このブログは,多くの受験生の方が司法書士試験に合格するために開設しました。
    自分裁判(2・完)
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     商業登記における前提名変登記!?(1)
     商業登記における前提名変登記!?(2・完)

     本試験に棲む魔物(1)
     本試験に棲む魔物(2・完)

     補欠役員の論点(1)
     補欠役員の論点(2)

     区分建物の罠(1)
     区分建物の罠(2)
     区分建物の罠(3・完)

     昭和VS平成(1)
     昭和VS平成(2)
     昭和VS平成(3)
     昭和VS平成(4・完)

     定款の自動変更(1)
     定款の自動変更(2)
     定款の自動変更(3・完)




     
     こんばんは。

     自分裁判の続きをやりましょう。


     自分裁判(1)
     

     これまで裁判の流れ(というほどのものでもない。)を確認しておきます。


     開廷。

     原告は,論点検討時の自分(以下「自分A」といいます。)であり,被告は答案作成時の自分(以下「自分B」といいます。)。

     それぞれの言い分は,次のとおり。

     自分A: これは,自分Bのミスであると考える。添付情報を書く際に,丁寧に「要・不要」を確認すれば,免責的債務引受を登記原因とする抵当権の変更の登記の添付情報として印鑑証明書を添付するなんてミスはしなかったはずだ!!

     自分B: たしかに丁寧に確認すれば,このミスは防げたかもしれません。でも,私は,自分Aのせいで答案用紙への記載時間が20分しかなく焦ってて,そんな中で印鑑証明書を書かなくて良いなんて気付くことができるはずもありません。私のミスと言われたくありません。

     閉廷。




     では,皆さんが裁判官として,自分Aの言い分と自分Bの言い分を聴いて,どちらが正当であるかを判断しましょう。

     

     正当な言い分を述べているのは,自分Bです。

     以下,検討します。


     受験生の方にとって,免責的債務引受ってどういう位置づけでしょうか?
     
     少し言い方は悪いですが,試験における論点として,免責的債務引受は大した論点ではありません

     その大したことない論点において,唯一受験生の方を苦しめるのが,印鑑証明書の添付を要しないという知識です。
     

     つまり,受験生の方にとって,
     


     免責的債務引受=印鑑証明書を添付しない
     
     

     なんです(※)。


    ※ 重畳的債務引受の場合も印鑑証明書の添付を要しないのですが,重畳的債務引受の場合は,申請情報に「追加する事項 連帯債務者 何某」と記載する知識も登場します。


     さて,自分Aは,別紙として示された抵当権の被担保債務に係る免責的債務引受契約書を検討した際,何を考えていたのでしょうか?


     ちゃんと上記の「免責的債務引受=印鑑証明書を添付しない」という簡単な公式を思い出せば良かったのに,何も思い出さず,何もやっていない。


     「印証×」(印鑑証明書は不要という意味)というメモさえ残していれば,自分Bは,答案用紙の添付情報欄に書かなかったはずです。

     以上により,自分Bが正当な言い分を述べています。


     
     皆さん,記述式問題でちゃんと点数を取るためには,論点検討時の自分が論点の検討を尽くしていることが極めて重要となります。

     数あるミスで,答案作成時の自分が責められるのは,上記の例でいえば,「印証×」というメモがあったのに,それを確認しないで答案用紙に印鑑証明書と書いてしまったときぐらいです

     それぐらい,答案作成時の自分が責められることはないのです。


     答案作成時の自分には,「検討」「選択」「判断」をさせてはいけません


     答案作成時の自分は,論点検討時の自分を信じ,とにかく書きぬけることが大切です。


     超直前期における記述式問題の演習でも,論点検討時の自分に問いかけてください。


     論点の検討は尽くしたか?
     他にできることは,もうないか?



     では,また。


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