぱりダメとか,本試験の成績がいまいちという人はいませんか?
姫野調べによりますと,そういう受験生の方は,意外と多いです。これまでよく出会いました。
だからこそ,僕は,複数の予備校の答練を受講し,その復習をするだけでは,合格は近くならないという話をしてきました。
皆さん,今一度,勉強方法を見直してみてはいかがでしょうか?
予備校の利用の有無,利用するとしてどのような講座か,利用しないとして演習の機会はどうするのか,記述式問題の解法をどうやって確立するのかなど。考えることは,いっぱいあります。前にも言いましたが,平成25年度司法書士試験の問題自体の分析は,僕を含む予備校がちゃんと行います。
でも,そこから,その分析結果を踏まえて,どうやって平成26年度司法書士試験で確実に合格するのかの方法の選択肢から適切なものを選択するのは,皆さんなんです。
非常に悩ましい問題ですが,でも,ここが早い段階でちゃんと決まれば,あとはその方法に従ってコツコツ勉強していくだけですから,一番辛いのは今です。
ちゃんと伝わっていれば良いのですが…。例えばね,A予備校の答練を受講して本試験での点数があんまり良くなかったから,今年はB予備校の答練にしようなんてことは,もう絶対考えるべきではないってことが分かるってことは,今日の僕の話が分かっている証拠です。どこでも良いとはいいませんよ,当然,僕が講義している予備校の答練がオススメです。どうやって問題が作られているか,どうやって解説が書かれているかというのを知っているからです。
でも,大切なのは,そこじゃないんです。もっと大きな,根本的な問題。
では,また。
↓ 今日の話,分かりにくくてごめんなさい。でも,大丈夫。ちゃんとこの部分の説明はこれからしていきます。平成25年度の点数があまり良くなくて,でもやる気はあるから民法の勉強をしようという方も多いと思いますが,それは後回し。ちゃんとこれから1年間どうやって勉強していくのかを先に考えましょう。これがわかったらクリックお願いします!

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