このブログは,多くの受験生の方が司法書士試験に合格するために開設しました。
    補欠役員の論点(2)
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    NEW!!! 平成10年~平成26年までの民法の重要判例をすべて示しています。すべての問題について一問一答形式の設問付きです。
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    □ 平成26年会社法等一部改正の解説
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     定款の自動変更(1)
     定款の自動変更(2)
     定款の自動変更(3・完)




     
     こんにちは。

     昨日はブログ更新後すぐに寝たので,10時間も寝ました。

     いつもの2倍以上寝たので背中が痛いです…。

     皆さん,ご心配をおかけしました。また,応援クリックありがとうございました!
     
     


     解答をお待ちの受験生の方も多いと思いますので,このネタからいきますね。

     補欠役員の論点(1)

     まずは,問題を再度掲げておきます。


    【問題】

     以下の別紙等に基づき,申請すべき登記を挙げよ。

    注意事項
         申請会社においては,明記されている場合を除き,定款に法令の規定と異なる別段の定めはないものとする。

    別紙1 申請会社情報
         取締役 ABCD
         取締役会設置会社

    別紙5 聴取記録
         ・取締役Dは,平成27年4月10日に死亡した。
         ・Eは,平成25年6月28日開催の定時株主総会で補欠の取締役として選任され,平成27年4月12日に就任を承諾した。
         ・定款には,「補欠の取締役の選任に係る決議が効力を有する期間は,当該決議後2年以内に開催する定時株主総会の開始の時までとする。」旨の定めがある。




     「取締役Dの補欠がEだな。ちゃんと,補欠の取締役の選任決議を伸長する旨の定款の定めがあるな。よし,申請すべき登記決定!」という思考の下,以下のような解答となった受験生の皆さん,残念でした。

    平成27年4月10日取締役D死亡
    平成27年4月12日取締役E就任



     
     結論としては,Eは取締役に就任することができません

     これは,補欠の役員が正規の役員に就任するためには,その役員が欠けた場合又は会社法もしくは定款に定める員数を欠くこととなる場合でなければならないとされているからです(会社法329条3項)。

     【問題】の株式会社は,取締役会設置会社であり(別紙1参照),特に定款に取締役の員数についての定めはないため(注意事項参照),取締役は3名以上いれば足りるところ,取締役Dが死亡しても,残存する取締役が3名いるため,Eは,取締役に就任することができないということになります。

     実は,この点については,何度か書いたことがあります。


    <疑問編>
     教えて!松井先生!
    <解決編>
     補欠監査役の論点



     
     <解決編>と書きましたが,この記事に書いたとおり,松井先生の商業登記ハンドブック上での解決はまだ図られていないため,新しい商業登記ハンドブックの刊行が非常に楽しみです。




     さっきメールをチェックしたら,発送されたみたいです。


    shukka.png
     
     
     ということで,補欠の役員の就任の場面においては,補欠の決議の有効期限を伸長する定款の定めを確認する前に,そもそも就任できる場面であるかどうかのチェックをお忘れなく。


     とまとめに入りましたが,実は,補欠役員の論点シリーズは,まだ続きます。


     では,また。
     
     
     ↓ 今回も最後までお読みいただきありがとうございました!足跡としてクリックお願いします!! 
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