このブログは,多くの受験生の方が司法書士試験に合格するために開設しました。
    親族法の分野の未出判例
    【新しい電子書籍】


    NEW!!! 平成10年~平成26年までの民法の重要判例をすべて示しています。すべての問題について一問一答形式の設問付きです。
       民法の重要判例[平成10年-平成26年]


    * この電子書籍の紹介については,この記事をご参照ください。


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    □ 商業登記規則等の一部改正の解説  
    □ 商業登記規則61条2項~4項の解説
    □ 平成26年会社法等一部改正の解説
    □ 平成26年会社法等一部改正一問一答問題集




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     自分裁判(1)
     自分裁判(2・完)

     本試験における民法
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     本試験における会社法及び商法

     商業登記における前提名変登記!?(1)
     商業登記における前提名変登記!?(2・完)

     本試験に棲む魔物(1)
     本試験に棲む魔物(2・完)

     補欠役員の論点(1)
     補欠役員の論点(2)

     区分建物の罠(1)
     区分建物の罠(2)
     区分建物の罠(3・完)

     昭和VS平成(1)
     昭和VS平成(2)
     昭和VS平成(3)
     昭和VS平成(4・完)

     定款の自動変更(1)
     定款の自動変更(2)
     定款の自動変更(3・完)




     
     こんばんは。

     受験生の頃よりも勉強しているかもしれない最近,やっぱり夜型になってしまいます(受験生の頃も,典型的な夜型で直前期に困るパターンでした。)。

     今日の昼間,以下のニュースを目にしました。

     sinzokuhanrei.png

     そして,皆さんに改めて紹介しておかなければならない記事を思い出しました。

     親族法の分野の未出判例をまとめた以下の記事です。


     ・ 現代医学と親族法
     ・ 夫と民法772条により嫡出の推定を受ける子との間に生物学上の父子関係が認められないことが科学的証拠により明らかであるなどの事情がある場合における親子関係不存在確認の訴えの許否等


     リンク先を確認する時間がない方もいると思うので,以下,要旨をまとめておきます。


    1 保存された男性の精子を用いて当該男性の死亡後に行われた人工生殖により女性が懐胎し出産した子と当該男性との間に,法律上の親子関係の形成は認められない(最判平18.9.4)。



     この判例は,H20-am22で推論問題として出題済みです。


    2 女性が自己以外の女性の卵子を用いた生殖補助医療により子を懐胎し出産した場合においても,出生した子の母は,その子を懐胎し出産した女性であり,出生した子とその子を懐胎,出産していない女性との間には,その女性が卵子を提供していたとしても,母子関係の成立は認められない(最決平19.3.23)。



     この判例が,上記のニュース関連です。


    3 性同一性障害者の性別の取扱いの特例に関する法律に基づき男性への性別の取扱いの変更の審判を受けた者の妻が婚姻中に懐胎した子は,妻との性的関係の結果もうけたものであり得なくても,夫の子と推定される(最決平25.12.10)。




     これも重要判例ですね。


    4 夫と子との間に生物学上の父子関係が認められないことが科学的証拠により明らかであり,かつ,夫と妻が既に離婚して別居し,子が親権者である妻の下で監護されているという事情があっても,子の身分関係の法的安定を保持する必要が当然になくなるものではないから,上記の事情が存在するからといって,772条による嫡出の推定が及ばなくなるものとはいえず,親子関係不存在確認の訴えをもって当該父子関係の存否を争うことはできない(最判平26.7.17)。



    5 夫と子との間に生物学上の父子関係が認められないことが科学的証拠により明らかであり,かつ,子が,現時点において夫の下で監護されておらず,妻及び生物学上の父の下で順調に成長しているという事情があっても,子の身分関係の法的安定を保持する必要が当然になくなるものではないから,上記の事情が存在するからといって,772条による嫡出の推定が及ばなくなるものとはいえず,親子関係不存在確認の訴えをもって当該父子関係の存否を争うことはできない(最判平26.7.17)。



     4と5は,同日付けの別判例です。

     
     以上5件の判例は,いずれも親族法における頻出分野である「親子」関連ですので,何度か目を通して結論を覚えておいてください。

     
     もしかしたら,「この時期に未出判例の紹介?」と思われるかもしれません。

     でも,僕は,「何が合格に直接役立つか?」という観点で記事を書いています。

     
     では,また。


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