このブログは,多くの受験生の方が司法書士試験に合格するために開設しました。
    講師の問題冊子【平成29年度午後の部第12問~第27問】
    【お知らせ】

     夏のイベントと担当講座については,この記事をご覧ください。





     
     今回の記事は,かなり長文です。あらかじめご了承ください。


     おはようございます。

     昨晩は,ブログ更新せず,ごめんなさい。

     平成29年度司法書士試験の分析が,やっと一段落しました。

     過去問の習熟度が大きな影響を与えると思います。

     「過去問を笑う者は,過去問に泣く。

     詳しくは,また後日。






     先日から,夏のイベントについてお知らせさせていただいております。

     夏のイベントと担当講座

     このうち,「電話個別相談会」ですが,7/17(月・祝)8/5(土)8/18(金)8/25(金)のうち,7/17(月・祝)8/5(土)については,枠がなくなっております。

     8/18(金)8/25(金)については,まだまだ先のことになりますが,ご予約宜しくお願いします。

     実際にお話してご相談いただけると,見えてくるものがあると思います。






     予告どおり,講師の問題冊子【平成29年度午後の部第12問~第27問】をやりましょう。

     参考: 講師の問題冊子【平成28年度午後の部第28問~第35問】

     まずは,謝罪を。

     PDF化したのですが,容量の問題で,FC2のホームページにアップできませんでした。

     そのため,1問ずつ,画像を示した上で,簡単に解説します。

     ポイントは,次のとおりです。

    1 全て平成29年度司法書士試験の「現場」で解いたものです。
    2 メモ(鉛筆部分)は,全て平成29年度司法書士試験の「現場」で書きました。
    3 不動産登記法の択一式問題の出題数16問のうち9問を,設問2個の検討で解答しています。







     
    【平成29年度午後の部第12問】
    H29-pm12.jpg


     上に書いている【「   」の有効性】は,不動産登記法の択一式問題でよく出題される「登記原因」や「定め」(本問イの利息の定め等)は,鍵括弧に入っていることが多く,目立つので,解答し易いという話です。

     これを試験時間中にメモする当たりが,やばいでしょ?

     最初にイを検討して「誤り」と判断し,正解候補を3と4に絞り,エとオを比べ,オを検討しました。

     エは検討しませんよね? 「信託」って書いているし。

     これで,正解は,4となります。

     なお,ウの横に「判例 H26の」って書いていますが,これは後でする分析用のメモ。

     あれ? 平成26年にこんな判例ありましたっけ?

     …。

     勘違いや!





     
    【平成29年度午後の部第13問】
    H29-pm13.jpg


     平成29年度司法書士試験で,最も難易度が高いのが,この問題だと思います。

     以下,本問はまだ分析中なので,間違っているかもしれません。僕の,現場における思考過程です。

     まず,目をつけたのが,イです。

     包括受遺者の一人が遺贈を放棄したという登記原因証明情報を提供して,他の受遺者のための登記をするとありますが,受遺者が遺贈を放棄すると,基本的にその財産は相続財産となるのであり,他の受遺者のものにはなりません。

     そうすると,イにおいては,第2欄の登記原因証明情報は,第1欄の登記に際して提供できないということになります。

     したがって,イは,「誤り」で,これで正解候補を1と3に絞りました。

     1と3の違いは,アとオなんですが,アは何となく正しい気がする反面,オは,メモにあるように,休眠担保権の抹消の際に提供する「所在不明情報」は,登記原因証明情報ではありませんので(これが平成24年度の不動産登記法の記述式問題で出題されています。),オを「誤り」と判断し,正解を3としました。






    【平成29年度午後の部第14問】
    H29-pm14.jpg


     最初に目をつけたのは,ウです。

     少し問題文は長いですが,「合併」,「抵当権」,「消滅」というキーワードから,択一式問題でも記述式問題でも何度も出題されている「合併後の担保権消滅」を思い浮かべ,ウを「正しい」と判断しました。

