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    平成28年度司法書士試験(1)-午前の部第32問5
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     こんばんは@自宅です。

     早速ですが,平成28年度司法書士試験の分析を始めます。

     「分析」ですので,当然ネタバレを含みます。

     自己採点をしない方は,ご注意ください。






    【平成28年度午前の部第32問5】

     社員が持分会社に対して社員の責任を追及する訴えの提起を請求した場合において,当該持分会社が当該請求の日から60日以内に当該訴えを提起しないときは,当該請求をした社員は,当該持分会社のために,自らが原告となって,当該訴えを提起することができる。



     
     以下,択一式対策講座【理論編】会社法のテキストからの抜粋です。


     社員が持分会社に対して社員の責任を追及する訴えの提起を請求した場合において,持分会社が当該請求の日から60日以内に当該訴えを提起しないときは,当該訴えが当該社員もしくは第三者の不正な利益を図り又は当該持分会社に損害を加えることを目的とする場合を除き,当該請求をした社員は,当該訴えについて持分会社を代表することができる(会社法602条(注))。
     (注) これは,株式会社の代表訴訟制度(会社法847条)に類似するものであるが,それとは異なり,原告となる者は社員ではなく,持分会社自身であり,その訴訟遂行に係る代表権を社員が行使するというものである(相澤・会社法解説P161,相澤等・論点解説P583)。




     株式会社の制度との違いですので,比較問題で出題される可能性が少しあるということで掲載した知識ではあるものの…

     ここまでレベルを出題するのは,試験委員は,受験生にどのようなレベルを求めているのでしょうか?


     まあ,これはこの設問だけの話ではなく,記述式問題のボリュームについてもそうですが。


     ところで,今日だからこそ,皆さんに確認していただきたいことがあります。

     
     それは,


     「基本的な知識だけで解けたか?」ということ。


     年度にもよりますが,

     ちゃんと未出の知識(応用的知識)を入れておかないと,問題が解けない又は解き辛くなります。


     今は,そのような出題傾向です。
     

     では,また。
     

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    2016/07/04(月) 02:20:46 | | #[ 編集]
    Re: アドバイスを…下さい!
    千…さん

     僕が提案する勉強方法は,王道といえるものです。読むだけとか,解くだけというバランスが悪いものではなく,まずは読む,次に読んだ箇所に対応する過去問を解き,最後にまた読む。これを全科目・全論点について行います。

     辛く退屈な部分もありますが,これを愚直に続けた者に,確実な合格が与えられる。と,僕は確信しています。
    2016/07/04(月) 02:49:09 | URL | 姫野寛之 #-[ 編集]
    姫野先生、なかなか上手くいかない私のストレスを先生にぶつけてしまう様な意見に対し、真摯にアドバイス頂き大変感謝、感動しております。
    自分なりの勉強法を模索している時間は無いので、今日先生にアドバイス頂いた、読む→対応過去問を解く→また読むという勉強の王道を信じて、また今日から頑張ろうと思います。何が何でもこの資格取りたいです。頑張ります!有難う御座いました。
    2016/07/04(月) 03:16:43 | URL | 千田 #-[ 編集]
    Re: タイトルなし
    千…さん

     王道に間違いはありません。また,続ける中で,ご自身に合ったやり方が必ず見つかります。まずは,進めることです。

     頑張りましょう!
    2016/07/04(月) 10:20:53 | URL | 姫野寛之 #-[ 編集]
    午前が酷い
    先生には答練の解説でお世話になりました。一言、姫野先生さすがですね。ほとんど言ってたとうりあたってるんじゃないでしょうか。しかし、6と30と32が酷すぎる。30を4で32を5として午前26午後27です。一体試験委員は何がしたかったのか。6など事例形式でききたいのはわかるが勉強してる人ほどまちがえてしまう。32は条文どうりで間違いかよ。あれだけ出題予想があたってるのに午前の点数が酷すぎる。情けなくてしょうがない。去年1問午後足りずにあしきりでした。今年も同じことになりそうです。
    2016/07/04(月) 19:35:53 | URL | お世話になりました #-[ 編集]
    Re: 午前が酷い
    お世話になりました さん

     答練解説のご受講ありがとうございました。出題予想が当たるのは嬉しいですが,得点していただくのが一番です。

     午前がクリアできると午後が,午後がクリアできると午前がと,多くの受験生を悩ませる厳しさがありますよね。
    2016/07/04(月) 21:25:33 | URL | 姫野寛之 #-[ 編集]
    午前32問目の5がバツなのは分かりましたが4がマルの根拠条文はどこにあるのでしょうか?
    2016/07/05(火) 09:50:42 | URL | 質問させてください #-[ 編集]
    Re: タイトルなし
    質問させてください さん

     持分の全部を他人に譲渡した社員は,その旨の登記をする前に生じた持分会社の債務について,従前の責任の範囲内でこれを弁済する責任を負います(会社法586条1項)。この会社法586条について,会社法の立案担当者は,社員が登記事項とされていない合同会社には適用されず,持分の全部を他人に譲渡した合同会社の社員は,退社した後に責任を負うことはないとしています(相澤等・論点解説P572)。

    > 午前32問目の5がバツなのは分かりましたが4がマルの根拠条文はどこにあるのでしょうか?
    2016/07/05(火) 10:16:02 | URL | 姫野寛之 #-[ 編集]
    姫野先生返信ありがとうございます。
    そんなこと知らないで条文だけで自信を持ってバツにしました。
    5は原告が臭いと思いましたがマルにしました。
    オートマを使っていますがそんなこと載ってなかったです。
    試験委員が4をバツ5をマルとして出題した可能性は考えられませんか?
    2016/07/05(火) 13:18:51 | URL | 質問させてください #-[ 編集]
    Re: タイトルなし
    質問させてください さん

     実は,4も5も同じ立案担当者の書籍(相澤哲等「論点解説・新会社法 千問の道標」)に基づく出題なので,ご指摘の可能性は,僕としては考えにくいです。

    > 姫野先生返信ありがとうございます。
    > そんなこと知らないで条文だけで自信を持ってバツにしました。
    > 5は原告が臭いと思いましたがマルにしました。
    > オートマを使っていますがそんなこと載ってなかったです。
    > 試験委員が4をバツ5をマルとして出題した可能性は考えられませんか?
    2016/07/05(火) 13:56:22 | URL | 姫野寛之 #-[ 編集]
    602条は「当該請求をした社員は、当該訴えについつ持分会社を代表する」とあり、一方、847条は「当該請求をした株主は、株式会社のために、責任追及等の訴えを提起する」とあります。
    この対比から単純に考えると、持分会社においては個人の名で訴えの提起はできないように思えます。
    2016/07/06(水) 06:46:50 | URL | ぴーちゃん #-[ 編集]
    Re: タイトルなし
    ぴーちゃん さん

     この解釈で問題解いたってことですか? ぴーちゃんさんめっちゃ凄いですね!


    > 602条は「当該請求をした社員は、当該訴えについつ持分会社を代表する」とあり、一方、847条は「当該請求をした株主は、株式会社のために、責任追及等の訴えを提起する」とあります。
    > この対比から単純に考えると、持分会社においては個人の名で訴えの提起はできないように思えます。
    2016/07/06(水) 13:20:19 | URL | 姫野寛之 #-[ 編集]
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