このブログは,多くの受験生の方が司法書士試験に合格するために開設しました。
    計算しない
     こんばんは。

     今年度の民法の講義においては,共同抵当の論点を説明しました。

     考え方を知った後の具体的な計算は,各自で訓練する必要があるため,例えば,H13-13は,欠かすことができない過去問です。

    H13-13.jpg

     ただ,欠かすことができない過去問であるH13-13であっても,毎回単に解くだけではなく,他に吸収できる事項がないかを考えてみることが大切です。

     僕の場合は,昔から算数・数学が苦手なせいか,計算問題を計算しないで解く癖があります。

     例えば,H13-13であれば,以下のように解きました。

     「解きました」=実際に受験生として試験会場でそう解いたという意味です。

     まず,設問オを見れば,平成4年判例を思いつき,同判例が細かいことは抜きにして,とにかく代位を認める方向の結論であるため,誤りと判断。

     すぐに,選択肢を検討。

     設問オを含む選択肢は正解となり得ないため,3と5を削除。

     次に,設問イを検討。

     細かい話は抜きにして,後順位の抵当権者が先順位の抵当権者の配当に関した何らかの請求をすることができるはずもないため(ただし,先順位の抵当権者がその抵当権を放棄していたら,話は別),設問イを誤りと判断。

     すぐに,選択肢を判断。

     設問イを含む選択肢は正解となり得ないため,1を削除。

     残るは,選択肢2と4。

     僕は,組合せ問題を設問2個で解きたい派なので,この時点でちょっと負けた気がしていました。

     でも,気を取り直して,選択肢2(アウ)と4(ウエ)を検討。

     設問アと設問エは,前者が債務者所有型,後者が債務者物上保証人所有型なので,前者の方が簡単と思いきや,後者は,単に民法392条2項による代位の可否を問うだけであり,計算は絡まない(Aが乙土地の抵当権を実行していたら大変でした。)。

     代位はできませんので,設問エを正しいと判断し,正解は,選択肢4。

     講義で説明を受けることとは矛盾するのかもしれませんが,

     すぐに図を描かないし,すぐに計算しない。

     そういう天邪鬼な姿勢が,良い意味で試験問題を無価値化し,迅速かつ正確な解答の選択を可能とするのかもしれません。

     『何だ今日の話は!?図は描くべきだし,計算すべきだ!』と思った受験生の皆さん。

     僕もそう思うところはありますよ。

     でも,H13-13でいうと,試験委員は,なぜ設問アから設問オまでの全部を計算問題にしなかったのでしょう?

     計算しないで解く余地を残したのでは?と,僕は試験会場で考えました。

     何て高尚な受験生なんだ?

     いえ,初受験を不合格で飾りました(翌年,リベンジを果たす。)。

     …。

     では,また。

     ↓ 俺(私)も計算問題苦手という皆さん,クリックお願いします! 僕が本格的に計算問題嫌いになったのは,講義時に黒板で使っての説明を始めてからです。何ともいえない緊張感があります…。 
    にほんブログ村 資格ブログ 司法書士試験へ
    にほんブログ村

    【最大決平25.9.4が及ぼす影響】
    最大決平25.9.4が及ぼす影響(1)
    最大決平25.9.4が及ぼす影響(2)
    最大決平25.9.4が及ぼす影響(3)
    最大決平25.9.4が及ぼす影響(4)

    【本試験分析セミナーの補足説明】
    2013年度本試験分析&2014年度本試験攻略法
    本試験分析セミナーの補足説明(1)
    本試験分析セミナーの補足説明(2)
    本試験分析セミナーの補足説明(3)
    本試験分析セミナーの補足説明(4)
    本試験分析セミナーの補足説明(5)

    【中上級者のための合格の方法論】
    中上級者のための合格の方法論
    『中上級者のための合格の方法論』の補足解説(1)
    『中上級者のための合格の方法論』の補足解説(2)

     【平成26年度司法書士試験対策の企画】
    平成26年度の記述式問題対策(1)
    平成26年度の記述式問題対策(2)
    平成26年度の記述式問題対策(3)
    平成26年度の記述式問題対策(4)

    社外取締役である旨の登記をすべき場面(1)
    社外取締役である旨の登記をすべき場面(2)
    社外取締役である旨の登記をすべき場面(3)
    社外取締役である旨の登記をすべき場面(4)
    社外取締役である旨の登記をすべき場面(5)

    【平成26年度司法書士試験対策の主要な電子書籍】
    □ 平成24年供託規則の一部改正の解説
    □ 平成26年度対策 司法書士試験の過去問【憲法】
    □ 司法書士試験の過去問【平成11年度から平成25年度までの択一式問題】
    □ 司法書士試験の過去問【平成25年度択一式試験】
    □ 司法書士試験の過去問【平成24年度択一式試験】
    □ 司法書士試験の過去問【平成23年度択一式試験】
    □ 司法書士試験の過去問【平成22年度択一式試験】
    □ 司法書士試験の過去問【平成21年度択一式試験】
    □ 司法書士試験の過去問【平成20年度択一式試験】
    □ 司法書士試験の過去問【平成19年度択一式試験】
    □ 司法書士試験の過去問【平成18年度択一式試験】
    □ 司法書士試験の過去問【平成17年度択一式試験】
    □ 司法書士試験の過去問【平成16年度択一式試験】
    □ 司法書士試験の過去問【平成15年度択一式試験】
    □ 司法書士試験の過去問【平成14年度択一式試験】
    □ 司法書士試験の過去問【平成13年度択一式試験】
    □ 司法書士試験の過去問【平成12年度択一式試験】
    □ 司法書士試験の過去問【平成11年度択一式試験】

    スポンサーサイト