     ウが含まれる1と5を削除し,ウを検討している際に目に入ったエを検討しました。

     後順位抵当権者は,抵当権の登記の抹消における登記権利者になれますが,登記義務者は,設定者ではなく,「先順位抵当権者」です。

     残った2,3及び4の中でエが含まれるのは,3だけですから,3が正解です。

     なお,前の問題もそうですが,ここに挙げていない設問は,一切検討していません

     分析している際に,「あっ,この知識出てたんや~」って感じです。






    【平成29年度午後の部第15問】
    H29-pm15.jpg


     設問を4個検討していることから明らかなように,解法失敗です。

     最初に検討する設問が,うまく正解に絡みませんでした。





     
    【平成29年度午後の部第16問】
    H29-pm16.jpg


     最初にウを検討して「誤り」と判断し,次にエを検討して「正しい」と判断し,最後にイを検討して「正しい」と判断しました。

     ウとエの横にある「同じ先例」は,そのままの意味です。






    【平成29年度午後の部第17問】
    H29-pm17.jpg


     結構細かい知識が出題されている問題です。

     最初にイを検討しました。

     最も文章が短いからです。前にも書きましたが,この「最短ルール」は,毎回使用するわけではありませんが,使用頻度は高いです。

     短く内容が簡単な代償か,イを「正しい」と判断しても,3と4が消えるだけ。

     次の,これまたイを検討している際に何となく見ていたウを検討しました。

     ウは過去問知識であり,「誤り」なので,正解は1です。 

     




    【平成29年度午後の部第18問】
    H29-pm18.jpg


     最初にエを検討しました。「最短ルール」です。

     「誰が登記受けんねん!(成年被後見人やろっ!)」と心の中でツッコミを入れて,「誤り」と判断。

     したがって,イは,「誤り」です。これで,正解候補が3と5になりました。

     ここで,後で思えばオを検討すれば簡単だったのに,イを検討しています。

     後は,「供しない」に謎のルビを付けて,民法の条文を思い出し,同意証明情報の提供を要すると判断しました。





     
    【平成29年度午後の部第19問】
    H29-pm19.jpg

     
     最初に最新先例を題材とするエから検討するという,あるまじき行為。

     でも…

     Hey,You!

     併有!

     「資格を併有」って目立つやん?

     …。

     だから,最初にエを検討し「正しい」と判断し,正解を2と3に絞り,次にアを検討し「誤り」と判断し,正解を3としました。





     
    【平成29年度午後の部第20問】
    H29-pm20.jpg


     冒頭の「多い?」というメモは,何か相続関係の問題が多いと思ったので,残しておきました。

     最初にオ,次にイで正解にたどり着きました。いずれも過去問知識です。




     
     
    【平成29年度午後の部第21問】
    H29-pm21.jpg


     最初に検討したのは,オです。

     何度も出題されている先例を題材としています。

     次の,ウを検討して,正解を導くことができました。

     ウって,通常は,「何番で登記されるか?」で「付記の付記の付記」と解答させるところを,「登記の目的」を問うことによって,「付記」を一つ減らすという部分を問うものであり,このうまい問い方を,僕は「角度」を表現しています。

     あと,エをチラ見した際に,何となく最近出題された?と思って,「最近?」というメモを残しましたが,最近どころか,出題されたのは,

     昭和58年度でした…(おい)。

     生まれてないわっ!
     生まれています。

     「古い過去問

     これも,平成29年度司法書士試験を考える上でのキーワードとなりますが,この話はまた後日。



     
     

    【平成29年度午後の部第22問】
    H29-pm22.jpg


     最初にイを検討し「誤り」と判断し,3と4を削除し,次にオを検討し「誤り」と判断し,1を正解としました。

     1を構成するアとウは,一切検討していません。

     と,調子に乗っていますが,エの「水道管を設置」という部分の下線と,その横の「?」,何だと思いますか?

     …

     こ,これ何なんでしょう?

