このブログは,多くの受験生の方が司法書士試験に合格するために開設しました。
    平成26年度司法書士試験の分析(13)-午後の部第36問(不動産登記法の記述式問題)
    【夏のイベント等】

    7/21(月) 平成26年度本試験分析セミナー@渋谷校 16:30〜18:00
    ※ 同時中継もあります。
    ※ もうこのセミナーにて,平成26年度司法書士試験のことは良い意味で忘れ,平成27年度司法書士試験に向かって走り出しましょう。


    8/2(土) 平成27年度対策 会社法改正&記述式対策@小倉校 13:00〜14:30
    8/2(土) 平成27年度対策 会社法改正&記述式対策@福岡校 16:30〜18:00
    8/3(日) 平成27年度対策 会社法改正&記述式対策@熊本校 13:00〜14:30
    ※ 今年も九州遠征あります。今年は,九州と名古屋でしかやらない会社法改正&記述式問題対策です。お楽しみに。

    8/9(土) 中上級者のための合格の方法論@渋谷校 14:00〜15:30
    ※ ここから正式に始まる平成27年度司法書士試験対策。各科目の出題傾向と対策を説明させていただきます。

    8/10(日) 第1部 平成26年度本試験分析セミナー@梅田校 14:00〜14:45 
            第2部 中上級者のための合格の方法論@梅田校 14:45〜15:30
    ※ 今年も藤岡先生と一緒にガイダンスさせていただきます。僕は,第1部の担当です。

    8/24(日) 平成27年度対策 会社法改正&記述式対策@名古屋校 14:00〜15:30
    ※ 上記のとおり,会社法改正&記述式問題対策のガイダンスは,名古屋と九州でしかやりません。しかも,名古屋は,九州の後なので(同じ内容の4回目の講義です。),良い講義にしかならないはずです(笑)

     


     こんにちは。

     久しぶりに,平成26年度司法書士試験の分析です。

     今回は,不動産登記法の記述式問題において,あれ?と思ったところを示しておきます。

     1 Bは,横浜市に住所があった。
     2 平成15年4月1日,Bは,名古屋市に住所を移転した。
     3 平成26年5月23日,Bは,横浜市に住所を移転した。

     この記事にも書きましたが,住所移転をしたが登記記録上の住所に戻ったから名変がいらないという論点の出題です。

     でも,Bについての事情を,上記1から3に限らず問題全体で見ると,あれ?と思うところが出てきます。

     Bは,A株式会社とともに,平成20年1月7日に,株式会社Y銀行のために,抵当権を設定しています。

     ここで,Bの住所を確認しましょう。

     抵当権の設定の登記を申請した平成20年1月7日の時点で,

     Bの登記記録上の住所は横浜市ですが,現在の住所は名古屋市です。

     
     もう分かりますよね?

     Bは,名変しないで,どうやって抵当権を設定したのでしょうか?


     色々考えました。

     平成26年度の問題は,住所の移転の示し方が甘い。

     住所変更情報は,いつもなら住民票の写しであるところ,平成24年度においては「聴取内容+真実性の提示」で示されました。

     じゃあ,平成26年度は?

     事実関係における住所変更情報のみ。注意事項にも真実性の提示はなし。

     そうだ。住所移転は,嘘だ。

     いやいや,それを言ってしまうと,元本の確定とか売買とか,そういうのも全部嘘になる。

     じゃあ,こういうのはどう?

     住所とは,住民登録しているところをいうのでない。

     住所とは,各人の生活の本拠です(民法22条)。

     とすると,Bの名古屋市とか横浜市に住所移転をした旨の事実関係は,生活の本拠が変わったという事実を示すだけで,そもそも名変の話ではなかったのだ。


     いやいやいやいや。


     やっぱり,試験委員は,問題作成のプロではない。
     
     記述式問題を1か月ぐらいで2問作る程度なので,作り込むことはできますが,でも,やっぱり甘い。

     どうせ,元の住所に戻ったから登記名義人の住所の変更の登記を要しないって論点を思いついて嬉しかったのでしょうが,論点を思いついて浮かれないでいただきたい。

     これは,いつも受講生の方にいっていることでもあります。

     論点を思いついた瞬間が,最も不合格になる可能性が高まる時。
     
     
     油断大敵です。解答時はもちろんのこと,問題作成時にも。


     では,また。


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    【平成27年度司法書士試験対策】
     平成26年度司法書士試験の分析(1)ー午後の部第15問ウ【追記あり】
     平成26年度司法書士試験の分析(2)ー午後の部第36問(不動産登記法の記述式問題)
     平成26年度司法書士試験の分析(3)ー全般【追記あり】【再追記あり】
     平成26年度司法書士試験の分析(4)ー全般
     平成26年度司法書士試験の分析(5)-【速報版】民法の過去問からの出題数
     平成26年度司法書士試験の分析(6)-午前の部第28問エ
     平成26年度司法書士試験の分析(7)-試験上の注意事項と携行品
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     平成26年度司法書士試験の分析(9)-本試験分析セミナーのレジュメ作成等
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     平成26年度司法書士試験の分析(11)-午後の部第37問(商業登記法の記述式問題)
     平成26年度司法書士試験の分析(12)-本試験分析セミナーのレジュメ 

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