このブログは,多くの受験生の方が司法書士試験に合格するために開設しました。
    保証人の主たる債務者に対する求償権の消滅時効の中断事由がある場合であっても,共同保証人間の求償権について消滅時効の中断の効力は生じない (最判平27.11.19)
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     こんばんは@渋谷です。

     始まりました,今週の出張。

     今日:2コマ
     明日:3コマ
     明後日:2コマ
     明々後日:合格者との座談会+祝賀会

     のスケジュールです。

     僕は,東京に遊びに来ているわけではないので,できるだけ収録をし,空いている時間は全て資料作成に充てるようにしています。

     ブログもいっぱい更新しようと,ネタを仕込んでいたのですが,ここにきて新ネタ登場です。

     最新判例が2件あります。

     今回は,そのうち1件の解説です。

     解説する判例は,次のとおりです。

     
     保証人の主たる債務者に対する求償権の消滅時効の中断事由がある場合であっても,共同保証人間の求償権について消滅時効の中断の効力は生じない (最判平27.11.19)。



     事実関係は,次のとおりです。


    1 Bは,Aに対して債権を有しており,当該債権に係る債務を,XとYが保証している。
    2 平成6年,Xは,Bに対し,その債務の全額を代位弁済をした。
    3 Aは,Xに対し,平成6年から平成13年までの間,その求償債務の一部を弁済した。
    4 平成14年5月20日,Xは,Aに対し,求償債権の残部の支払を求める訴えを提起し,同年9月13日,請求認容判決が言い渡され,その後,同判決は確定した。
    5 平成24年10月25日,Xは,Yに対し,求償金の残代金の支払を求める訴えを提起した。




     この訴訟における,YとXの主張は,次のとおりです。


     Y: XのYに対する求償権は,平成6年(=権利を行使することができる時)から10年を経過した時に,消滅している。
     X: Aに対して取得した求償権の消滅時効の中断により,共同保証人間の求償権についても消滅時効の中断の効力が生じている。




     最高裁は,次のとおり判断しました(最判平27.11.19)。 


     保証人が主たる債務者に対して取得した求償権の消滅時効の中断事由がある場合であっても,共同保証人間の求償権について消滅時効の中断の効力は生じない。



     ということで,Yの勝ちです。


     理由は,次のとおりです。

     民法465条に規定する共同保証人間の求償権は,主たる債務者の資力が不十分な場合に,弁済をした保証人のみが損失を負担しなければならないとすると共同保証人間の公平に反することから,共同保証人間の負担を最終的に調整するためのものであり,保証人が主たる債務者に対して取得した求償権を担保するためのものではない。

     つまり,共同保証人間の求償権は,保証人が主たる債務者に対して取得した求償権を担保するためのものではないため,保証人が主たる債務者に対して取得した求償権の消滅時効の中断事由がある場合には,それに連動して,共同保証人間の求償権についても消滅時効の中断の効力が生ずるわけではないということです。


     



     平成28年度司法書士試験における確実な合格を目指す受験生の方は,厳しい言い方をすれば,「受験生のマナー」として,少なくとも平成27年12月末までにあった最高裁判例については,押さえておくようにしましょう。

     
     では,また。


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