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     こんばんは。

     今回のタイトル,後順位抵当権者の不遇って,小説のタイトルみたいじゃないですか?

     でも,小説じゃないんです。

     いつもの,異次元(=比較問題で出題されることはないという意味)の比較。

     どこかの講義で,「後順位抵当権者の扱いがひどい。順位上昇の利益が重視されない!」って怒ったんです(※)。
    ※ 無人収録の講義です。

     講義後,択一式対策講座【理論編】民法のテキストで「後順位」等の検索をかけてみました。

     色々出てくるのですが(例えば,法定地上権や共同抵当の部分って結構後順位抵当権者が登場します。),ここで押さえておいていただきたいのは,「不遇」です。

     ・ 1番抵当権者が詐欺によって当該抵当権を放棄した場合における2番抵当権者は,民法96条3項の第三者に該当しない(大判明33.5.7)。

     これは,H18-am6-ア,S59-am2-5で出題されています。

     ・ 後順位抵当権者は,先順位抵当権の被担保債権の消滅により直接利益を受ける者に該当するものではなく,先順位抵当権の被担保債権の消滅時効を援用することができない(最判平11.10.21)。

     これは,H24-am6-ア,H20-am7-アで出題されています。


     じゃあ,逆に「厚遇」は(※)?
    ※ 「不遇」の対義語を色々調べたのですが(今回の記事を書くに当たって最も時間をかけた(笑)),見つからないので,「厚遇」にしました。

     ・ 後順位抵当権者が出現した後に先順位抵当権を流用することは許されない(大判昭8.11.7)。

     これは,S63-am17-5で出題されています。

     ・ 民法375条は,抵当権者と他の債権者(後順位抵当権者,一般債権者)との関係において,抵当権者の優先弁済権の範囲を制限するものである。

     ・ 後順位抵当権者は,弁済等により消滅した先順位の抵当権の抹消を請求することができる(大判大8.10.8,大判昭15.5.14)。

     ・ 抵当権は,第三取得者や後順位抵当権者との関係では,抵当権は,被担保債権とは別に20年の消滅時効にかかる(民法396条参照,大判昭15.11.26)。

     ・ 債務者による異議をとどめない承諾前の後順位抵当権者は,抵当権の消滅を主張することができる(大決昭6.11.21)。

     ・ 後順位抵当権者は,弁済をするについて正当な利益を有するため,弁済によって当然に債権者に代位する(民法500条,大決昭6.12.18)。

     

     厚遇,多っ!!!


     
     


     以下,真面目な話です(今まで以上に真面目,という意味です。)。

     民法での失点は,(物騒な言い方になりますが)命取りになります。

     じゃあ,どのように準備しておくのかということですが,まずは,出題可能性が高い判例の知識をちゃんと習得しましょう。

     毎年のことですが,民法では「判例の趣旨に照らし」問題が多いですし,過去問の知識のみで正解できる問題が減少している傾向にあります。

     それなのに,「基礎」「手を広げすぎない」という大切な言葉を,出題傾向に従わない自分を正当化する言葉にしないでください。

     すなわち,


     未出の中の重要な「基礎」を押さえるんです。
     過去問分析から導かれる範囲を超えて「手を広げすぎない」ようにするんです。


     次に,押さえた判例の知識を事例問題で実践することも大切です。

     当たり前のことですが,テキスト等で未出の知識を得ることと,それがちゃんと武器になって問題が解けるかどうかとは別の問題ですから。

     この部分を曖昧にしていると,本試験中に「?」,本試験後に「知ってたのに…」になってしまいます。


     本試験中にピンッとくるよう,知識の習得&実践を徹底しましょう。


     では,また。
     

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