     記憶にないんですが…。

     本試験には魔物がいます。

     マークミス記憶飛び勘違い






    【平成29年度午後の部第23問】
    H29-pm23.jpg


     単純正誤は,から検討です。

     4は,自分のテキスト(択一式対策講座【理論編】不動産登記法)には掲載があるものの,自身が持てず,全肢検討して,4が残ったので4を正解としました。

     4が残ったくせに,わざわざ4に丸を付けるところ,恥ずかしいわ~。

     


     

    【平成29年度午後の部第24問】 
    H29-pm24.jpg


     最初にオから検討し,結局設問3個検討していたので,解法失敗です。

     問題自体の作りに影響を受けるので,この失敗だけで解法を使用しないのは,もったいないです。

     




    【平成29年度午後の部第25問】
    H29-pm25.jpg


     珍しく,アから検討しました。

     「仮登記+破産」は解答しやすい知識ですから。

     アを「誤り」と判断し1と2を削除し,次に,エを「誤り」と判断し3と4を削除し,正解は5です。

     さっきも書きましたが,正解5を構成するウとオは,一切見ていません






    【平成29年度午後の部第26問】
    H29-pm26.jpg


     最初にオを検討し「正しい」と判断し正解候補を4と5に絞り,次にウを検討し「誤り」と判断し5を正解にしました。

     オの「合有」のメモのように,何というか,自分が正解に至った決定的な根拠をメモするのが,受験生時代からの癖です。

     午後の部は,時間がないのであまりメモはありませんが,午前の部のメモは,めちゃすごいで。




     
     
    【平成29年度午後の部第27問】
    H29-pm27.jpg


     出題されてしまいました。計算するタイプの登録免許税の問題です。

     講義では時々いうのですが,なぜ試験委員の先生は,登録免許税の問題で「地上権」を登場させるのでしょうか?

     そういう傾向が分かっているので,イの「地上権+仮登記」と,エの「地上権+信託登記」は,絶対避けます。

     でも,オで取り上げられている「差押え」よりは,「地上権」に慣れているので,ウは計算しました。
     (でも,オを検討した跡があります…。)
     
     解法をマスターするためには,「どの設問から解くのか?」とともに,「どの設問を解かないのか?」ということが,非常に重要です。






     以上です。

     この記事書くのに,2時間かかっているという…。  


     ちなみに,僕の午後の部の解答順序と解答時間は,次のとおりです。

     1 商業登記法の記述式問題 55分
     2 不動産登記法の記述式問題 1時間5分
     3 択一式問題 1時間




     「3 択一式問題 1時間」は,マークシートに記入する作業はしていませんが,以下の調査を行っていました。

     
    H29-pmchousa.jpg


     講師らしいでしょ?

     
     今回の記事が,どの設問から検討するのか等の解法の参考になれば幸いです。


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     では,また。

     
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    コメント
    この記事へのコメント
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    2017/07/07(金) 13:17:32 | | #[ 編集]
    管理人のみ閲覧できます
    このコメントは管理人のみ閲覧できます
    2017/07/07(金) 21:01:57 | | #[ 編集]
    この記事はすごすぎますね
    こんばんわ。

    解法ですが、先生のやり方とおおかた
    同じだったことにホッとする反面、
    軸となる基本知識が欠如していたり、あやふやだったりが、失点につながるという自分の欠点が分かりました。

    それにしてもここまであからさまにされるなんてすごいですね。

    めちゃめちゃ参考になりました。
    ありがとうございました。

    これからの1年は、確実な基本知識を増やすことに専念していこうと思います。
    2017/07/07(金) 23:02:53 | URL | 海外旅行ユーザー #-[ 編集]
    Re: タイトルなし
    nojiさん

     司法試験と異なり,法令上は禁止されておらず,理論的には合格できると思いますが,実際はどうか分かりません。ごめんなさい。
    2017/07/08(土) 10:00:15 | URL | 姫野寛之 #-[ 編集]
    Re: 他の科目も見たいです
    もりもりさん

     そうなんです,知識不足の問題よりも,不正確知識の方が問題なんですね。

     知識は,丁寧に入れて,丁寧に使う。めちゃ大切なことです。
    2017/07/08(土) 10:01:24 | URL | 姫野寛之 #-[ 編集]
    Re: この記事はすごすぎますね
    海外旅行ユーザーさん

     ありがとうございます。

     この記事では,本当に大切なことを伝えるために書いのたで,海外旅行ユーザーさんに伝わって良かったです。

     僕のやり方は,本当に基本的な知識を手堅く判断していく方法であり,誰でも使えます。
    2017/07/08(土) 10:03:33 | URL | 姫野寛之 #-[ 編集]
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