このブログは,多くの受験生の方が司法書士試験に合格するために開設しました。
    疑義問(3)
    【新しい電子書籍】


    NEW!!! 平成10年~平成26年までの民法の重要判例をすべて示しています。すべての問題について一問一答形式の設問付きです。
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    □ 平成26年会社法改正基本通達完全対応問題集
    □ 商業登記規則等の一部改正の解説  
    □ 商業登記規則61条2項~4項の解説
    □ 平成26年会社法等一部改正の解説
    □ 平成26年会社法等一部改正一問一答問題集




    【お知らせ】

     平成27年度司法書士筆記試験 解答速報会

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       * クリックするとリンク先に飛びます。





     こんにちは。

     今日は,疑義問をやりましょう。

     疑義問(1)
     疑義問(2)

     今回取り上げるのは,以下の設問です。

     今までの設問と異なり,法務省が問題の持ち帰りを認めるようになった後,というか最近の過去問ですので,「当時のアルバイトの方が問題を間違えて覚えて帰ってきた」というのがあり得ないです。


    【H22-am9-イ】

     A,B及びCが,その共有する土地について分割をしない旨の合意をしていた場合には,Aからその持分を譲り受けたDは,当該土地の分割を請求することができない。



     この設問は,各予備校まずい設問であることは分かっているものの,正誤を何となく「正しい」にしていると思います。すなわち,「共有物分割禁止の定めがある以上,Dは,共有物の分割を請求することができない。」としていると思います。
     
     でも,共有物分割禁止の定めは,登記事項であるため(不登法59条6号),その登記がなければ第三者に対抗することができません(民法177条)。

     【H22-am9-イ】においては,A,B及びCがその共有する土地についてした共有物分割禁止の定めが登記されているか否かが明らかではなく,Aからその持分を譲り受けたDが当該土地の分割を請求することができないとはいえないため,「誤り」と判断すべきです。

     これが正しい解釈であり,もしかしたら皆さんのお手持ちに過去問集にも付記されているかもしれません。


     ここで,僕は,皆さんにお願いしたいことがあります。

     
     それは,上記の正しい解釈は,

     絶対に本試験の現場でしないでください。


     これは,皆さんに伝えるのが非常に難しいのですが,本試験の現場で正しい解釈ができることと合格できることとは違うんです。

     【H22-am9-イ】の見て,「共有物禁止の定めが登記されていないからDは共有物の分割請求ができる。」と考え,即座にその正誤を「誤り」と判断することは,ダメなことです。

     ここで,「これ民法の問題だから登記のことをそんなに重視しないのではない?」とか,「単に登記の有無を見るだけで正誤の判断ができる問題なんて出るかな~。」とかそういうことを考えて,正誤の判断を回避することが重要です。

     なお,法務省が【H22-am9-イ】の正誤をどちらにしているかは不明です。

      【H22-am9】は,【H22-am9-イ】の正誤を「正しい」としても「誤り」としても,正解は5で変わりません。

     この点に関しては,以下の記事をお読みください。

     ・ 禁断の出題
     ・ 続・禁断の出題

     今日の内容が皆さんに伝わることを願っています。

     ただし,伝わらなかった場合に備えて,次の疑義問も【H22-am9-イ】と同じタイプです(笑)。




     まだまだできることはあります。

     絶対時間を見捨てないでください。


     では,また。


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