このブログは,多くの受験生の方が司法書士試験に合格するために開設しました。
    【発表】ブログ記述式答練【商登法】特別編の解答解説
     【ガイダンス】

     テーマ: 本試験の的中率が実証する「択一式対策講座実践編」&記述式対策講座「体験講義」
     

     場所・日時
     2015年
      12月19日(土) 17時半~19時 TAC渋谷校

     2016年
      1月10日(日) 14時~15時半 TAC神戸校
      1月11日(月) 14時~15時半 TAC梅田校
      1月18日(月) 19時~20時半 TACなんば校
      1月24日(日) 14時~15時半 TAC高松校



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     詳しくは,この記事をお読みください。



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     参考: 紹介記事である「続・ほんまに分かって作ってるん?」をお読みください。


    □ 平成27年商業登記規則改正通達完全対応問題集
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     参考: 紹介記事である「平成27年商業登記規則改正通達完全対応問題集」をお読みください。


    □ 平成28年度対策 司法書士試験の過去問【憲法】
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    □ 平成28年度対策 司法書士試験の過去問【会社法及び商法】(平成18年度以降)
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    □ 平成28年度対策 司法書士試験の過去問【商業登記法】(平成18年度以降)
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     本試験の的中率が実証する「択一式対策講座実践編」&記述式対策講座「体験講義」
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     こんばんは。

     今日から仕事が始まった方も多いと思います。お疲れ様でした。

     大変だと思いますが,徐々に仕事と勉強のペースを整えていきましょう。

     僕は,ここに来て「寝る子」になってしまいました…。


     


     そろそろ正解を発表しましょう。

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     まず,株式の分割について。

     これ,何か問題あります?

     まったく問題なく,登記できますよ。これを登記できないと判断する方は,まず,平成18年度の商業登記法の記述式問題を解きましょう。

     一番危険なのは,「普通株式の株主に損害を及ぼすおそれはない」という聴取記録を「A種類株式の株主に損害を及ぼすおそれはない」とする反対解釈。

     損害を及ぼすおそれがある場合は,ちゃんと「損害を及ぼすおそれがある」と書かれますので,勝手に解釈しないようにしましょう。

     僕は,単に普通株式についての株式の分割なので,普通株式の株主に損害を及ぼすおそれはないと書いただけですが,上記の反対解釈を狙ってのことなので,少し満足です(笑)。

     
     次に,A種類株式の内容の変更について。

     普通株式について株式の分割があったことを前提として,A種類株式の取得の対価を普通株式1株から2株に変更しています。

     このような変更については,A種類株式の株主の全員の同意が必要となりそうですが(会社法111条1項),重要先例があります。

     それが,平20.3.21民商990号です。

     この平20.3.21民商990号については,以下の記事でも紹介しているのですが,ここにその全文を明らかにしましょう。


      種類株式発行会社における取得条項付株式の内容についての定款の変更【問題編】 
      種類株式発行会社における取得条項付株式の内容についての定款の変更【解答解説】


     

     種類株式発行会社が普通株式について株式の分割をする場合において,取得条項付株式の種類株主に対価として交付する普通株式の数に実質的な変更が生じないようにするため,種類株式の取得条項中,対価として交付する普通株式の数の算定方法についての定款の定めを変更しようとするときは,会社法111条1項に定める種類株主全員の同意は要せず同法322条1項の当該種類株主を構成員とする種類株主総会の決議は要する(平20.3.21民商990号)。




     このように,先例によると,会社法111条1項の種類株主の全員の同意は要しないが,同法322条1項の損害を及ぼすおそれがある場合の種類株主総会の決議は要します

     「損害を及ぼすおそれがある」とは書いていなくても。

     さっき書いたことと矛盾するようですが,これは例外的に書いていなくても損害を及ぼすおそれがあると判断します。

     だって,先例が,「種類株主の全員の同意は不要ですが,損害を及ぼすおそれがある場合の種類株主総会を一応やっておけっ!」って言っているのですから。

     
     本問において,A種類株主の株主の全員の同意が得られていないことは問題ないのですが,種類株主総会の決議も行われていませんので,A種類株式の内容の変更は,登記できない事項になります。


     なお,株式の分割を行った際にその分割比率に応じて,取得の対価の定めが自動的に調整される条項があらかじめ定められていれば,上記の種類株主総会の決議を要しないとされています(鈴木龍介編著「商業・法人登記先例インデックス」P63)。



     
     


     皆さん,特別編はいかがだったでしょうか?

     僕が,「シンプルな問題ではあるものの,簡単に正解できる問題ではありません。」と言った意味がお分かりいただけたかと思います。

     商業登記法の記述式問題で確実に得点するためには,時間を確保するほか,解法の実践と論点の強化をバランス良く行っていく必要があります。

     平成27年度に出題された,発行済みの種類株式の一部を他の種類株式とする変更の登記手続の論点(昭50.4.30民四2249号)もそうですが,商業登記法の記述式問題では,択一式問題でも出題されたことがない,通常の講義では説明もされない論点が普通に出題されます。

     こういう論点に対する対策を,「手を広げすぎ」と言ってしまうのは簡単ですが,僕には,出題されたことがない論点(上記の平20.3.21民商990号のような先例を含む。)を何を根拠に切り捨てているのか,本当に理解できません。


     僕は,受験生の方が現場で「面食らう論点」に対して,先回りして落ち着いて対処できるようにすることが,予備校の役目の一面だと考えているからです。

     
     当然,「面食らう論点」を重要なものに絞り込むことも,予備校の役目です。

     
     一緒に商業登記法の記述式問題を解く力を付けていきましょう。


      では,また。


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    コメント
    この記事へのコメント
    こんにちは(27年度向受講生)
    お正月らしい論点って何だろう?って考えましたが、全くわかりませんでした。なるほどぉ。そう言えば先生が講義で言っていたのを思い出しました。でも、322条1項が要ると言うのはうろ覚えでしたが…。商登はオモシロイけど怖いぃぃ。
    また、出題お願いします。
    2016/01/05(火) 10:33:01 | URL | オオモト #-[ 編集]
    Re: タイトルなし
    ご受講ありがとうございます。

    論点を正確に押さえ,解法を習得すれば,商業登記法の記述式問題はもっともっと面白くなりますよ!


    > こんにちは(27年度向受講生)
    > お正月らしい論点って何だろう?って考えましたが、全くわかりませんでした。なるほどぉ。そう言えば先生が講義で言っていたのを思い出しました。でも、322条1項が要ると言うのはうろ覚えでしたが…。商登はオモシロイけど怖いぃぃ。
    > また、出題お願いします。
    2016/01/06(水) 17:49:42 | URL | 姫野寛之 #-[ 編集]
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